思わず“おおーっ!”と声が出る!? 住宅街にある「ボリューミーなザンギ定食」【北広島】
みなさん『ザンギ』をご存じでしょうか。北広島市には、わざわざ足を運んでも食べたい『ザンギ』の有名店があります。
定食が提供された瞬間に「おおーっ!」と嬉しい歓声があがる『ザンギ』とは、一体どういうものなのでしょうか……!?
住宅街にひっそりとたたずむ「ごちそうさん食堂」
北海道の名物料理『ザンギ』。鶏肉や魚介類などの食材に下味をつけたうえで、衣をつけて揚げた料理のことを『ザンギ』と呼びます。一般的な唐揚げとの違いは、『味の濃さ』。鶏肉が一般的で、揚げる前にタレに漬け込んで作られることが多いようです。
北広島市の住宅街にひっそりとたたずむ創業約10年の『ごちそうさん食堂』は、当初は『ザンギ』の他にもパスタなど数種類の定食を提供されていましたが、やはり『ザンギ』が人気で今の『ザンギ屋さん』のスタイルになったのだそう。
オーナーの中さんが家庭で『ザンギ』を作ると、二人の息子さんがたくさん食べたという、まさに中さんの家庭の味をお店で提供しているのだそうです。
ボリューム満点!「北広島ザンギ定食」とは
『北広島ザンギ定食』(ライス大 1,230円/ライス中 1,200円/ライス小 1,170円)は、まず量のインパクトに圧倒されます。
鶏のもも肉は、醤油と生姜にんにくのタレにおよそ二晩漬け込んでいるのだそう。中まで味がしっかり染みこんでいて、味と香りが口の中いっぱいに広がります。
麩と大根、揚げ、ネギ、わかめのお味噌汁、小皿にはひじきとこんにゃくの煮物、付け合わせにコーンが乗ったたっぷりの野菜とスパゲッティに食欲がそそられます。甘みと粘りのバランスが良いふっくら炊き上がった北海道産ななつぼしとの相性も抜群です。
食べてもなかなか減らないすごい量ですが、この量にいたった理由は、すごく食べることが大好きで、自分が食べたい量を出していたらだんだん量が多くなっていったのだそう。「自分が行きたいお店を目指した結果、現在の量になった」とのことです。
もう一つの人気メニュー「名古屋唐揚げ定食」
『名古屋唐揚げ定食』も『北広島ザンギ定食』に並ぶ人気メニューです。
「どうして名古屋なの?」というと、中さんご夫妻が名古屋旅行をした際に食べた、おいしい手羽先のタレが原点となっています。
以前、名古屋の業者から取り寄せていたタレが廃盤となってしまったのだそう。そこで、中さんが試行錯誤をして、子どもも食べられるように醤油をベースに甘辛く仕上げ、白胡椒とブラックペッパーを加えた自慢のソースが完成しました。この特別なソースがたっぷりかかった『名古屋唐揚げ』も箸が止まりません。
『北広島ザンギ』と『名古屋唐揚げ』の両方を食べたい!という方には、コンビで提供される『B定食』がおすすめです。
※いずれもライス大 1,230円/ライス中 1,200円/ライス小 1,170円
その他にもたっぷりメニューが勢ぞろい!
B定食『若鶏と野菜の黒酢定食』は火曜、水曜日限定で、素揚げした唐揚げと日替わりの野菜に黒酢タレを絡めています。
その他にも金曜・土曜日限定のA定食『旨辛ザンギ定食』や、火曜、水曜日の限定の日替わりのA定食『チキン南蛮定食』など、ボリューム満点のメニューが勢ぞろい!
さらに、期間限定で『エビフライ』5本と『北広島ザンギ』10個ほどが付いた定食もありました。
※いずれもライス大 1,230円/ライス中 1,200円/ライス小 1,170円
食べきれなくても安心な「持ち帰り用容器」
完食ができなかった人のために、持ち帰り用容器が20円で用意されているのも嬉しいポイント。筆者はいつも半分ほど食べて、もう半分を持ち帰ります。お店で食べておいしい、家で食べて二度おいしい『ザンギ』に感激です。
中さんのこだわりは、「小鉢、主食ともにおいしくないものは出したくない。すべて手作りで自分がおいしいと思うものを提供している」のだそうです。だからこそ、真心がこもったその味わいにみんな思わず顔がほころぶのでしょう。
「ごちそうさん食堂」の詳細
住所:北海道北広島市稲穂町西1-5-8
電話番号:011-373-8766
営業時間:11:00~14:30(L.O.14:00)
定休日:月・木・日・祝日
北海道Likersライターのひとこと
『北広島ザンギ定食』や『名古屋唐揚げ定食』をはじめ、全種類食べたくなる定食です。
お持ち帰り用の『北広島ザンギ』と『名古屋唐揚げ』(各1,000円)もおすすめです。
いまや道外や海外からもたくさんの人が訪れ、北海道名物『ザンギ』ファンが続々増えているようです。そんな名物『てんこ盛りザンギ』を一度味わいに出掛けてみてはいかがでしょうか。
文/丸井 緑子
【画像】北海道Likers
※この記事は取材時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。