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マチアプの“写真詐欺男”にダマされない防衛術。経験者たち考案の初デート「秘技」が使える

コクハク

(写真:iStock)

 マッチングアプリなど知り合って初めて待ち合わせする際に、多くの人が心配するのが「写真詐欺」でしょう。

 会ってみたら顔や体型がまるで別人のようで、ダマされたと感じる人もいるようです。

 悪意を感じるような写真詐欺から身を守るためにはどうしたらいいのでしょうか。

【内藤みかのあたらしいのがお好き】

写真詐欺にはこんなケースが

 マッチングアプリで知り合った男性と何度か会っていると、「この人は写真と実物がかなり違うな」と感じるケースもあるようです。

 スラリとした体型のプロフィール写真を載せていた男性と会ってみたら、実際は相当なメタボ体型で、「プロフィールのは数年前の写真だよ」などと言われることも。

 本人の画像なら、まだ誠意はあるほうです。問題は他人の画像を自分の顔と偽ってプロフィールに使っているケースです。いざ会ったら、プロフィール画像と似ても似つかない別人だった話もあるので、慎重な行動が必要です。

男性が写真詐欺に走る心理

 彼らはなぜ、写真詐欺をするのでしょうか。それは「イケメンじゃないと女性に会ってもらえないから」なのでしょう。

 自分の顔では誰からも「いいね」が来なかったのに、ネットで拾ったイケメン画像に変えた途端、ありえないほど「いいね」が来た経験をした男性もいて、顔がいいほうが有利だとわかっているのでしょう。

 イケメンになる努力をするのが面倒で、他人の画像で女性を引き寄せる作戦を取る男性には、「会ってしまえばこっちのもの」という意識が見え隠れします。

 中には大型マスクで顔を隠し、できるだけバレずに女性と対面しようとする人もいるから注意が必要です。

「すぐに帰る」ことにはリスクが…

(写真:iStock)

 写真詐欺を経験した女性たちに話を聞いたことがありますが、その場ですぐに帰ってしまったという人はいません。色々思うところはあっても、最低限、お茶だけはご一緒し、その後、用事があるなどと言って失礼するのだとか。

 確かにいきなり逃げ帰るのは、追いかけられて口論になるかもしれないので、リスクのある行為です。

 小一時間お茶をするというクッションをおけば、その後すぐに帰っても文句を言われる確率は低いでしょう。


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自分の顔を知られていまう恐怖

 話をした中に一人、「会うなりスマホで私の顔を撮られた」という人がいました。無防備に顔を剥き出しにしていたため、ネットで拡散されたらどうしようと、かなりの恐怖を覚えたそうです。

 会う人すべてがいい人だとは限りません。相手は生配信している可能性だってあるのです。帽子を深くかぶったり、メガネをかけたりマスクをしたりして、できる限り顔を隠して待ち合わせ場所に向かうほうが安全だと言えるでしょう。

「この人は大丈夫」という安心感を持てるまで、素顔を晒さないほうがいいかもしれません。

待ち合わせ場所には自分は後から行く

(写真:iStock)

 待ち合わせでショックを受けるのを防ぐために、独特の方法を編み出した女性もいます。

 それは「待ち合わせ場所には自分が先に行かない」というものです。相手が先に到着していたほうが、詐欺を見破りやすいからです。

 そして相手の服装や目印を聞き、少し離れたところからどんな人かをチェックするのです。写真と変わらない人であれば写真詐欺ではないでしょう。

 しかし、写真とまるで違う人物がそこにいたのであれば、写真詐欺である可能性があります。

リスクを最小限にするために…

 嘘をついて女性と会おうとするような男性とは、顔を合わせるリスクは避けたいところ。明らかに詐欺だと感じた場合は、体調を崩したなどというメッセージを送り、会わずに帰るのもやむをえないでしょう。

 マッチングアプリでやり取りする時は、相手はもしかしたら写真詐欺かも…という可能性を考え、電話番号などの自分の個人情報は教えないようにしたほうがベターでしょう。

 迂闊に対面してしまい、お金がなくて帰れないから貸して欲しいなどとせびられ、断りきれずにお金を渡してしまった人もいます。相手のプロフィールは、直接会うまでは信じ過ぎないようにしましょう。

(内藤みか/作家)

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