平塚保険福祉事務所管内 新型コロナ５週連続増 手洗い、マスクなど予防を〈大磯町・二宮町・中井町〉
平塚保健福祉事務所管内（平塚市、大磯・二宮町）11カ所の定点医療機関で報告された新型コロナの感染者数が、２月４日までの１週間で１９３人に上った。定点当たりの患者報告数は「17・55」となり、前週の「16・82」から増加。今年に入ってから５週連続で増えている。
県は新型コロナについて、県内約３８０カ所の定点医療機関から毎週患者数の報告を受けている。週の報告数を報告医療機関数で割った値を定点当たり報告数と呼び、感染症の流行状況を評価するときに用いる。
感染症に詳しい平塚市医師会副会長で中村小児科医院の中村千里院長は「症状が軽くなり、子どもに関しては従来の風邪とほとんど変わらない。成人の感染者も軽症化がみられるが、高齢者にとっては辛い感染症に変わりない」と話す。「うがい手洗いに努め、室内の換気を行い、湿度を保つことが大切。マスクの着用も一定の効果が期待できる」と話していた。
