使い勝手抜群。春巻きの皮をそのまま活用するアイデアレシピ3選
新たな発見!春巻きの皮はそのまま食べられる
一般的な春巻きの皮は小麦粉や水などを混ぜて薄焼きにして作られているため、そのままで食べられるのが特徴です。加熱なしですぐに使えて春巻きを作るとき以外でも役立ちますよ。
ただし、商品によっては「揚げ春巻き専用」と記載されていて、生食できないものもあります。そのまま食べる場合は、必ず「生食可」と書かれているものを選びましょう。
1. 北京ダック風レシピ
調理時間:30分
鶏もも肉と春巻きの皮を用意すれば、手軽に北京ダック風を楽しめます。パリパリの皮目が香ばしい鶏もも肉と、みずみずしいきゅうりと長ねぎの組み合わせが絶妙です。甜面醤で作るたれの甘さがヤミツキになりますよ。
春巻きの皮は1枚だと薄いため、生地の存在感をしっかり感じたい場合は2枚重ねて使うのがおすすめ。鶏もも肉を焼く際はポイントを押さえて作ってみてください。
材料(2人分)
春巻きの皮:4~6枚
鶏もも肉:1枚
きゅうり:1本
長ねぎ:1/2本
下味
しょうゆ:小さじ1杯
酒:大さじ1杯
たれ
甜麺醤:小さじ2杯
はちみつ:小さじ2杯
しょうゆ:小さじ1杯
ごま油:適量
作り方
鶏もも肉に酒としょうゆを浸す
鶏もも肉に酒としょうゆをふりかけ、10分ほど置きます。10分経ったら汁気をさっと拭き取ります。
長ねぎときゅうりを切る
きゅうりを長さ5~6cmの千切りにします。長ねぎは長さ5~6cmに切り、縦に切り込みを入れて中心の黄色い芯を取り除き、千切りにして5分ほど水にさらします。
たれの材料を混ぜる
たれの材料をよく混ぜておきます。
鶏もも肉をじっくり焼く
冷たいフライパンにごま油をなじませ、鶏もも肉の皮目を下にして入れます。弱火で10分ほど、皮全体がこんがり色づいてパリパリになるまでじっくり焼きます。
返してさらに7~8分焼きます。途中で焦げそうになったら火を弱めます。焼き終わったら箸を刺してみて、透明な肉汁が出てくるのを確認します。肉汁が濁っていたり赤色が混じったりする場合はさらに加熱してください。
細めに切る
鶏もも肉の粗熱が取れたら1cmほどの幅に切ります。
春巻きの皮を切る
春巻きの皮を4等分に切ります。生地の食感を楽しみたい場合は2枚重ねて切ってください。よりもっちり食感を楽しみたい場合は、水でさっと濡らしてから電子レンジ500Wで20秒加熱します。
盛り付ける
春巻きの皮に鶏もも肉ときゅうり、長ねぎをのせ、たれをかけて包んで完成です。
北京ダック風を作るコツ・ポイント
鶏もも肉は皮目をじっくり弱火で焼いてパリパリ食感に仕上げる
生地の食感を楽しみたい場合は春巻きの皮を2枚重ねて使う
よりもちもち食感を楽しみたい場合は電子レンジでさっと加熱する
2. ラップサンド風レシピ
調理時間:10分
野菜をたっぷり食べたいときはラップサンドがぴったりです。ツナ缶があれば火を使わずすぐに作れます。シャキシャキのサニーレタスと紫キャベツ、彩りの良いにんじん、濃厚な味わいのアボカドの組み合わせは、食感も見た目もバランスが抜群ですよ。
ツナ缶の代わりにサラダチキンやハム、ベーコンなどを使うのもおすすめ。卵サラダやチリビーンズを入れてもおいしいですよ。ぜひお好みの具材で作ってみてください。
材料(3~4本分)
春巻きの皮:3~4枚
ツナ缶(オイル漬け):1缶(70g)
アボカド:1/2~1個
サニーレタス:4枚
にんじん:1/4本
紫キャベツ:40g
マヨネーズ:大さじ2杯
レモン果汁:小さじ1/2杯
塩:ひとつまみ
粗挽き黒こしょう:適量
作り方
ツナ缶と調味料を混ぜる
ツナ缶のオイルをさっと切り、マヨネーズと粗挽き黒こしょうを混ぜます。味見をして塩気が足りなければ塩を適量加えます
野菜を切る
サニーレタスは洗って水を切り、にんじんと紫キャベツは千切りにします。アボカドは皮を剥いて種を取って食べやすい幅に切り、レモン果汁をふって塩をかるくまぶします。
春巻きの皮にトッピングをのせる
春巻きの皮を広げてサニーレタスをのせ、にんじんと紫キャベツ、アボカド、ツナマヨをのせます。
サニーレタスと春巻きの皮で巻く
サニーレタスでトッピングを包みます。春巻きの皮で巻く前にサニーレタスで包んでおくと包みやすくなります。
春巻きの皮を手前からひと巻きし、左右を折ってから最後まで巻いて完成です。巻き終わりは水でかるく濡らすとしっかりくっつきます。
ラップサンド風を作るコツ・ポイント
春巻きの皮が乾燥している場合は水でさっと濡らす
サニーレタスで具材を包んでから春巻きの皮で巻く
巻き終わりを水でかるく濡らして閉じる
3. クレープ風レシピ
調理時間:20分
カスタードクリームを冷ます時間は含みません
甘いものが食べたくなったときに便利な簡単クレープ風レシピです。春巻きの皮で水分の多いカスタードクリームを包むと、もっちり伸びるような食感が味わえますよ。カスタードクリームは電子レンジで手軽に作れます。
トッピングはお好みでアレンジ可能です。生クリームやアイスクリーム、ジャム、あんこなどお好みのトッピングで作ってみましょう。バナナの代わりにいちごや桃など、季節のフルーツ使うのもおすすめです。
材料(4個分)
春巻きの皮:4枚
バナナ:2本
カスタードクリーム
牛乳:200cc
卵:1個
砂糖:大さじ4杯
薄力粉:大さじ2杯
バター(無塩):10g
お好みのトッピング(チョコレート、チョコレートソース):適量
作り方
カスタードクリームを作る
卵と砂糖を泡だて器で混ぜ、薄力粉をふるい入れてさらに混ぜます。ダマがなくなったら、牛乳を加えて均一な状態になるまで混ぜます。
ラップをかけて電子レンジ600Wで2分加熱し、一旦取り出して泡だて器で混ぜます。
さらに電子レンジ600Wで1分加熱して混ぜ、最後にもう一度電子レンジ600Wで1分加熱して混ぜます。計3回に分けて加熱するのがポイントです。
バター(無塩)を加えてなめらかになるまで混ぜたら、表面にラップをぴったりくっつけ、保冷剤をのせて冷やします。温かいクレープを作る場合は冷やさず使ってください。
トッピングを切る
バナナを長さ半分に切り、トッピング用に8枚の輪切りを用意します。チョコレートとアーモンドは細かく刻みます。
春巻きの皮にトッピングをのせる
春巻きの皮を広げ、中心に冷えたカスタードクリーム、長さ半分のバナナ、チョコレートソースをのせます。春巻きの皮が乾燥している場合は、水にさっとくぐらせて湿らせます。
折りたたむ
春巻きの皮を上下左右からを折りたたみ、とじ目を下に返します。カスタードクリームを少量のせ、輪切りバナナ、チョコレート、アーモンド、チョコレートソースをトッピングして完成です。
クレープ風を作るコツ・ポイント
春巻きの皮が乾燥している場合は水でさっと濡らす
春巻きの皮を上下左右から折りたたんで包む
よくある質問
使い切れなかった春巻きの皮は保存できますか?
商品記載の消費期限内であれば、開封後も冷蔵で2~3日、冷凍で2~3週間保存できます。冷凍する場合は、乾燥しないようにラップでぴったり包んでからフリーザーバッグに入れてください。冷蔵庫か常温で自然解凍し、1枚ずつはがして使います。解凍後は2~3日を目安になるべく早く使い切りましょう。
上手にはがす方法を教えてください。
袋のまま室温に15分ほど置いてやわらかく戻し、3~4枚ずつに分けてから、1枚ずつゆっくりはがしましょう。一方から引っ張ってはがれにくい場合は、四方からゆっくり引っ張ってはがしてください。
春巻きの皮が乾燥してしまいました。どうしたらいいですか?
水でさっと濡らす、霧吹きで全体を濡らす、濡らして絞ったクッキングペーパーをかぶせる、などしてやわらかく戻しましょう。1枚ずつはがして室温で放置するとすぐに乾燥するため、使う直前まで袋に入れておくか、ラップで包んでおくのがおすすめです。
そのまま食べられる春巻きの皮を活用しましょう
そのまま食べられる春巻きの皮は、普段の食卓やおやつに活用できる食材です。春巻きの皮が余ったときはもちろん、クレープやトルティーヤを焼く手間を省きたいときにも便利ですよ。
豪華な食卓を演出したい日は北京ダック風、野菜をたっぷり食べたい気分ならラップサンド風、おやつを手軽に作りたいときはクレープ風、とシーンに合わせて春巻きの皮を活用しましょう。
※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。
ライター:Uli(webライター)