直江津港に8年ぶりクルーズ船寄港 昨年就航の「三井オーシャンフジ」 8月1日岸壁から見学可能
新潟県上越市の直江津港に2025年8月1日、8年ぶりにクルーズ船が寄港する。寄港するのは商船三井クルーズ(東京都)の「MITSUI OCEAN FUJI(三井オーシャンフジ)」(総トン数3万2477t、定員458人)で、当日は岸壁から外観の見学が可能。
《画像:「MITSUI OCEAN FUJI(三井オーシャンフジ)」(三井オーシャンクルーズ提供)》
同港へのクルーズ船の寄港は2017年の「ぱしふぃっく びいなす」以来。近年、クルーズ船の寄港は客が下船することによる飲食や土産購入、ツアー参加など寄港地に観光消費をもたらすことなどから、直江津港振興や経済活性化を目的に市や県、上越商工会議所などの関係機関が連携し、誘致活動を行っていた。
三井オーシャンフジは2024年12月に就航。今回のクルーズは「青森ねぶた祭・秋田竿燈まつりと夏の日本海クルーズ」で、横浜発東京着と神戸発着のいずれも13日間の行程。7月26日に横浜港を出港し、神戸(兵庫県)、釜山(韓国)、境(鳥取県)、舞鶴(京都府)を経て8月1日午前9時頃に直江津港中央ふ頭鉱産品岸壁に入港予定。同日午後6時に酒田(山形県)に向けて出港し、青森、東京を経て8日に神戸港に到着する。
直江津港では入港歓迎式典が開かれるほか、乗船客に向けて特産品の販売や日本酒の振る舞いでもてなす。また乗船客や乗組員を対象に市立水族博物館「うみがたり」やエルマール、直江津駅周辺を回遊する無料シャトルバスも運行される。
一般市民の見学は午前8時30分〜同10時と午後4時〜同6時30分。見学は外観のみで、船内には入れない。申し込み不要。駐車場はみなと風車公園を利用し、徒歩でふ頭に入場する。
天候などの状況で、寄港中止のほか見学が中止や変更となる場合もある。
《画像:入港場所の直江津港中央ふ頭鉱産品岸壁》
MITSUI OCEAN FUJI(三井オーシャンフジ)【公式】MITSUI OCEAN CRUISES(三井オーシャンクルーズ)( https://www.mitsuioceancruises.com/fuji/ )