Yahoo! JAPAN

上質なラム肉と3カ月熟成させたタレが味の決め手。ジンギスカンの人気店その訳は【札幌市山鼻地区】

Domingo

札幌の山鼻地区・行啓通に位置するジンギスカン専門店「みつ葉」は、2021年のオープン以来、地域住民たちから支持されている穴場のお店。ジンギスカンというシンプルな料理だからこそ、秘伝のタレのうまさが光る1軒。はたしてどんなこだわりをもっているのか、お話をうかがいました。

【画像】新しい“ラム”の楽しみ方「ラムギョプサル」

地下鉄直結の好立地! ふらりと気軽に立ち寄れる

明治から大正にかけて天皇陛下が行啓(皇族の外出の敬称)したことでその名がついた「行啓通」。由緒正しいその道すがらで、ひっそりと営業しているのが「みつ葉」です。コロナ禍真っただ中にオープンしたこともあり、強力な排煙フードや徹底した掃除に力を入れた綺麗な店内。店主の目利きによる確かな質のラム肉が支持され、今では女性の“お一人様”の利用も多いそう。

匂いをあっという間に吸い込む大口径の排煙フード

上質なラム肉をたっぷりと。リーズナブルに楽しめる

脂と赤身のバランスが絶妙な「ラム肩ロース」1200円

肉はオーストラリアやニュージランド産の新鮮なものをブロックで仕入れています。食べごたえにこだわり、1枚1枚厚切りにカット。1人前で120gというボリュームです。

まずは定番の「生ラム」950円。野菜付きセットは1350円

その肉の魅力を最大限に引き出すのはタレ!しょうゆをベースに辛みスパイスなどをブレンドし、3カ月間熟成させ味に丸みをもたせたオリジナルを使用しています。味付けジンギスカンもあり、こちらはしょうゆやショウガ、果実を混ぜ合わせた特製のタレに最低2日は漬け込んだもの。肉の芯まで味が染み込み、しっとり柔らかな食感で高齢者には特に人気のメニューです。

「味付ジンギスカン」1100円。味付けの肩ロースは1200円

新しい“ラム”の楽しみ方!人気筆頭「ラムギョプサル」

女性客も多いという「みつ葉」ですが、特に女性人気が高いというのがオリジナルメニュー「ラムギョプサル」。その名から想像できる通り、韓国料理名物「サムギョプサル」をラム肉用にアレンジしたものです。漬けダレの「ジャン」は、ラム肉との相性を考えた自家製。肉は通常の一人前の量で、キムチやサンチュもついてこの値段…。人気なのもうなずけます。

「手作りがあたりまえ」そんな店主の経歴は意外な…?

店主の北浩行(きた ひろゆき)さん

徹底的な仕込みや、一つひとつのタレを手作り。そのこだわりを「あたりまえ」という店主の北さん。長年飲食業界に携わっており、かつてはバーテンダーをしていたそう。「当然ですが、カクテルは手作りしていました。その感覚でタレを作っています(笑)」と話してくれました。

この看板が店前に出ていたら…?

北さんはその後、すすきのでワインと焼鳥のマリアージュを提案する店「Bird」を経営。今でこそワインと焼き鳥の組み合わせは定番かもしれませんが、当時はその珍しさから多くのファンを獲得。現在も当時の常連が足しげく「みつ葉」を訪れるそう。まれに店の前に「串焼きとナチュールワイン」の看板を出し、当時を彷彿させる特別営業をすることもあるのだとか。

やっぱりジンギスカンにはビール!“神泡”達人店

認定書も飾られている

ビールは「ザ・プレミアム・モルツ 香るエール」を提供。こちらはサントリーが定める基準をクリアし、“最高の状態”でビールが提供されていると認められた「“神泡”達人店」。クリーミーな泡と華やぐ香りは、ジンギスカンとの相性が抜群です。

店内に掲示された、北さんの神泡PRポスター

このほか、希少なラムタンや肉厚なラムチョップ、丁寧に下処理をしたホルモン(塩・味噌)、蘭越町産ななつぼしを使用したおにぎりなど、どれも一度は試したくなるものばかり!札幌市中心部からやや離れてはいますが、札幌市電「行啓通」停留場から徒歩3分程度とアクセスしやすい立地にあります。たまには少し足を伸ばし、穴場の味を味わってみるのはいかがでしょうか。

ジンギスカン みつ葉
■所在地:札幌市中央区南14条西8丁目3-7
■営業時間:17:00~22:00(L.O.21:30)
■休業日:月曜休(祝日の場合営業、翌火曜休)

【ライタープロフィール】
山下 恭平(雑誌・書籍編集者&ライター)
ラジオ局で番組制作の仕事をしながら、ミニコミ誌の制作や雑誌のライター業を始める。その後、編集者として出版社に入り、タウン情報誌をメインにさまざまな記事を手掛けてきた。好きなことは料理、山登り、川釣り、札幌の石碑。札幌市南区在住で、南区をこよなく愛している。

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 暑さでだらけている編集部メンバーに「背筋が凍る怪談話」を浴びせてみた / 怪談系YouTuber「ナナフシギ」の怖い話をどうぞ

    ロケットニュース24
  2. 参加費1,000円で食べまくり!9/10午前10時から「地域の魅力再発見!ミュージアム巡り&商店街多国籍グルメツアー」っていう超お得なイベントの参加者募集が始まるみたい

    いいね!立川
  3. プリンと思えない! デイリーヤマザキ「俺が食べたいミルクプリン」がクリーミーすぎてキタキツネも頭からダイブするレベル

    ロケットニュース24
  4. 踊ってばかりの国のワンマンライヴに行ってきた

    タイムアウト東京
  5. 8/30 韓国開催「SUPER INFLUENCER AWARDS」にパク・ソジュン代表、YM STAR E&M チョ・ユンミ代表、総勢50名の日本人モデルが集結!

    WWSチャンネル
  6. 185系C1編成で「東海道線を駆け抜けた往年の列車」11月運転へ 特急「踊り子」「湘南ライナー」イメージ

    鉄道チャンネル
  7. 【OASIS~90秒の旅の記憶~】『SUPÜP(サップップ)』糸島市・二丈の海で、サンセットサップ!(福岡・糸島市)

    福岡・九州ジモタイムズWish
  8. 「万博開幕6か月前イベント」開催へ 倖田來未さん、BALLISTIK BOYZがライブ

    OSAKA STYLE
  9. 京都発「雲ノ茶カフェ」が「アローツリー」とコラボ!HEP FIVEに再登場

    PrettyOnline
  10. 1ヶ月で15万個販売!?コメダ珈琲店「人気東京土産」コラボで名古屋の"新定番土産"が生まれたかも…

    ウレぴあ総研