神戸出身パンクバンド『ガガガSP』のベース桑原康伸さんが死去。コザック前田さんら追悼「辞めずに続けていく」
画像:ガガガSP公式サイトより
メンバー全員が神戸市出身の青春パンクバンド『ガガガSP』で、ベースを務めていた桑原康伸さんが、2月5日に心不全により亡くなったことが公式サイトなどで発表されました。
ガガガSPは1977年に神戸で結成。2000年に「京子ちゃん」でデビューし、2002年には「卒業」でメジャーデビュー。2010年からは地元・神戸にて15000人を集める野外フェス「長田大行進曲」を開催するなど、現在も音楽シーンで精力的に活動しています。
昨年リリースされた新曲「コウベイベー」は、歌詞はもちろん、MVの映像も”神戸まみれ”と話題になっていました。
画像:ガガガSP公式サイトより
2月7日付で公式サイトに掲載されたお知らせによると、ベースの桑原康伸さんが2月5日の明け方に、心不全により死去されたそうです。
桑原さんは1980年11月生まれで、44歳でした。
「お別れの会」などの実施については、ご遺族と相談のうえ、決定次第あらためて案内されるとのことです。
2月は14日に東京、15日に大阪、22~23日には台湾、23日に広島でのライブが予定されていましたが、14日・15日の公演分について出演をキャンセルすることも発表されています。
払い戻しの有無については近日発表するそうです。
「ガガガSP」ボーカルのコザック前田さんはXアカウント(@gagaga_cozzak)で、桑原さんへの追悼メッセージを投稿。「ガガガSPは辞めずに続けていくよ」と記しています。
僕の携帯の中のビデオのフォルダを見てみたら、
桑ちゃんを撮った動画でいっぱいだった。
自分がどれだけダンナ(桑原)の事が好きだったかを改めて感じました。
可愛い弟の様にずっと感じてんだよな。この24年間。44歳という短くも思える生涯だったけど、寿命は真っ当したね。死ぬまで生きたね、
桑ちゃん。本当にありがとうね。しばらくは喪に服すけど、
ガガガSPは辞めずに続けていくよ。桑ちゃんもそれを望んでると思うから。少しずつだけど、前を向いていけるように僕も頑張るね。
ガガガSPボーカル コザック前田
ドラムの田嶋悟士さんも、Xアカウント(@tajimasp)で追悼メッセージを投稿しています。
高校の同級生、そしてバンドメンバーの
桑原康伸が旅立ってしまいました。
あまりにも早すぎる。
もっと音楽したかっただろうし、
もっと一緒にライブしたかった!ダンナよ天国で見といてくれ!
まだバンドやれてええなぁ
ライブやれてええなぁって
羨むぐらいやったるからな!また一緒にやれるようにベース練習しとけよ!
ベース重たいとか言うなよ!じゃあな!ゆっくり休んでくれ!
ガガガSPドラム田嶋悟士
メジャーデビューシングル「卒業」などのヒット曲から神戸愛にあふれた曲まで、青春パンクバンドの旗手として活動を続けてきた「ガガガSP」に感謝を伝えるとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。