大竹「正しい情報が届いたほうが良いですよね」 斎藤氏圧勝の兵庫県知事選 SNSが大きく影響
お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30)
11月18日の放送では17日に投開票された兵庫県知事選に関する朝日新聞の記事を取り上げた。今回の選挙では、斎藤元彦前知事によるSNSを活用した選挙戦に注目が集まっていた。
大竹まこと「選挙期間中はメディアが黙るというのがある中で、SNSとか、そういうのはずっと発信し続けられるという利点もあるわけですよね。それで追い上げる形になったと聞いているわけですけど、森永さんはどうお考えですか?」
森永卓郎氏「私は、今回のことをすごく反省していて。私は大手メディアが報じる斉藤知事はおねだり王子でパワハラ王子で、元局長、幹部職員が命をかけて告発した。一方SNSで広がった内容が何かというと、元局長の役所で使っている公用パソコンに不倫の証拠も入っていて、必ずしも命をかけてパワハラを告発したわけではなかったのかもしれないという。元明石市長の泉房穂氏さんが言っていた通り選挙期間になるとメディアは黙らないといけないんです。コメントするときは全党について触れなければならないというわけのわからないルールとかもあるので。それでその間にSNSが圧倒的な力を持ってしまった。私は来年の都議会議員選挙怖いなと。同じようなことが都知事選で一回起きたわけですよ、石丸伸二現象というものが。それで今回斎藤現象が起きて、次の都議会議員選挙に石丸さんが新党を作って殴り込みをかけるっていう噂もあるわけです。だからそういう選挙でいいのかなっていう。私は古い人間なので例えば市議会議員の人が一件一件支援者のところを回って「あそこの橋壊れてるじゃねえかよ」って言われたら議会に持っていくというのが正しいような気がしていたんですが、それが変わってきている。これで良いのかわからないです」
大竹「ただ、大元の告発者を一生懸命特定しようとしているここはね、この事件に限りませんけど内部告発したものを、一生懸命調べて特定してパソコンまで押収してというこのくだりに私は違和感を感じますが」
森永氏「どちらも絶対的正義ではないんじゃないかと。ただいずれにしろこれから県議会及び県庁の中で斉藤知事は対立しますから、徐々に本当のことがわかってくると思います」
大竹「百条委員会もやってるということですしね。メディアとSNSで勢いが違うと。メディアは放送しなくなるということも」
森永氏「私は言っちゃってもいいのではないかと思いますけどね」
大竹「正しい情報が届いたほうが良いですよね」