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「社会」とつながり、学ぶ 足柄高で企業講話

タウンニュース

生徒たちとやりとりしながら発表する高部金属の担当者

県立足柄高校(南足柄市怒田、石川晋吾校長)で6月20日、市内に事業所のある企業を招いた「地域企業講話」が開かれた。

この日は、市役所商工観光課の協力の下、さがみ信用金庫、株式会社高部金属、伊豆箱根鉄道株式会社の3者が出席。それぞれ20分ほどという限られた時間の中で、地域との関わり、魅力や課題などについて説明した。

講話は、1学年の総合的な探求の時間の一環で企画されたもの。実際に事業活動を行う企業の話を聞くことで、個々の探求テーマを発見してほしいという狙いがある。

南足柄市で金属加工等を行う高部金属の担当者は、生徒らにアルミ缶の再生地金を見せ「どの位の缶からできたものだと思うか」など、クイズ形式でリサイクル事業を紹介。限りある資源を循環させるだけでなく、循環の中で学校や地域等と関わることで、その意識を町全体に広げていく環境行動の必要性を述べた。

また、伊豆箱根鉄道には「僕も会社に入りたい」というメッセージが寄せられ、担当者が「皆さんの先輩もいる。ぜひ頑張ってください」と応じる場面もあった。

石川校長は「学校では教科を通じての話となるが、今日は社会を通じての話。別の角度からの話を聞くことができて、とても参考になったと思う。地域を学ぶというテーマの中で何か興味を持ち、各自が今後、深堀りしていくきっかけになれば」と期待していた。

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