札幌の老舗建設会社、社内暴力動画が拡散 レバンガに続き市も認証取り消しへ
北海道札幌市の建設会社・花井組での暴力行為を捉えた動画が拡散している件について、札幌市広報部が5月8日に声明を発表しました。
事実確認のうえ、認証制度に基づき認証取り消しの手続きを進めるとしています。花井組は市の事業に関与する認証企業です。
拡散されている動画には、同社の社長とみられる人物が、目の前に座らせた従業員に対し、髪をつかんで引き倒したり、馬乗りになって殴りつけたりする様子が映っています。一方的な暴力が繰り返される、衝撃的な内容です。
現場には男女2人も居合わせていましたが、暴行を止めることはできませんでした。
本動画の拡散を受け、札幌市に本拠地を置くプロバスケットボールチーム「レバンガ北海道」は、いち早く事実確認を行い、花井組とのサポートシップパートナー契約を解除することを発表していました。
この対応に対して、札幌市公式Xの投稿には「札幌市の迅速な調査とご判断を支持します」「ついに、レバンガに続いて札幌市も動き始めたなぁ」など、支持の声が多数寄せられています。
なお、花井組の公式ホームページは、5月8日まで通常通り閲覧可能でしたが、現在は「このドメインはサイトに接続されていません」と表示されており、閲覧できない状態となっています。現時点で、サイト非公開の理由については公式な説明はありません。
1939年創業の花井組は、市のインフラ整備なども担当する老舗の建設業者。札幌市のSDGs登録企業認定のほか、札幌市ワーク・ライフ・バランスplus企業認定、さっぽろエコメンバーへの登録認定など、地域に密着した事業を行っていました。
<参考・引用>
札幌市広報部(@Sapporo_PRD)
レバンガ北海道(@levangakousiki)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025050902.html