春が旬の【ルアーフィッシングターゲット2選】 メバルとサワラは釣ってよし食べてよし!
春は釣り人にとって待ちに待ったシーズンだ。気温が上がり、海水温が高くなり、海の中の生物たちも活発に動き始める。特にルアーフィッシングでは、この季節にターゲットにするべき魚種が増える。春に旬を迎える魚、メバルとサワラは、まさにこの時期ならではの釣りの楽しみだ。
春に旬を迎える魚たち
ルアーフィッシングのターゲットとして、春に旬を迎える魚といえば、次の2種だろうか。
メバル
春になると、メバルは産卵のために浅瀬に集まり始める。この時期のメバルは活性が高く、特に夜間の釣りで釣果が期待できる。春のメバルは食欲旺盛で、ルアーに対する反応が非常に良い。
メバリング(メバルをターゲットにしたルアーフィッシング)では、比較的軽いタックルを使って、繊細なアクションでメバルを誘うことが求められる。
メバルは小型ながらも強い引きを見せてくれる魚であり、ライトタックルを使用して釣ることで、その楽しさが一層引き立つ。また、メバルは食味が良いため、刺身や煮付けなど、料理の幅も広い。
サワラ
サワラも春に旬を迎える魚だ。特に春から初夏にかけては、ジギングやライトショアジギング(SLJ)での釣りが盛況になる。サワラは成長が早く、春には群れを成して回遊するため、集中的に釣れることが多い。
サワラの特徴は、その激しい引きと鋭い走りだ。ルアーへの反応も強烈で、ジグやプラグを使ったアクションで、狙って釣る楽しさを存分に味わうことができる。
サワラは身が引き締まっており、美味しく食べることができる。特に刺身や焼き物、照り焼きにすると絶品だ。釣りの楽しさと食べる楽しさを両方味わえるため、春のルアーフィッシングで狙うべきターゲットだ。
メバリングで春告魚を
「春告魚」、春の訪れを告げる魚として、メバルがそのように呼ばれる。メバリングでは、ライトタックルを使用し、繊細なアクションでメバルを誘うことが求められる。この時期のメバルは活発に動き回るため、ルアーへの反応が良く、特にワームや小型のプラグを使った釣りが有効だ。
春のメバルは、夜間によく釣れる。夜になるとメバルが水面近くに寄ってくるため、軽量ジグヘッドやフローティングのプラグを使うと釣りやすい。静かな水面をじっくり攻めていく、メバリングの味わいだ。
ジギング&SLJでサワラを
サワラの釣りにはジギングやライトショアジギング(SLJ)が有効だ。ジギングでは、メタルジグを使ってサワラの群れを探しながら深い場所を狙う。
SLJでは、軽めのジグを使い、岸近くでサワラを狙う。春のサワラは比較的沿岸近くまで差してくるので、堤防からでも狙うことができる。ジグのカラーやアクションを工夫することで、釣果を上げることができる。サワラが歯が鋭いので先イトを太くする必要があるので、事前に準備していこう。
持ち帰りの準備を怠りなく
春の釣りは非常に楽しいが、釣った魚を持ち帰るための準備をしっかりしておくことが重要だ。特にサワラは悪くなりやすい魚なので、メバルもそうだが、「血抜き」をその場で手早く行いたい。喉を切るか裂くかして、バケツの水につけ血を抜くことで、身の味も格段に良くなる。
魚を持ち帰るためのクーラーも怠りなく準備しておこう。クーラーには氷をたっぷりと入れておき、魚が傷まないように配慮することが大切だ。また、クーラーの中には魚が直接氷に触れないように、布やタオルで包んでおくと良い。
春は、メバルやサワラといった美味しい魚をターゲットにしたルアーフィッシングが楽しめる絶好のシーズンだ。これらの魚を狙い、楽しい釣りを満喫することができる。釣った魚を美味しくいただくための準備も忘れずに、温かい日差しに触れ、春の訪れを感じながら海でのアクティビティを楽しもう。
<井上海生/TSURINEWSライター>