「40代のこれから」を大切にする“3つのコツ”
こんにちは。家事シェア研究家の三木です。 ふと気づくと、毎日「やること」に追われてばかりで、自分の人生をちゃんと味わえているのか不安になることはありませんか? 40代になり、子育ても少し落ち着いてくると「子育て」だけじゃなく「仕事」「自分の人生」についても目を向けられるようになってきます。僕自身、今年に入ってからとくに自分個人として、いまをどう生きるか、考えてきました。 今日は、その中でもこの半年間、とくに大切にしてきてよかったなと思うこと3つをご紹介します。
1.子どもとの時間は「質」か「量」どちらかをできるだけ充実させる
子どもが小学生になったり、中学生になると、未就学時代ほど子どもとの時間は濃密ではなくなっていきます。
子ども自身が少しずつ自立し始め、親といるより友達と過ごすほうが楽しかったり、パパ・ママといっしょじゃなきゃ寝れなかったころとは違い、自分で寝たり、部屋で過ごしたりする時間も増えてきます。
こうした成長に、正直僕は「ホッと」していました。子どもと出かけたり、一緒に寝たり、ずっと過ごす時間は楽しくて幸せである一方で、やっぱり少し自分の時間がほしいな、という気持ちもあったからです。
ですが、子どもの成長は、驚くほど早いもの。気づけばもう手をつないで歩くことも少なくなり、「一緒に遊ぼう!」と誘ってくれるのもあとわずかかもしれません。
よく観察していると、「子育ての時間」は刻一刻と終わりに近づいています。忙しさに流されているうちに、取り返しのつかない大事な時間が過ぎてしまわないように。
だから、改めて子どもとの時間を意識するようになりました。
そこで意識しているのが子どもと過ごす時間の「質」か「量」、どちらかだけでも充実させようということです。
旅行に行ったり、キャンプやアミューズメントに出かけたり。いつもと違う非日常を過ごすことはシンプルに充実した、質の高い時間を過ごせることになる。遠出をしなかったとしても、家の中で過ごすときに、あまり時間がないなというときは、一緒にお昼ごはんを作ったり、ボードゲームをしたりして、「短くても楽しい時間」を過ごすようにしています。
でも、そんなふうにいつも楽しく遊べるわけでもありません。そんなときはともに過ごす時間を大切にしています。
休みの日にリビングで本を読むときも「話しかけないで」という空気感ではなく、いっしょにお菓子を食べたり、たまにおしゃべりしたり。
親子に限らず、何をするでもないけど「つながりを感じられる時間や空間」ってありますよね。
そういう感覚を大事に、一緒にいる時間を長くするようにしています。
2.自分だけのための時間を取り戻す
子どもが小さかったころは、「自分だけのための時間」ってなかなか取ることができません。
先日も、お子さんが1歳ほどのパパさんやママさんと話をしていると、「嵐の中を毎日突き進んでるような感覚」と言っていました。
…⋯なつかしい(笑)
目の前のことに追われていると、自分だけのための時間なんて、ほとんど取ることができません。
もちろん、たまの休日に2~3時間の自由時間をプレゼントし合うご夫婦もいます。
でも、いま僕が言いたいのは、そうしたピンポイントの時間ではなくて、もっと継続的な時間のこと。
たとえば、趣味のコミュニティに入って、朝や夜の時間に仲間とともに過ごす時間を作ったり。
僕も最近、早朝のオンラインヨガを始めました。これだって、子どもが大きくなってきたからできるようになったことの一つです。
子どもはどんどん成長していき、自分で自分の人生を歩むようになります。
そうしたときに、僕達親も、親としての人生だけじゃなく、もっと自分自身の人生を取り戻していく必要があるのだと思います。
3.新しい人とのつながりを得る
人生における資産は、2つあると言われています。お金などの有形資産と、人との関係などを示す無形資産。
両方大事ですが、とくに意識的に増やしていきたいのが無形資産。
新しい人とのつながりは、自分自身を新しく変えてくれます。子育てが一段落してきたら、親もいつまでも子どもだけを見ていても仕方ありません。自分の世界や価値観を新たに広げていく時期に来ています。
本を読んだり、知らないところへ行ってみたりするのもいいでしょう。
それに加えて、お勧めしたいのが「新しいコミュニティに入ってみること」です。
自分が興味あること、素敵だなと思う人がいるところ、なんでも構いません。自分の内側が喜ぶ場所を新たに見つけられると自分自身が改めて豊かになっていきます。
おわりに
ぼくたちの人生には、家族・仕事・自分の心や体・友人・趣味……大事にしたいものがたくさんありますよね。
40代になったからこそ、それらをしっかり見据えていきたいと思います。一緒に、ほんの少し意識を変えていきましょう。
三木智有/家事シェア研究家