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OTONA CHILD.×TimeTree[前編]ゆまちゃんず&スタッフが語るスケジュール管理の新常識「夢はGoogleマップのスケジュール版」

Pop’n’Roll

OTONA CHILD.×TimeTree[前編]ゆまちゃんず&スタッフが語るスケジュール管理の新常識「夢はGoogleマップのスケジュール版」

昨今スケジュール告知ツールとしてライブアイドルの使用実績が増えているカレンダーアプリ『TimeTree』と、長年ライブアイドルシーンを追いかけているライターの冬将軍による新インタビュープロジェクトの第3弾。

今回は、“誰もがこどものまま大人になれる優しい世界、ありのままの自分を表現できる自由な世界を創造するプロジェクト”を謳うプロダクション『OTONA CHILD.』よりNANIMONO、AZATOY、hakanaiが登場。

3組が同社を訪問し、使用感やスケジュールをテーマに本音トークをくり広げた模様をお届けする。

・NANIMONOの写真 12枚

TimeTree(タイムツリー)は、家族やグループなど複数人でスケジュール共有できるアプリ。プライベート、ビジネスといったカテゴリ別にカレンダーを分けることができ、必要な相手とだけ情報共有ができる。

このカレンダーアプリTimeTreeの「公開カレンダー」が現在、ライブアイドルのライブスケジュール告知ツールとして広く使われている。これはTimeTree側としては想定外のことであり、嬉しい誤算であった。こうしたアイドルシーンにおけるスケジュールアプリとしてのさらなる認知と使用拡大を狙うべく、株式会社TimeTreeより私、冬将軍に連絡が来た。

そこで、アイドルメディア『Pop’n’Roll』の協力を得て始まったのが、この『TimeTree&冬将軍プロジェクト』である。

これまでTimeTreeをまだ使用していないグループに導入してもらおうという企画であったり、実際にTimeTreeを使用しているレーベルに使用感や要望などを訊いていく、という企画記事を作成してきた。

そして、第3弾となる今回ご協力いただいたのは……?

OTONA CHILD.(オトナチルドレン)

OTONA CHILD.

“誰もがこどものまま大人になれる優しい世界、ありのままの自分を表現できる自由な世界を創造するプロジェクトです。「童心」を企業理念に人々が少し生きやすくなるようなエンターテイメントを発信していきます”
OTONA CHILD.

“アイデンティティーすら否定されるこの時代で 未だ何者でもない女の子たちが何者かになる物語。「きっと何者にでもなれる!」”、メンバー全員がインキャ(=陰キャ)という、アイドルの既成概念を壊してしまったNANIMONOを筆頭に、“それは私が私らしく生きるための魔法。”を掲げるAZATOY、“そんな、儚いものがたり”を掲げた、思春期の青春を邂逅するエモーショナルロックアイドルhakanai、というアイドルの新基軸を提示しているプロダクションだ。

NANIMONOから“ひなたゆま”、AZATOYから“かなたゆま”、hakanaiから“まゆたゆま”という、“ゆま”3人からなる“ゆまちゃんず”、そしてOTONA CHILD.代表氏、AZATOYマネージャー荒木氏、hakanaiマネージャー中野氏が株式会社TimeTreeに来社。TimeTree 取締役CDO・松田駿一氏、TimeTreeプロダクトマネージャー・古谷和世氏とともにTimeTreeについて語ってもらった。

TimeTreeは“誘おうを作る”というミッションで作っているんです(松田駿一)

ーーまずは自己紹介をお願いします。

ひなた:
NANIMONOのインターネットオレンジエンジェル担当、ひなたゆまです。

ひなたゆま(NANIMONO)

かなた:
AZATOYのはむちゃんおれんじ担当、かなたゆまで~す!

かなたゆま(AZATOY)

まゆた:
hakanaiの赤色担当、歌う革命児、まゆたゆまです。

まゆたゆま(hakanai)

松田:
TimeTreeの松田と申します。創業メンバーで、今は公開カレンダーを担当しています。よろしくお願いします。

松田駿一(TimeTree 取締役CDO)

古谷:
TimeTreeの古谷と申します。公開カレンダーのプロダクトマネージャーとしてどうやってよくしていくか、企画をする仕事をしています。よろしくお願いします。

古谷和世(TimeTreeプロダクトマネージャー)

ゆまちゃんず:
よろしくお願いします!

古谷:
全員“ゆま”さんなんですね。

かなた:
そうなんですよ!

ひなた:
そんなことがあるんですよ。

古谷:
全員ゆまちゃんだと、呼ばれたら大変そう。

OTONA CHILD.代表:
全員呼ばれ方が違うよね。“ゆまちゃん(=ひなた)”、“ゆま(=かなた)”、“まゆた”って、事務所の人はそうやって呼んでるよね。

かなた:
最近は“ゆまはむ”、プロデューサーからは“はむ”って呼ばれるようになりました。あ、私、実はハムスターなんですよ! ハムスターとおもちのハーフです。それでヲタクの方から“ゆまはむ”って呼ばれるようになって。だから事務所の方からも“はむ”って呼ばれるようになりました。

ーーOTONA CHILD.では、普段からスケジュール管理でTimeTreeの共有カレンダーを使用しているということですが、使い始めたきっかけからお訊きしたいです。

代表:
この事業を始めるまで、共有カレンダーというものを使ったこともなくて。友達もいないし、そういう職場じゃなかったので共有する相手がとにかくいない。そもそもそういうアプリがあるということも知らなかったんですね。この事業をやるにあたって、抱えるタレントや社員であったり、スケジュールを共有しなきゃいけないという時に、そういうアプリはあるのかなと、“カレンダー 共有”みたいに、ブラウザから調べてたまたま出てきたのがTimeTreeさんだったんですよ。UI的にも1番見やすいなと思ったんで。とりあえずそこから始めて、今に至ります。

OTONA CHILD.代表? NANIMONO公式キャラクター“なにモン”

古谷:
見つけてくださったんですね。

代表:
1番有名どころ、パッと出てくるのはGoogleカレンダーだと思うんですけど、Google自体をあんまり使ってなかったんですね。Macユーザーなので、マップアプリも純正のものがあるし、データ共有管理はDropboxだったし。

古谷:
実際にTimeTreeを使ってみてどうでした?

代表:
わかりやすいUIで、色もそうだし入れ方も簡単でした。使い勝手が悪いということもなく。メンバーやバイトの子とかに“TimeTreeって知ってる?”と訊いたら、意外とみんな知っていたので、じゃあ、これでいいかなということで使い続けてます。ほかに浮気することなく。

古谷:
ありがとうございます。メンバーのみなさんは、TimeTreeはご存知でした?

ゆまちゃんず:
知ってました!

ひなた:
私も友達がいないから、共有する人はいないんですけど、唯一の友達がいて。私、LINEをまめに返さないんですよ。それで、ゆまがアイドル活動することになった時に、その友達から“このアプリを一緒に共有しようよ”って言われて。

古谷:
いい友達だ!

ひなた:
“これにライブとか、予定を入れて”みたいなことを言われて管理されてました。

松田:
じゃあ、お友達と共有するために使われたんですね。

ひなた:
はい、そうです。

古谷:
珍しいパターンですね。

松田:
TimeTreeは“誘おうを作る”というミッションで作っているんです。

古谷:
お友達がまさに誘ってくださって使ってくれている、そのお友達にお礼を言いたい!

ひなた:
ゆまから“遊ぼう”って、なかなか誘わないんで、ゆまがライブ入れてない日にめちゃめちゃLINE来る。“この日遊べるよね?”みたいな。

古谷:
ほかのおふたりも前から知ってはいらっしゃったと。

かなた:
そうですね。自分はAZATOYに入る前にもグループアイドルをしていて、その時から使用してたんで、知ってました。

まゆた:
私は時間管理がめちゃめちゃ苦手で……。OTONA CHILD.に入る前に所属していたグループや事務所ではまったく使ってなかったんですけど、時間管理がダメすぎて、スタッフさんがLINEをくれたとしても、忘れちゃうんですよ。前日と当日に言ってくれないと忘れちゃう。それで対策を考えてくれて、マネージャーがTimeTreeを始めてくれました。

古谷:
ではある意味、まゆたさんが誘った側ですね! マネージャーさんを動かした。

まゆた:
見たら予定がすぐわかるから、毎日チェックする癖がちゃんとついて、あんまり予定を飛ばさなくなりました。

古谷:
あんまり……(笑)。

まゆた:
完璧ではないけど(笑)。

古谷:
でもそういう効果が聞けると嬉しいですね。

TimeTreeスタッフに機能の説明を受けるゆまちゃんず

スケジュールを入れるのは全然苦じゃないです(ゆまちゃんず)

ーー使い始めたのが3年くらい前ということは、公開カレンダーが広まる前の話ですね。

松田:
もともと家族とか、夫婦や恋人同士で使っていただいていたんですけど、いろんな使われ方が増えてきて、グループで使っていただくのはわりと最近の事例です。

ーーこの企画の発端である、多くのアイドルがスケジュール告知としてTimeTreeを使っていることは、TimeTree社としては想定外のことだったんですよ。

ゆまちゃんず:
へぇー!

ーーなので、公開カレンダーを会社としてプッシュしていこうとなったのもわりと最近のことなんですよね。

松田:
もともと機能としてはあったんですけれど、しばらく実験としておいたままの状態だったんですね。それで数年前くらいから、たくさんのアイドルの方が使ってくれているような気がするなって。それで調べていったら、やっぱり使ってくれていて。なので、ちょっとこれはいけそうな気がするので、力を入れ始めたっていうのが、昨年の秋くらいです。

古谷:
AZATOYさんとhakanaiさんは、公開カレンダーを使ってくれているんですよね。

まゆた:
はい。運営さんがまとめてさえくれたら、ファンの人はタップするだけで全部わかるから、こっちが“今日はどこそこでこういうライブがある”と言わなくてもいいので便利です!

かなた:
自分たちもめっちゃ告知しやすくなったっていうか、“このURL見てね!”ポン!で1ヵ月分見てもらえば簡潔! 便利!

古谷:
ありがとうございます。これはマネージャーさん向けですけど、公開カレンダーのウェブページへの埋め込みが最近できるようになりました。公開カレンダーの画面をそのままウェブサイトに掲載することができます。色も変えられるようになってるので、よかったら使ってみてください。

ーーあと、意外と知られていないもので、カレンダーを画像にできる機能がありますよね。

古谷:
そうなんです。今は“今月の予定はこれだよ”っていうふうにURLで共有していただいていると思うんですけど、そのスケジュールを画像にする機能がありまして。

ゆまちゃんず:
ええーっ!!

まゆた:
それ、(マネージャーが)欲しいって言ってたやつ!

中野(hakanaiマネージャー):
おお〜!

hakanaiマネージャー中野(画・まゆたゆま)

古谷:
すごい! 嬉しい反応っ! やっぱ知らないですよね……ちゃんと告知できてない我々が悪い。

松田:
画像にできるのは2週間分の予定なんですけれど、こんな感じで、“情報”のところから、この“カレンダー画像”っていうものがありまして……すると、ここに全部予定が入るんで……。

かなた:
ええ、すごっ!

松田:
この画像は自由に選ぶこともできて、色の設定とか、そういうこともできます。公開カレンダーの管理権限を持ってる方限定の機能ですけど。

中野:
2週間分なんですね。1ヵ月分できたら、めっちゃ嬉しいです。

古谷:
やはり告知のタイミングは月末や月初めが多いんですか?

中野:
そうですね。例えば10月のスケジュールだったら、9月に入ってからすぐ“ここにライブがあるよ”って、大体1ヵ月単位くらいで出すので、1ヵ月分を画像にできたら嬉しいです。

松田:
なるほど、検討させていただきます!

ーーメンバーのみなさんは個人としても独自でスケジュールを作って告知したりもしますよね。

かなた:
TimeTreeのURLを貼った告知もいいけど、やっぱりパッと見て何日に何があるっていうのが、わかりやすい方がいいかなと思って、個人でまとめたりとかよくするんですけど、その画像のやつがあったらめっちゃ便利!

まゆた:
今はスクショして切り取ったものを貼ったりしてます。インスタのストーリーズにスクショ載せて、TimeTreeのリンクを貼ったら、目でも見られるし詳細もチェックできる。自分たちのことをそんなに興味ない人たちでも、パッと見て、この日は空いてるからライブ行こうかなってなるかもと思って。

古谷:
優しい! さっきのカレンダー画像に“ここが動員重要だから来て”って、書き加えているアイドルさんもいます。“こんな使い方するんだ”と思いながら見てます。みなさん、いろんな工夫をして使ってくれているんだなって。

松田:
共有カレンダーには、普段どういう予定を登録してるんですか?

ひなた:
グループ内での、自分のNGじゃない?

かなた:
うちだったら今日何時から病院、何時からネイルとか、そういうプライベートの予定を入れてます。遊びに行きますとか、とりあえず何でも予定を全部入れておいて、と言われてるんで。

古谷:
グループの予定に、ですか?

かなた:
そうです。

松田:
じゃあ、もう家族のカレンダーみたいな。

かなた:
本当にそう!

ひなた:
ただ“NG”って書くのはダメで、メモのところに誰と何するのかを書け、って言われてるんです。

かなた・まゆた:
そうそう!

ひなた:
何も書いてないNGはなかったものにされる。

かなた:
だから“誰々ちゃんと遊ぶ”みたいに書いてます。

古谷:
その方針はどこから生まれたんですか?

代表:
NGの理由によっては、相談できる内容ってあるじゃないですか。逆に親族との予定であったり、これを相談するのは無理だろうなみたいなものもある。こちらもNGの理由がわかっていれば、例えば“この日、取材入りそうなんだけどズラせない?”とか、そういうやり取りが1回で終わるんですよ。“この日はなんでNGなの?”と訊かなくていいので、お互い楽だし。もうみんなスケジュール入れるのも癖がついてるので、今のところ入れ忘れてることもないです。

松田:
調整も兼ねているわけですね。

古谷:
スケジュールを入れるのは苦じゃないですか?

ゆまちゃんず:
全然苦じゃないです。

まゆた:
1回入れたやつは、予測してくれるじゃないですか。例えば“ネ”って言ったら“ネイル”って出てくるし、ライブ場所とかも大体決まってるから、便利です。

松田:
メンバーのみなさんの予定を入れているってことは、その色分けもしてますよね?

古谷:
色の数は足りてますか?

代表:
足りてないです。50色くらいに増やしてほしい。この3人でもオレンジが2人いるんですよ。各グループのカレンダーは大丈夫だけど、同時に使うと、“この青は誰だ?”ってなる。

まゆた:
OTONA CHILD.入って、初めてTimeTreeを使う時に“この色使って”って言われました。

古谷:
カレンダー今、何個持ってらっしゃいます?

まゆた:
3つ。自分のとhakanaiの共有と、hakanaiの公開カレンダー。

中野:
私は5個あります。自分のやつと、hakanaiの共有と公開、あと運営スタッフ用と特典会を回す物販スタッフ用のカレンダー。これを全部まとめた時に大変で、すべてのカレンダーが入っちゃって、このカレンダーの情報はいらないとかあったりするので。例えば物販スタッフの情報は見えなくする、みたいな、そういう機能があるとすごく助かります。

松田:
実はですね……。

まゆた:
ある?

松田:
若干面倒なんですけれど、どのカレンダーを表示するのか選べるようになっていて……。

中野:
えー!? 知らなかった!! それを今日絶対言おうと思っていたので、嬉しいっ!

松田:
スマホだとちょっとわかりにくいかもしれないです。

代表:
PCと同じ仕様にしてほしい。あと、自分が入れたスケジュールだけを見られるようにしてほしいです。

松田:
ああ、参加している予定だけに絞ることはできるんですけど。それはちょっと検討します。

AI機能が充実したら課金しがいがある(笑)(OTONA CHILD.代表)

ーーほかにマネージャーさんの方から要望はありますか。

荒木(AZATOYマネージャー):
予約投稿機能っていうのを実装してほしくて。今ウェブサイトで使っているスケジュールのものにはあるんです。ライブの情報解禁、この時間になったら情報アップされることができればとっても助かります。

AZATOYマネージャー荒木(画・かなたゆま)

松田:
予約投稿機能は公開カレンダーに最近入りまして。

荒木:
そうだったんですか!!

まゆた:
へー、なんでもできる!

松田:
PCからしかできないんですけど。ここに“予約公開”っていうものがありまして。チェック入れますと、指定した日になったら、その情報が公開されるという機能です。

古谷:
これはめちゃくちゃ要望が多くて入れた機能です。

松田:
普段はスマートフォンが多いですか?

荒木:
現場だとそうなっちゃいますね。

代表:
現場だとPCは意外と違う作業で使ってるとか、スケジュールを聞かれる時はスマホで見る機会の方が多いと思うので、ぜひスマホでもできるようにお願いします。

古谷:
ライブ現場の仕事だとそうですよね。検討します、ありがとうございます。

松田:
ほかにはございますか?

代表:
大変だと思いますけど、将来的にはAIでLINEから予定が全部組めるみたいなものが実装されたらなって。今、チケット販売サイトの登録がLINEでバッて送るとAIで全部組んで公開までいけるんですよ。それをできるようになったらめちゃくちゃいいなと。

松田:
それはやりたいです。

代表:
そういうAI機能が充実したら課金しがいがある(笑)。

松田:
実は画像から読み取るというのは、iPhone限定であるんですけど、テキストからというのはまだないので対応したいです。

ーー画像からは読み取れるんですね。

古谷:
フライヤーやポスターとか、あとは学校から配られてくるプリントとかの写真を撮って、そのまま予定にすることがiPhone限定でできます。

かなた:
ああ、これか!

古谷:
そうです、ここの“予定作成”のボタンを押すと“アルバムから”、“カメラから”ってそこで選べるようになっていて。

かなた:
使ったことなかったです。何だろう?と思ってた。

古谷:
うちのスタッフはドーナツの写真撮って、何の予定が設定されるか遊んだりしてます(笑)。3人はこれだけ言っておきたいみたいなことありますか? もっと可愛くしたいとか。

かなた:
そうですね。機能的には自分は満足なんですけど、カレンダーアプリって、いろいろ着せ替えできたりするアプリも多いじゃないですか。それがあったらいいなって思いました。そうなればアガるな!

古谷:
最近だとステッカーくらいですかね、そういう心躍る系の機能は。誕生日があるところだけ自由にステッカーを貼れる機能があるんですけど。

ひなた:
あ、誕生日のお祝いみたいなのが出てくるじゃないですか。ゆま、こないだ誕生日だったんですけど、出てこなくて……。プロデューサーも誕生日が近くて、プロデューサーのは出てくるんだけど、ゆまのは出てこない……。

代表:
あれ、自分で設定するんだよ。

ひなた:
え!?

古谷:
そうなんです、自分で誕生日を入力して公開しないと出てこないんです。

ひなた:
マジか!? ずっとゆまだけハブられてると思ってた。昨年も出てこなかったし、今年も出ないから……。

一同:
(大笑)。

公開カレンダーのウィジェットを作ろうかなと考えております(古谷和世)

ーーTimeTreeで現在開発中の新機能があるとか。

古谷:
はい、今新しく機能開発しているものがあって。公開カレンダーに関連する機能なんですけど。みなさん、ウィジェットは使っていますか? 

かなた:
ウィジェットって何でしたっけ?

まゆた:
アプリを開かなくても見られる、ホーム画面に置いておくやつ。

かなた:
あ、カスタマイズするやつか。

古谷:
そうです。アプリを開かなくともスケジュールがホーム画面上で見られるものでして。共有カレンダーのウィジェットはすでに出したんですけど、今回は公開カレンダーのウィジェットを作ろうかなと考えております。

ゆまちゃんず:
おお〜。

松田:
ユーザーさんから、ホーム画面で推しの予定を見たいっていう要望がありまして。それに加えて、メンバーの写真など、そういうものを一緒に見られたらいいなと。スマホを開いたら推しの写真が見られて、次のライブの予定も分かるっていう機能を開発しています。

まゆた:
推し活特化ですね!

かなた:
めっちゃいい!

松田:
ユーザーさんにもインタビューしているんですけど、みなさん欲しがってくれていて、販売できるようにしようと思ってるんです。月額いくらという形でサブスクしてもらって、メンバーの写真画像とともに、スケジュール配信ができる。今のところ、ユーザーさんに訊いた中だと、百発百中で全員買うっておっしゃってくれております。

古谷:
ファンの方にとっては推しの画像が届きつつ、次の予定が確認できる。アイドルの方々はウィジェットを販売することで公開カレンダーから利益が生まれるようになるし、TimeTreeを開かなくても予定が見られるので、予定自体が届きやすくなります。これはまだテスト画面なんですけど……。

ゆまちゃんず:
おおおお〜!!

ひなた:
おお! やっと理解した! すごい!

松田:
ユーザーのホーム画面を押さえることで、1番マインドシェアが取れるんじゃないかなと思いまして。

かなた:
うんうんうん。

古谷:
松田が考えたんですけど、“めっちゃいいこと思いついた!”みたいな感じで。

ゆまちゃんず:
すごーい!!

かなた:
天才だぁ!

松田:
興奮して話したんですけど、最初は全然理解されなくて……(笑)。

古谷:
そう、最初はピンとこなかったんですけど(笑)。でも、自分も好きなアーティストのものが出たら買いたいなと思ってるし、いいものにできるなと考えております。

ひなた:
自分で買えば、明日どこでライブだってわかるんですよね。すごいですよ。“今日絶対水買って帰るぞ!”っていう時とかも入れておけば出てきますかね?

古谷:
ちなみにもう共有カレンダーの方のウィジェットはあるので、“水を買って帰る”もメンバーみんなが見ても大丈夫ならできます。

ひなた:
そうか、みんなのやつに出てくるのか!

一同:
(大笑)。

代表:
あれ好きですよ。アプリのバージョン履歴のところに全然関係ない日記みたいなひとことを載せてるじゃないですか。人が書いてる感がある。ああいうのいいなぁって。

古谷:
あ、ありがとうございます! ちゃんと読んでいただいてる!

代表:
あれ、アップデートに一切関係ないじゃないですか(笑)。関係ないことを発信してるのが今風だなと。

松田:
あれ、実は狙ってやっておりまして。作ってる人、裏側に人がいることを感じてほしいっていうのがあるんです。

古谷:
みなさんはどこの部分かわかります?

かなた:
わからないです。

代表:
App Storeのところに、普通は最近こういうバージョンアップデートがありました、こういう機能が改善されました、っていう説明が書いてあるだけなんだけど、全然関係ないことが書いてある。

松田:
こういうのですね。“M-1も楽しみだけど、営業-1も楽しみ”とか。

ひなた:
え、見たい見たい!

かなた:
ホントだ! “ブンブンブン! ハローTimeTree”(笑)。

代表:
こういう人間味溢れることやってる人たちだから、運営してる人たちは前に何をやっていたんだろうって思ったんですよ。実際、これ読んで“ここで働きたい”と思うも人いると思うんですよ。カレンダーアプリを作ろうっていう人たちって、真面目というか、堅苦しいイメージがあって。でもTimeTreeさんは色使いもそうだけどすごく今風なので、もともと何をやってた方なんだろう?って気になってたんです。

松田:
もともとはカカオジャパンとヤフージャパンの会社で、カカオトークを作っていました。そのコミュニケーションをベースにカレンダーを作ろう、となったんです。そのメッセンジャーの領域からカレンダーへという設計にしたり、メッセンジャーの次、っていうイメージが強かったんです。

代表:
なるほど! すごく納得しました。

ーーそんなTimeTreeですが、将来的なビジョンはどう考えてらっしゃいますか?

松田:
夢はGoogleマップのスケジュール版を想定しております。世の中の全部の予定がそこに入っている。“今日どこで何をやってる? 明日は?”と、すぐに調べられるサービスにしたいなと。“この近くでライブないかな?”もそうですし、“何かセールやってないかな?”とか、そういうことが全部入っているものを目指したいです。

古谷:
ここに載ってない情報はない、みたいな。情報を集約させていく。

松田:
なので、アイドルのみなさんや発信していただくみなさんもいろんな使い方をしてほしいなと思っていて。芸人さんの公開カレンダーで、ママタルトさんの場合だと“歯医者行く”みたいな公開をしていて。“今日、銀歯を入れる”とかも書いていて、面白い(笑)。

古谷:
ああいうのも、ファンとしては嬉しいですね。

かなた:
よし、“ゆまはむ、歯医者”入れるか。

古谷:
あとはライブのセットリストとか書き込む方もいらっしゃいます。そうすると後から振り返りができたり。

かなた:
ああ、日記みたいな感じで! なるほど、そういう使い方もできるのか。いろいろやると広がるかな!

まゆたゆま(hakanai)、かなたゆま(AZATOY)、ひなたゆま(NANIMONO)

後編は、明日10月24日(木)12:00に公開!

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