【京都ツウ】穴場☆紅葉映えする赤レンガ明治レトロなモダン建築「高野第3住宅れんが広場」
汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は左京区高野にある明治レトロ建築の旧工場跡。住宅街にたたずむ赤レンガ造りの建物と紅葉並木が秋らしい風景を展開中(11月14日時点)
ジブリ映画『天空の城ラピュタ』を思わせる赤レンガ建築&紅葉
左京区高野エリア。その中にある不思議な雰囲気を漂わせている赤レンガ造りの建物が立ち並ぶ『高野第3住宅れんが広場』。
たまたま近くを通りかかり、ちょうど周辺の紅葉具合と赤レンガ建築の、秋らしい風景をつくっているのが見え、立ち寄ってみました。ジブリ映画『天空の城ラピュタ』を思わせるような。
こちらの建物は、明治41年(1908年)に建てられ、鐘紡(鐘ヶ淵紡績、現在のカネボウ株式会社)の京都工場として機能していた近代産業遺産的建物。カネボウは、現在では化粧品や日用品メーカーとして知られていますが、元々は日本の基幹産業・繊維業を支えた紡績会社。
この場所は当時ボイラー室として機能していたそうですが、現在では管理棟として活用されています。
建物の裏手。その塀にはかつての典型的な工場の構造・鋸屋根の遺構が見て取れます。かつての工場壁面ですかね。
工場は昭和50年(1975)に閉鎖され、その後昭和53年(1978)工場跡地に川崎清氏の設計で公団東大路高野住宅として再生。緑豊かな広い敷地の中に憩いのスペースも設けられています。
管理棟北側の壁面。
旧工場らしい独特のフォルムと雰囲気を残しつつ、周辺の住宅や緑とうまく一体化した明治時代の遺構。
そして、周囲のケヤキやイチョウの紅葉並木とともに、まるで西洋風の町並みにも見える赤レンガ造り。神社仏閣の紅葉名所にはない、京都らしからぬ紅葉風景が見られるレアな場所ですね。
詳細情報
名称:高野第3住宅れんが広場(旧鐘紡京都工場ボイラー室)
場所:京都市左京区高野東開町1