地下街シャレオでサンフレッチェ広島と連携した平和学習イベント「平和の軸線スタンプラリー」開催中
広島市の地下街・シャレオ中央広場では現在、サンフレッチェ広島と連携した平和学習企画「平和の軸線スタンプラリー」が開催されています。
被爆80年の節目となる今年、基町エリアを舞台にした参加型イベントとして、平和とまちづくりについて学べる内容となっています。
「平和の軸線」とは?
本企画のタイトルにもなっている「平和の軸線」とは、平和記念資料館本館から原爆死没者慰霊碑越しに原爆ドームを望む「南北軸線上の展望景観」のことを指します。
この象徴的な展望景観は、広島が世界に発信する「平和都市」としての姿勢を表す重要な視覚的要素です。
中区基町にあるイベント広場・ひろしまゲートパーク内の「ピースプロムナード」はその延長線上にあり、今回のスタンプラリーはこの基町にある3施設がチェックポイントになっています。
スタンプラリーの参加方法
スタンプラリーの台紙はシャレオ中央広場にて配布中。1つ目のスタンプを中央広場で押した後、ひろしまゲートパークにあるシミントひろしま2F「Pride of Hiroshima」で2つ目のスタンプをゲット。その後、ピースウイング広島の東スタンド1Fにある「広島サッカーミュージアム」に向かうと、3つ目のスタンプをゲットできます。
3つのスタンプをすべて集めてサッカーミュージアム受付に提示すると、もれなくサンフレ特別シールの「被爆80周年缶バッチ」がプレゼントされます。
さらに、期間中は毎日抽選で1名に「サンフレ選手のサイン入りTシャツ」が当たるチャンスも。
シャレオ中央広場にて被爆80年事業実施中
スタンプラリーの拠点でもあるシャレオ中央広場では、被爆直後の広島復興都市計画と広島サッカーの歩みをパネルで紹介する「都市計画パネル展」を実施中。原爆投下後の壊滅した広島の様子から都市計画の決定、平和大通りの開設や原爆ドームの世界遺産登録に至る歩みを振り返り、パネルにて紹介されています。
合わせて、サンフレッチェ広島のPEACE MATCH関連展示も行われ、スポーツと平和のつながりにも触れることができます。
また、「紙屋町まちかどピアノ」では、毎日12時30分から13時までPeaceコンサートも実施しています。
基町エリアでは、近年様々な商業施設やイベント広場、サッカースタジアムが建設されて注目を集めています。加えて、広島平和記念公園とも隣接エリアであることから、市民や国内外の観光客が平和学習に訪れるエリアでもあります。
「平和の軸線スタンプラリー」の開催期間は8月11日(月)まで。シャレオ中央広場の「都市計画パネル展」は、10時から18時の時間帯で開催されています。
夏休みのひとときを、家族や友人とともに平和と街の歩みを感じながら過ごしてみてはいかがでしょうか。