【茅ヶ崎 ショップレポ】熊澤酒造のジャパニーズウイスキー「赤天狗」に第3弾が登場
日本酒やビールを中心に、湘南エリアで「お酒を楽しむ文化」を提案する熊澤酒造から、湘南生まれのジャパニーズウイスキー赤天狗に第3弾「Whisky赤天狗 vol3.」が登場。2025年11月15日(土)より熊澤酒造の直売所「地下室」や、系列レストランにて予約受付がスタートします。
11月1日に熊澤酒造オンラインストアで実施された先行予約分の100本は既に完売。ウイスキーの特性から再販される可能性は限りなく低いため、11月15日からの店頭予約分100本は最後のチャンスになりそうです。
熊澤酒造 Whisky赤天狗 vol3.とは?
画像提供:熊澤酒造
Whisky赤天狗 vol3.は、熊澤酒造 湘南蒸留所による神奈川初のジャパニーズウイスキーです。Whisky赤天狗は(現在のところ)年2回のペースで発売する、湘南生まれのウイスキーになります。
この赤天狗 vol3.の特徴は、貴醸酒を3年間寝かせたオーク樽で4年半熟成させたスペックです。貴醸酒とは一般的な日本酒が水を使って仕込むのに対し、清酒を使って仕込む贅沢な日本酒。熊澤酒造の貴醸酒は甘い味わいに加え、バニラやラム酒を思わせる芳醇な香りが楽しめる、デザートのような日本酒と評価されています。
また貴醸酒樽で熟成した原酒のみを使用する「シングルカスク」で商品化しているのも特徴で、アルコール分も53.5度と高め。それに比例して味にも厚みがあり、公式HPには「貴醸酒由来のまろやかな甘みと奥行きのある旨味、熟したプラムや黒糖、ほのかなスパイスの香り。口当たりは滑らかで、時間とともに変化する繊細なニュアンスが楽しめます」とのレビューが掲載されています。
赤天狗 vol3.の価格は700mlで16,500円に設定されています。取材対応して頂いた醸造責任者の筒井貴史さんは「量が限られる限定品なので、どうしても価格は高くなってしまう」と語る一方、「だからこそ期待に応えるウイスキーを造らなければならないと思っています」とも話していました。
100本が割り当てられたオンラインストアでの予約分が完売している事実を踏まえると、愛飲家からの評価と期待が、かなり高いことが予想されます。
Whisky赤天狗 vol3.を楽しむもうひとつの選択肢
ウイスキー愛好家が注目する赤天狗 vol3.は、出荷本数が200本と限定されているだけに、入手困難になるのは間違いなさそうです。貴醸酒を貯蔵した樽で熟成させたウイスキーは世界的に見ても非常に珍しく、愛好家が注目するのも当然でしょう。
そこで筒井さんが「スタート時期は決まっていませんが」と前置きした上で教えて頂いた、赤天狗 vol3.を飲むための裏ワザをご紹介します。赤天狗 vol3.はボトルの販売に加え、熊澤酒造直営のレストランでも提供される予定です。
中でも藤沢駅南口にあるビアパブ「MOKICHI CRAFTBEER」では赤天狗 vol3.の提供と共に、密かにストックしておいた赤天狗 vol2.との飲み比べも企画しているそう。完売済の赤天狗 vol2.は2025年5月にリリースされたボトルで、トリプルIPAを寝かせた後の樽を用いて4年半熟成させたウイスキーです。
MOKICHI CRAFTBEERでの「Whisky赤天狗」提供スケジュールは、公式Instagramをご確認のこと。2025年を締めくくる特別なお酒として、家族や友人を誘って楽しむのもお勧めです。
湘南の食材と丁寧な手仕事
筒井さんは赤天狗 vol3.を楽しむ際にはストレートやトワイスアップ(常温の水をウイスキーと同じ量だけ加える飲み方)はもちろん、ハイボールでも楽しんで欲しいと語ります。SNSでは良いウイスキーをハイボールで飲むのは勿体ないとする風潮もありますが、好きなお酒は好きな飲み方で楽しむのが最も良いのも当然ですね。
また合わせる肴はチョコレートやドライフルーツのような定番だけでなく、和食、それも脂のうま味がある鴨料理と合わせても良さそうと話していました。赤天狗 vol3.を楽しむ機会に恵まれた際は、肴や食事にも少しだけこだわるのも面白そうです。
Whisky赤天狗を作る熊澤酒造 湘南蒸留所の敷地には、日本酒の酒蔵やビールの醸造所に加え、レストランやベーカリー、そして雑貨や古道具を販売するギャラリーがあります。ただ単にお酒を製造するだけでなく、お酒を中心に様々なライフスタイルが楽しめる場所です。
酒文化の発信地で育まれた特別なウイスキーを、クリスマスや年末年始用に手に入れてみてはいかがですか?
熊澤酒造
営業時間
酒蔵部・本部8:00〜17:00/レストラン等は店舗により異なる
電話番号
0467-52-6118
アクセス
JR香川駅より徒歩5分
住所:神奈川県茅ヶ崎市香川7-10-7
駐車場:あり