上越市の三和小学校で開校式 里公、上杉、美守の3校が統合 合言葉は「笑顔、挑戦、最後まで」
新潟県上越市三和区の3小学校が統合し、本年度新たに市立三和小学校(堀川邦夫校長)が開校した。2025年4月9日、同小体育館で開校式が開かれ、新たな幕開けを児童、教職員、出席した来賓、地域住民らで喜び合った。
《画像:開校した三和小に対して思いを語る6年生》
児童数の減少に伴い、同区の里公、上杉、美守の3小学校が統合された。校舎は旧里公小を改修して活用し、全校児童数は203人となった。
開校式では中川幹太市長が「学校は児童、保護者だけではなく、地域にとっても心のよりどころ。にぎわいを生み出し思いを守り伝える大切な場所。健やかで心豊かな子供を育み、地域の拠点となることを心から願う。203人の児童の皆さん、仲良く学び、たくさんの思い出を作り、希望を持って歩んで」とあいさつした。
堀川校長は同校の教育目標を「ともに伸び あしたを創る」と掲げ、「自分や友達が成長し、自信を持って未来を切り開いてほしいと願いを込めた。今日から思い切り学び、思い切り遊び、楽しい学校生活を送り、みんなで今日を大切に明日を作っていきましょう」と児童たちに呼び掛けた。
《画像:あいさつする堀川校長》
6年生全員が登壇し、地域への感謝や決意を発表した。「みんなで新しい三和小を作る。『笑顔、挑戦、最後まで』を合言葉に僕たち6年生がリードしていく。心も力も合わせ、明るい学校にします」と述べると、会場が盛大な拍手に包まれた。国見修二さん作詞、今成満さん作曲の新たな校歌を全員で斉唱した。
《画像:校歌を斉唱する児童たち》
6年生の柏川莉々さんはクラスメイトがこれまでの8人から21人になり、「教室もにぎやか。友達との距離も少しずつ縮まってきた。運動会でリーダーとしてみんなをまとめたいし、全校の名前を覚えたい」と笑顔で語った。
《画像:校門には「三和小学校」の文字が入った》
同日は入学式も行われ、新1年生35人が新たに仲間入りした。