「カビキラー」でよくある“間違った使い方”「ずっとやってた」「知られて良かった」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)のaidogです。カビ取りに特化した洗浄剤「カビキラー」は、浴室掃除の頼れる存在ですよね。けれど、なんとなく使用方法に不安を感じたり、効果がいまひとつだと思ったりしたことはありませんか? その原因は、よくある"勘違い"かもしれません。そこで今回は、安心して使えるように、3つのポイントに絞って正しい使い方をご紹介します。
ポイント⒈ スプレーは長時間放置した方がいい?
「カビ取り剤は、スプレーしてから長く置いた方が効果的」と思っていませんか? 実は、汚れの程度によって適した時間は変わります。
ひどいカビ汚れには、約20~30分ほど置いてから流すと効果的です。反対に、軽いカビ汚れなら数分で十分に落とせます。むやみに放置するよりも、汚れに合わせて時間を調整するのが正しい使い方です。
ポイント⒉ お湯で流した方がいい?
お湯で洗浄剤を流している人もいるでしょうが、実はこれはNGです。お湯で流すと臭いが強くなり、気分が悪くなることもあります。洗浄剤の成分は水で十分に流せるので、必ず水で洗い流しましょう。
ポイント⒊ドアレールの掃除にも使える?
黒ずみが気になる浴室ドアのレールにスプレーしてしまいがちですが、これもNG。レール下部には金属パーツがあり、塩素系洗剤によって劣化や変色することもあります。ドアレールの汚れは「カビ」よりも「ホコリ・皮脂・石けんカス」が混ざったものが多く、中性洗剤(例:ウタマロクリーナー)で十分落とせます。細いブラシや綿棒を使って、優しく汚れを取り除くのがおすすめです。
注意事項
・使用時は必ず十分な換気を行い、ゴム手袋・マスク・保護眼鏡の着用を推奨します。目の高さより上への使用は避けましょう。
・ご使用前に、必ず商品の表示や説明書をご確認ください。同じメーカーの商品でも、液性や使用方法が異なる場合があります。
今日からできる、安心のカビ対策を
カビキラーの正しい使い方を身につけると、お風呂の清潔も楽にキープできます。「置きすぎない・お湯で流さない・使う場所を選ぶ」この3つを意識して、今日から安全に掃除を始めましょう。
aidog/ハウスキーピング協会認定 お掃除スペシャリスト クリンネスト1級取得・時短家事スペシャリスト