子ども食堂でクリスマスイベント、今年も大抽選会で楽しいひととき、野菜もプレゼント
三重県四日市市富州原町の「55カフェ」で12月11日、クリスマスイベントがあり、ガラポン(回転抽選器)で子どもたちにプレゼントが贈られた。特定非営利活動法人三重はぐくみサポートが開いている「四日市子ども食堂55」に、株式会社ファーストステップの社員らが協力し、今年で4回目になった。
この日は、鶏のから揚げ、ブロッコリー、ホウレンソウのおひたしなどを詰めた弁当を110個ほど用意、子ども食堂の利用が最近になってという人を優先して予約を取り、来店を待った。夕方になって、親子連れでやってきた家族は、弁当と、協力団体の「あすなろう会」が用意してくれたクリスマスケーキとシャンパン風ジュースを受け取ったあと、抽選器を回した。
ガラポンの景品は、高級菓子の詰め合わせ、かわいいデザイン菓子など。色合いがクリスマスにぴったりだ。景品を手にして出口に向かうと、まだお土産が。子ども食堂に協力してくれる「マルイチ農園」から寄せられた野菜や果物で、最近の物価高もあってか、白菜やキャベツはすぐになくなった。ファーストステップのキャラクター「イッポちゃん」も見送りに出て、子どもたちとの記念撮影などに応じていた。
出口には野菜や果物のプレゼントも。
抽選会などで協力したファーストステップは、東海地方などで地域密着型の人材派遣などを手がけている。四日市市楠町の田んぼアートにも協力しており、そこで収穫された米30キロ分をこの日、子ども食堂に提供した。今後の子ども食堂の活動で使われる予定だ。社長の金本秀徳さんは、「社会に少しでも貢献したいと社員が頑張っていますが、イベントに参加して、逆に元気をもらっているようです」などと話していた。