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長期的な視点で価値を創出 寒川町商工会 金子一茂会長

タウンニュース

更なる飛躍を誓う金子会長

約2年前に会員数が1000社を超え、きめ細かなフォロー体制が奏功し、現在も微増し続けている寒川町商工会。企業の経営改善や商工業の振興などを図る上で、「地域になくてはならない組織になっている」と自信をみせる。

「さむペイ」運用開始

世界的なインフレやサプライチェーンの混乱など、厳しい経済状況が続く中、「創意工夫を凝らし、地域との連携強化と活性化に向け、新たなビジネスチャンスの創出に注力することができた」と金子会長。

中でも力を入れるのが、2月3日からスタートする寒川版デジタル地域通貨「さむかわPay」の運用。専用アプリで買い物時にキャッシュレス決済が可能で、地域内の経済循環を促進し、中小企業の販路拡大や売上増加につながるだけでなく、町民の生活の利便性向上にもつながると期待されている。現在、同商工会が主となり事業者や利用者向けの説明を行っており、「地域の魅力向上につながる可能性を秘めている。まずは説明会に参加を」と呼び掛けている。

寒川町はJR相模線の駅が3駅、圏央道のインターが2カ所あり、交通アクセスにも優れた「非常にポテンシャルの高い町」と評価する。一方で、町内に宿泊施設が一軒も無いことなどを課題に挙げる。「将来を見据えた長期的な視点で物事を考え、町の価値を創出していかなければならない。より良い未来に向かって邁進していく」

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