尼崎市にある県内唯一の『スーパー玉出』が閉店するみたい。大阪市内の店舗に集中して経営改善へ
兵庫県内で唯一営業していた『スーパー玉出 尼崎店』が、6月20日(木)をもって閉店するそうです。中核エリアである大阪市西成区とその周辺に力を入れるため、店舗戦略を踏まえた総合的な判断だそうです。尼崎市昭和通7-243
同じ建物の「イトウゴフク」も同日閉店
「スーパー玉出 尼崎店」は2010年にオープン。国道2号線沿いにあり、「スーパー玉出」と一目見てわかる看板が掲げられています。24時間営業店舗として地域住民に親しまれていました。
尼崎店は6月20日(木)をもって閉店予定で、同じビルの2階に入る衣料品店「イトウゴフク尼崎店」も同日閉店することに。イトウゴフク尼崎店のお知らせによると、「店舗建物の老朽化により撤退をせざるを得ない状況」となり、閉店する判断になったみたいです。
この建物はもともと「ダイエー尼崎店(ダイエー尼崎ショッパーズプラザ)」として誕生し、その後「トポス尼崎店」、「スーパー玉出 尼崎店」と続きました。
築60年近い建物なので、店舗が撤退した後は取り壊して再開発されるかもしれませんね。
不採算店舗を整理、西成エリアの店舗を拡充
スーパー玉出などを手がける「フライフィッシュ」は、業務用食品スーパー「肉のハナマサ」などを展開する「花正」と業務提携したことを、6月14日に発表しています。
プライベートブランド商品を相互に融通して、スーパー玉出の品揃えを拡充するほか、スーパー玉出の中核エリアとする「大阪市西成区」とその周辺エリアに経営を集中するため、西成区以外の一部店舗を花正へ譲渡するなどして、店舗戦略を再構築するそうです。
フライフィッシュは昨年春からスーパー玉出の不採算店舗の閉鎖を進め、現在は西成区を中心に26店舗(尼崎店含む)を展開しています。
なかには建物・設備の改装が必要な店舗があり、既存店舗のリニューアルなどで経営改善に取り組むみたいです。
日々の買い物は近隣店舗を利用することになりそうですが、24時間営業スーパーとして重宝していた人も多いのではないでしょうか。商店街のスーパーは早くに閉まるので、閉店で少し不便になりそうですね。