塚☆リカ[インタビュー]A.B.C-Z 塚田僚一プロデュース新人アイドルが胸に抱く満開の希望「アイドルではあるけど、その枠にはとどまらない……ジャンルとしての“塚☆リカ”が広がればいいな」
A.B.C-Zの塚田僚一がプロデューサーを務める女性アイドル・塚☆リカが、8月2日(金)、3日(土)、4日(日)にお台場・青海周辺エリアで開催された、世界最大のアイドルフェス<TOKYO IDOL FESTIVAL 2024 supported by にしたんクリニック>(以下、TIF2024)に出演した。
今年本格始動した新人アイドルでありながら、初出演の<TIF2024>で大きな熱狂を生む表情豊かなパフォーマンスを披露した塚☆リカ。彼女は、どのような想いを持ってアイドル活動に臨んでいるのか?
今回、Pop’n’Rollは、<TIF>初日のSMILE GARDENでのステージを終えたばかりの塚☆リカをキャッチ。同イベント出演への想いや、自身の楽曲を通じて伝えたいこと、今後の目標などについて話を訊いた。
ステージに出た瞬間から楽しかったです(笑)
――初めての<TIF>のステージは、昼の野外ステージ・SMILE GARDENでした。かなり暑かったのではないですか?
塚☆リカ:
プロデューサーさんが経験したことは教えてもらえるんですけど、プロデューサーさんも真夏の野外ステージは経験がなかったので、どのような対策を取ったらいいのかは、お世話になってる方々に聞きました。
──ファンとして<TIF>に来たことはありましたか?
塚☆リカ:
何度かありましたし、配信や映像でも観ていました。プロデューサーさんも、コロナの前に行かれたことがあるそうで、でんぱ組.incさんやフィロソフィーのダンスさんを観に行かれたそうです。
──塚☆リカさんの好きなアイドルは?
塚☆リカ:
リカは選べません(泣)。全アイドルさん、歌って踊ってすごく可愛くて……リカは選べるような立場ではありません。リカはホントにこれからで、多分<TIF>の出演者の中で1番新人だと思います。今年の6月に単独ライブハウスツアー<TOKYO!塚☆リカツアー>で5公演やっただけなので。
──6回目のステージとなった<TIF>のSMILE GARDENは、本番前にステージの場所がわからなくなってしまったようで、プロデューサーさんがステージ上で慌てていましたね。
塚☆リカ:
そうなんです。1つ前の出番の豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOLさんのあとについて行ったら、楽屋の方に戻っちゃって、焦りました!
──でも、ステージ上ではキラキラと輝くパフォーマンスを披露していましたね。
塚☆リカ:
経験は浅いんですけど、体力には自信があるので、元気いっぱいのステージにしたいって思っていました!
──塚☆リカさんも観客も笑顔全開でしたね。
塚☆リカ:
すっごい楽しかったです(笑)。初めての<TIF>、そして野外で、ひまわりちゃん(塚☆リカのファンの総称)に会ったら、すごい気持ちが上がって、息がハアハアしてしまって。歌えるか歌えないかギリギリのところだったので、“この憧れの<TIF>で落ち着かなきゃいけない、落ち着かなきゃいけない”って思っていました。けど、ゼエハアゼエハアしてしまって……プロデューサーさんにあとで怒られると思います……。
──プロデューサーさんは、けっこう厳しいんですか?
塚☆リカ:
こういうと怒られてしまうんですけど、ストイックな方です。
──SMILE GARDENの前に、アドバイスはありましたか?
塚☆リカ:
パフォーマンスに関しては、おもにプロデューサーさんが考えてくれて、リカの意見も反映してくれるんです。でも、最後は“リカのステージだから思いっきり楽しんで来い”って言ってくれました。
──そして、実際に楽しめたわけですね。
塚☆リカ:
はい! もうステージに出た瞬間から楽しかったです(笑)。本当を言うと、昨日のリハーサルから楽しかったです!
みんながみんなプロデューサーさんなんだと思うんです
──SMILE GARDENで披露したひまわりをあしらった新衣装は素敵ですね。
塚☆リカ:
ありがとうございます! プロデューサーさんも忙しくて、リカはあまりライブができないので、1回1回を打ち上げ花火のようにやっていきたいって思って、今回<TIF>のために衣装を用意しました。この衣装を着て披露した「スカスカスイカ」も<TIF>のために作っていただいた曲なんです。
──観客との一体感が作れる曲だと思いました。
塚☆リカ:
セリフがあったり、口上があったり、ダンスパートもあって。盛り上がれる曲っていうことでスカの要素を取り入れたいなって思って、プロデューサーさんに相談しました。
──途中のスイカ割りをモチーフにした、くるくる回る振り付けは、猛暑の野外ステージでは大変そうだと思いました。
塚☆リカ:
そうなんです(笑)。実は、「スカスカスイカ」の振り付けは一昨日の深夜に完成して、昨日プロデューサーさんから動画が送られてきたんです!
──そんな急なスケジュールの中で本番に臨んだのですか!?
塚☆リカ:
プロデューサーさん、仕事が遅くて……。なんかわからないんですけど、この部分ではスイカ割りの振りをしてくださいって言われました! ひまわりちゃんへの気持ちがあれば、しっかり前に歩けるよって言ってくれました。
──確かにステージでは気持ちが大事ですよね。プロデューサーさんへの想いを歌ったような「私をさらってプロデューサー」も印象的でした。
塚☆リカ:
この曲は、塚☆リカが本格的に始動した1発目の楽曲なんです。プロデューサーさんとリカの関係っていうのをみなさんに伝えられたらって、プロデューサーさんが作った曲ですが……私は割り切っています! 割り切ってるって言うと、ちょっと語弊がありますけど、(プロデューサーさんへの)気持ちはありません。私は、ファンのみんなのことが好きです!
──確かに塚☆リカさんのパフォーマンスからファンへの強い想いを感じました。
塚☆リカ:
それはプロデューサーさんの想いでもありますし、みんながみんなプロデューサーさんなんだと思うんです。
――みんながプロデューサーというのは、どういうことなのでしょうか?
塚☆リカ:
例えば、朝起きて朝ご飯を食べよう。冷蔵庫をパカ(開ける)。納豆がある。生卵がある。白いご飯に納豆をかけて卵を入れる。それは、ご飯のプロデューサーさんですよね。
──その視点はすごい!
塚☆リカ:
ありがとうございます! 「私をさらってプロデューサー」は裏のテーマとして、みんな1人ひとり頑張ってくださいっていう想いもあります。
STARTO ENTERTAINMENTで培ってきたものと女性アイドルを掛け算して、化学反応を起こしたい
──塚☆リカさんは、さまざまな想いを届けるためにアイドル活動をしているんですね。ご自身は、アイドルとはどういう存在だと考えていますか?
塚☆リカ:
プロデューサーさんは、“リカがやりたいことをやってくれ”って言ってくれるんです。プロデューサーさんもご自身でアイドル活動をされていますし、それとはまた違った面白いこともやっています。リカが1番面白いと思ったことをやるのが大事ということもあるので、アイドルではあるんですけど、アイドルという枠にはとどまらない……ジャンルとしての“塚☆リカ”みたいなものが広がればいいなって思ってます。
──“塚☆リカ”というジャンルを作っていきたいと。
塚☆リカ:
塚☆リカってどんなアイドルなんだろう? どうなっていくんだろう?って、たまに考えることがあるんですけど、ほかに当てはまるアイドルがいなくて。例えばゴリエさんもアイドルだと思うんですが、すごく強烈なキャラクターじゃないですか。リカは、すごく尊敬しています。あとAKB48さんみたいなとっても可愛らしいアイドルさんもいいなって思います。その中で1番大事に思ってるのは、プロデューサーさんが振り付け/演出もしているので、STARTO ENTERTAINMENTで培ってきたものと女性アイドルを掛け算して、化学反応を起こしたいですね。
──今後の活動が楽しみですね。最後にこれからの目標を教えてもらえますか?
塚☆リカ:
やりたいことはたくさんあるんですけど、1番大事なのは、目の前のことを一生懸命やること。塚☆リカが広がればいいなって思ってます。で、その中での夢は、<TIF>のメインステージに立つこと、そしてCDをリリースすること。あと、日本武道館のステージに立つこと……これがリカの目標です!