Yahoo! JAPAN

バカにされた腹いせに『タイタニック』のネタバレかました米俳優、仕事をクビになったエピソードを披露

THE

映画の内容をネタバレしたことで、ブーイングを受ける、人間関係が気まずくなってしまった経験を持つ人は意外と多いかもしれない。俳優のビル・ヘイダーは、『タイタニック』のネタバレをしたばかりに、働いていた映画館をクビになってしまったのだそうだ。

のトーク番組「」の第6回は「解雇されること」がテーマ。出演者がトークを繰り広げ、ゲストの1人であるヘイダーは苦い過去を振り返っている。

「映画館で働いていたことがあるんです。『タイタニック』はまだ公開されていなかったんだけど、女子学生の社交クラブが劇場を貸切っていて、彼女たちが出入口にいたので、『ねえ、皆さん。移動してくれませんか?』と声をかけたんです。彼女たちは僕のことをバカにして、チャールズ・マンソンみたいだって言うんですよ、実際そうだったんですけどね、小さいボウタイとカマーバンドを着けていたので。それで『ねえ、お願いだから移動して』って言ったのに、彼女たちは『いやだ』って言うんですよ。」

by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9352273813

by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9352273813

勤務先で顧客にいじられるのは万国共通のあるあるかもしれないが、ウンザリしたヘイダーは、とんでもない逆襲に出た。

「だから僕がチケットをもぎって、彼女たちが劇場内に入っていくときに、言ったんです。『映画楽しんでね。船は最後に沈むよ。レオ(ナルド・ディカプリオ)が死ぬからね』って。彼女たちは『いや、死なないから』って言ったけど、僕は『ああ、君たちは、彼が寝ていると思うだろうね。でも彼は凍死してるから』って言ってやりました。それで、映画もその通りだったわけです。」

自分をからかってきた女性客に仕返してネタバレ攻撃をお見舞いしたヘイダーもしてやったりな気分に浸ったかもしれないが、それもつかの間のことだった。「マネージャーが笑顔で下りてきて、『おい、ビル。君をクビにしなくてはいけないな』って言われましたね。やってくれたなと。僕の目を見てくれませんでしたけど」。

コメディアンとしてバラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」のキャストを長年務め、俳優としても映画『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(2007)やTVシリーズ「バリー」などできわどいユーモアを得意とするヘイダー。『タイタニック』のネタバレもヘイダーなりのジョークだったのかもしれないが、さすがに肝心の結末に触れてしまうのは、度が過ぎていたかもしれない。

オーストラリア・シドニーでは、2022年の大ヒット映画『トップガン・マーヴェリック』のネタバレをめぐって、同僚に銃を向けた警官が訴えられ、100時間の社会奉仕活動課せられるというが起きていた。相手の鑑賞体験を損なう以上に、身から出た錆となってしまいかねないネタバレには、十分注意が必要だ。

Source:

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 【館蔵の名品による 彫刻と金工展】高村光雲の木彫『ちゃほ』などの名品を一堂に|新潟市中央区

    日刊にいがたWEBタウン情報
  2. 個人情報の抜き取りが目的か BOOTHをかたる偽メッセージに注意

    おたくま経済新聞
  3. 地域密着クラブ松本山雅FCが挑む“非日常空間”の創出|クラブの歴史とこれからの歩みをインタビュー

    Sports for Social
  4. 【加茂署と高校生が連携】若者に性暴力被害防止を呼びかけ、加茂駅前で啓発活動

    にいがた経済新聞
  5. アンジュルム 上國料萌衣、FURFURとのコラボ第3弾 発売決定!

    Pop’n’Roll
  6. ユナイテッドアローズの通期決算は4期連続で最終黒字

    セブツー
  7. 目黒線、東横線、田園都市線の車両デザインをリニューアル!導入約20年が経過した車両を対象に 東急電鉄

    鉄道チャンネル
  8. 夜中に『真っ暗なリビングから音』がしたので電気をつけたら、猫が……バレたときの"反応"が79万表示「いい表情」「え!?何!?って顔」

    ねこちゃんホンポ
  9. GACKTが語るメディア不信と対抗の覚悟 “抑止力”という言い分にNO

    おたくま経済新聞
  10. 【特集】江戸時代の〝メディア王〟蔦屋重三郎の仕事─消費者の視点で、人々が楽しむもの、面白いものを追い求めた男

    コモレバWEB