津市一志町出身の吉田沙保里さんが三重県5エリアの旬の食材を食レポ!三重県の思い出と魅力を語る
都内の三重県アンテナショップ「三重テラス」でこのほど開催されたイベント「大人のみえたび 魅力発信」に、津市一志町(現 津市。平成18年に合併)出身の“霊長類最強女子”ことレスリングの吉田沙保里さんが登壇。三重県の旬の食材を食レポするとともに、三重県の魅力と思い出を語ってくれました。
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三重県といえば伊勢神宮、熊野古道、そして吉田沙保里
三重県には、伊勢神宮をはじめとした多くの由緒正しい神社仏閣や、昨年、世界遺産登録20周年を迎えた熊野古道など数多くの観光スポットが存在しています。イベントのはじめに、三重県 観光部 観光誘客推進課課長牧田拓巳氏が登壇し、挨拶とともに、三重県の魅力を紹介しました。
三重県の魅力のスポット、そして名物の食材を語った牧田課長。
「三重県といえば。吉田沙保里さんが有名ですが、その他にも初詣でにぎわった伊勢神宮、春にF1が開催される鈴鹿サーキット、昨年、世界遺産登録20周年を迎えた熊野古道 伊勢路、それから伊賀流忍者、素潜りで有名な海女さんなどがございます。伊勢神宮は2033年に20年に一度、社殿を建て替える神宮式年遷宮のため、今年から諸行事が執り行われます。また三重県といえば、伊勢海老や牡蠣、アワビ、ハマグリ、松阪牛、伊賀牛などの食材も豊富です」
三重県5エリアの旬の食材を“霊長類最強女子”が食べつくす
続いて、レスリング女子元日本代表の“霊長類最強女子”こと、三重県津市出身の吉田さんが登壇。女子旅コーデの装いとして、青と緑の鮮やかな衣装で登場し、会場は一気に和やかなムードとなりました。
爽やかな女子旅コーデで登壇した、三重県津市出身の吉田さん。
着席後、テーブルには本日食する三重県の各地域の旬な食材が盛られた豪華なプレートが、「三重テラスレストラン」の料理長によって吉田さんの前に。吉田さんから思わず「すごいですね」と感嘆の声がこぼれました。
女性の願いを一つ叶えてくれる“石神さん”でお願いするのは?
最初に口にしたのは、伊勢志摩エリアから「伊勢えびの塩締め」。伊勢湾と黒潮の栄養豊富な海に育てられた伊勢えびは歯ごたえがあります。吉田さんは「本当に言う通りぷりっぷりですね。噛めば甘みが出て、歯ごたえが……、本当に美味しい。一番目から美味しい、ヤバイ」と笑顔が絶えません。
このエリアは、もちろん県内外から多くの参拝客が訪れる伊勢神宮が有名ですが、海女さんが現在も海女漁を営んでおり、そんな海女さんが古くから信仰している“石神さん”こと新明神社も人気。「女性の願いなら一つは叶えてくれる女神さま」ということで、吉田さんは願いを聞かれると、「いやあ、素敵な人が現れますように、ってことしかないかな」と戸惑いながら答え、会場を沸かせました。
その後は、中南勢エリアから「伊勢うなぎの白焼き」と「天むす」。「天むす」は津市大門にある「千寿」が昭和30年頃に天ぷら定食店をしていて、先代が昼食のおにぎりにエビの天ぷらを切って入れたのが誕生のきっかけだそうですが、さすがに中南勢の津市出身の吉田さんだけに、「母に聞いたことはありましたね」とご存知でした。
北勢には思い出の「ナガシマスパーランド」、伊賀といえば伊賀忍者には勝てる?
続いて北勢エリアから「桑名のはまぐり 三重の地酒蒸し」。吉田さんははまぐりの専門店ではまぐりづくしを食べたことがあり、「思い出して、また行きたくなります。食べた後に口に残るふわっとした香りがたまらなくいい」。また、このエリアにある「ナガシマスパーランド」は、小さい時に毎年、夏のプールが楽しみだったそうです。「毎年、レスリングのメンバーで行ってました。それで日焼けをして、次の日の練習では『いたた』って、めっちゃ覚えてます」。
さらに伊賀エリアからは「伊賀牛のロースト 青さのり佃煮添え」。伊賀忍者は、戦時食として伊賀牛の干し肉を食して体力作りをしていたと伝えられています。吉田さんにとっても体力の源となっていたのは「もうお肉です」。
そこでMCから、忍者と戦った場合、勝率はどれくらいになりそうかと質問されると、「現役中なら全勝ですね。スピードは結構自信あったけど、忍者よりはちょっと劣るかも。スピードと技で、技も忍者はありそうだし、結構手こずりそう」と真面目に分析。このときはアスリートの表情になっていました。
20年変わらない日課は?いまもストイックな日常を送る
最後は、東紀州から「熊野地鶏の手羽焼き」です。熊野といえば熊野古道、二大聖地を結ぶ祈りの道「熊野古道伊勢路」は、古く「伊勢に七度、熊野に三度」という言葉あり、多くの人が訪れたいと憧れの地。熊野古道は昨年世界遺産登録20年を迎えましたが、吉田さんには20年変わらない日課を尋ねると……。
「競技的に計量があるので、毎日体重計に乗り続け、今も乗っています。もう試合には出ないので体重は関係ないけど、自分の体重は毎日測る。これぐらいの体重にしておきたいというのがあります。食べ過ぎた次の日はちょっと抑えるとか」と、現在もストイックぶりは変わりないようです。
高校時代まで三重県で暮らしていた吉田さん。当時の思い出は「一志町って田舎の方で、団地にいまして、よく行ったのが児童館とか公園とか。毎日レスリングがあったので、遊ぶ時間はあまりなく、一人で行って、そこにいる仲間と遊んでいましたね。あとは、南部とか松坂とか四日市とか、鳥羽水族館も行きました。父がいろんなところに連れて行ってくれました」と振り返ります。
魅力あふれるスポットに、美味しい旬の食材。また、三重県は“美食の県”とも呼ばれ、「三重テラス」には伊勢海老や伊賀牛など全国的にも有名な特産品が豊富に揃っています。
三重県出身の吉田さんも知らなかった美味しい食材と出会った今回の「大人のみえたび」。食材で巡る旅も、新しい旅として楽しんでみてはいかがでしょうか。