全国の花火、独創的な構図で 名張の角山さんが写真展 3月28日まで
全国各地の花火を撮影する、三重県名張市つつじが丘北3の会社員、角山誠さん(53)の写真展が、3月28日まで同市夏見の百五銀行名張支店ロビーで開かれている。見学自由。
15年ほど前、城巡りをしていた時に知人からカメラを借りたのを機に、写真撮影が趣味になった。カメラ雑誌を通じて花火の撮影に興味を持ち、地元の名張川納涼花火大会を撮影して以降、どんどんのめり込んでいった。
現在では東北から九州まで、年間約50か所の花火を撮影。各地の写真コンテストにも応募し、これまでに5回以上入選したという。
撮影に当たってのこだわりは、定番ではないオリジナルの構図に挑戦すること。花火以外に、城や鳥居などを重ねたり、観客や反射する水面などを入れたりして、独創的な写真を生み出している。そのためには撮影前に「グーグルストリートビュー」で調べ、当日の風向きを計算するなどの準備が欠かせない。
「待ち時間も楽しい」
角山さんは「準備や打ち上げまでの待ち時間も含めて楽しい。せかせかせず、のんびりと構えるのが大切」と話す。特に好きな花火大会としては、利根川大花火大会(茨城県境町)、赤川花火大会(山形県鶴岡市)、びわ湖大花火大会(大津市)を挙げた。
写真展では、A2、A3サイズにプリントした計約30点を並べた。花火以外に撮影している工場夜景の他、市内に住む弟の章さん(51)が撮影した野鳥の写真も展示している。見学は平日午前9時から午後3時まで。
問い合わせは角山さん(090・7855・5877)へ。
※2025年2月8日付885号2面から(紙面では2月28日までと紹介しましたが、その後、3月28日までに変更になりました)