マシュー・マコノヒー&ウディ・ハレルソンが「トゥルー・ディテクティブ」CM再演 ─ デニス・クエイドら豪華俳優も登場
骨太クライムドラマ「TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ」シーズン1で主演を務めたマシュー・マコノヒー&ウディ・ハレルソンが、テキサス州での撮影促進を目的としたプロモーション動画で、アイコニックな刑事役を再演している。シリーズの生みの親であるニコラス・ピゾラットが監督を務め、デニス・クエイド、ビリー・ボブ・ソーントン、レネー・ゼルウィガーら豪華俳優陣も登場している。
「True to Texas」と題された動画では、マコノヒーがラスト・コール役、ハレルソンがマーティン・ハート役に扮し、ドライブしながら気だるく会話を交わしている。マコノヒーは「ハリウッドは平らな円なんだ」(劇中のセリフをもじったもの)と語りかけ、「レコードの音を消して、ぐるぐると同じことを繰り返している」と続ける。「俺は曲を変えたいんだ。この業界は、誰かの記憶みたいなものだが、その記憶は薄れつつある。俺が言いたいのは、映画とテレビのための全く新たな拠点。つまりルネサンス、再生のことだ」。
すると後部座席からデニス・クエイドが加わり、「完全に乗っ取っとるのはどうだ?」と提案。ハレルソンも「テキサス州の余剰予算のほんの一部を使って、この州を新たなハリウッドに変えられる」と告げる。
そこでマコノヒーが携帯の着信を受けると、電話先のビリー・ボブ・ソーントンがテキサス州の映画助成金の増額に言及。その後、レネー・ゼルウィガーもマコノヒーに電話をかけ、「他の州が助成金を提供するなら、私たちはそっちへ行くしかない。制作のいくつかをテキサスに持ち帰れたらいいのに」と自身の思いを語る。
ハレルソンは「その助成金がハリウッドの大手企業に流れてしまうのでは?」と疑問を呈するが、マコノヒーはこれを否定。助成金1ドルにつき、4ドル分の価値が地元テキサスの経済に還元されることを伝える。
で本動画を公開したマコノヒーは、「テキサスの物語にはテキサスの背景がふさわしい。だから僕は『True to Texas』のために、デニス・クエイド、ウディ・ハレルソン、ビリー・ボブ・ソーントン、レネー・ゼルウィガーとチームを組んだんだ。今こそ、映画やテレビ作品を故郷に持ち帰る時だ!」と記している。
この動画が制作された背景には、テキサス州の著名人たちが、議会に対して映画・テレビ制作の助成金を強化するよう求めてきたことがある。2024年10月には、人気ドラマ「イエローストーン」を手がけるテイラー・シェリダンが、「大きな不満の一つは、私は『最後の追跡』を執筆したのに、撮影がニューメキシコ州で行われたこと。テキサスへの愛を込めた物語が、本来撮影されるべき場所より西で撮影されたのだ」と訴えた。2025年1月22日には、州議会がテキサス映画助成金の改革に4億9800万ドルを充てた予算案を提出したと発表した。
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