【木更津市】自分に向き合う癒やしの時間 点描画サークル「てんてん」
黒い紙に色とりどりの点で絵を描く点描画を ご存じですか?
今回、木更津市東清公民館に 誕生した点描画サークル「てんてん」で、活動の 様子や点描画の魅力を取材しました。
体験教室が好評のためサークルに
点描画とは、点で描かれた絵そのものや画法を指します。
「てんてん」で描くのは、点描曼荼羅(まんだら)という万華鏡の世界を写し取ったような幾何学模様。
さぞや難しいものかと思いきや、絵心のない人でも気軽に描けるのだとか。
今年7月に東清公民館で点描画体験教室を開催したところ、予想以上の参加申し込みがあったことから「てんてん」が誕生。
10月から毎月第2火曜日に活動を開始。
メンバーの皆さんは「多くの人に点描画を描く楽しさを知ってもらいたい」と意気込みを語ります。
誰でも描け、集中することで癒やし効果
「てんてん」の記念すべき活動第1回に取材に行きました。
この日は会員8人のうち7人が参加し、点描画歴15年の金田笑子(しょうこ)さんを講師に作画が始まりました。
黒い画用紙に、鉛筆で放射状の線と円の下描きを描き、手本画や金田さんが示す手順に従って、中心から点を打っていきます。
使う画材は色付きの水性ボールペンなど、簡単に手に入るものばかり。
出来上がりは美しいのですが、手順通りに点を打てば、想像よりも簡単に描けるとのこと。
皆さん30分ほどで基本形が完成。
あとは思い思いにアレンジを加えていきます。
他の人の色使いやデザインも参考に、和気あいあいと交流を深めていました。
同じ手本を基にしても、完成した点描画には個性が出て、まるで違う仕上がりに。
金田さんは「点描画の完成形に間違いはありません」と語り、点描画の魅力を「集中する時間を取れるところですね。
集中して点を打つことで、心の整理整頓や、情緒の安定といった癒やし効果があるといわれています」と話します。
ちなみに「てんてん」という名前は、この日に作業をしながら誰かが思い付き、全員が賛同して決定しました。
すてきなサークル名の誕生も、点描画の効果かもしれません。
※サークルの人数は取材時の人数です
点描画サークル「てんてん」
活動日/毎月第2火曜日
午後2時~午後4時
会費/月1,000円+運営費として年1,000円
申し込み
電話番号/0438-98-2919
東清公民館