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【加湿器】子どもを乾燥とウイルスから守りたい!電気代激安・菌すら放出しない超微粒子のモダンデコ『気化式加湿器』なら空気清浄機の誤作動を引き起こさないのか?

特選街web

ダブル除菌で加湿量も多く電気代も安いハイブリッド式加湿器を入手して、これで加湿器は確定と思っていた筆者。しかし、加湿器のミストで空気清浄機が誤作動するというトラブルが発生。これを解決するのに超微粒子ミストで加湿する「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」を追加してみました。結果は?

現状の加湿器に不満はありませんか?

加湿器のミストに反応して空気清浄機が動き出す意外なトラブル

我が家に到着した「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」。ダンボールのイラストにもあるようにシンプルなデザインの加湿器です。

加湿器は使っていますか、というか、加湿器の国内普及率はいまや65%を超えているので、かなり多くの方が加湿器を使っていると思います。風邪や新型コロナウイルス、インフルエンザなどのウイルス対策や肌の乾燥といったトラブルを考えると、ある意味必須の家電になりつつあるのでしょう。

我が家の場合は、幼い子ども4歳児と間もなく新生児が生まれてくるので、彼らをウイルスなどから守り、息子の乾燥肌でのカイカイを防ぐためにも必須のアイテムといえます。本人が必須アイテムといっているので当然持っているのですが、加湿器に不満はありませんか?

筆者は先シーズンはスチーム式(加熱式)を使っていました。息子の乾燥肌がひどく、これを防止し、雑菌などの発生が少ないスチーム式は電気代が高くても仕方ないと考えたのです。しかし、これが1日150円ほど、1kwhあたりの電気代を27円で計算してかかっていたので月の約4,500円、最近筆者が電気代の計算に使っている1kwhあたり35.5円で計算すると毎月約6,000円の電気代がスチーム式加湿器だけでかかることになります。

「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」はカラーをホワイトとグレージュから選ぶことができます。筆者は最近、グレージュがお気に入りです。

スチーム式加湿器がどんなによくても、さすがに筆者はこれには不満です。そこで今シーズンはダブル除菌機能が付いた超音波とスチームのハイブリッド加湿器モダンデコの「6.5L ダブル除菌 ハイブリッド式 UVライト+ヒーター除菌機能付き」を試したのです。

過去記事「【加湿器】電気代が安い除菌率99.4%のモダンデコのハイブリッド加湿器で、子どもをカイカイとウイルスから守りたい!」-特選街web(https://tokusengai.com/_ct/17686437)にも書いたのですが、ヒーターをオフにして超音波+除菌用のUVライトで使用する1日あたりの電気代はなんと約5円。1kwhあたり35.5円で計算しています。

そのほか、細部までよくできており、これで我が家の除湿器は決定! と思ったのですが、意外なトラブルが発生したのです。それが超音波式加湿器から発生したミスト(水の微粒子)を空気中のチリとして空気清浄機がセンサーが検知、加湿が行われると、猛烈な勢いで空気清浄機が作動するのです。とてもうるさい。

リモコンも付属しています。動作音が気になるときは加湿量を下げたり、加湿力が足りないと感じたときはヒーターをオンにしたりと結構活躍してくれます。

この問題を解決する方法がないかと、除湿器の資料などをみていると発見したのが、超音波式と異なり、気化式だと発生するミスト(水の微粒子)のサイズが小さいということ。超音波式だと10㎛ほどあるミストが気化式では最小0.01㎛。0.1〜0.2㎛サイズの細菌すら乗れず、加湿器のミストに乗って菌が拡散されることもないといいます。なお、我が家の空気清浄機は0.3㎛程度の空気中のチリを検出できるといいます。

気化式で放出されるミストなら空気清浄機でも検出できないのでは? と考えたのです。しかも気化式ならば、電気代は超音波式よりもさらに安いといいます。

モダンデコの「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」を導入した理由

気化式+スチーム式のハイブリッドでハイパワーで大容量

この排気口の下にファンユニットが配置されており、水分を含んだ空気が出ているのですが、湯気やミストのように見えることはありません。

それまで使っていたモダンデコの「6.5L ダブル除菌 ハイブリッド式 UVライト+ヒーター除菌機能付き」が筆者はかなり気に入っていました。インテリアとなじみやすいデザインと、電気代が安いのはもちろん、6.5Lの大容量タンクのおかげで寝ている間に駆動させても、水がなくなって、朝方は空気が乾いているなんてこともありません。

そこで同じモダンデコで大容量の気化式がないかとみてみると「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」(実勢価格:税込12,999円)が目についたのです。気化式というだけでなく、スチーム式とのハイブリッドで最大加湿量は約600ml/h。それまで使っていた「6.5L ダブル除菌 ハイブリッド式 UVライト+ヒーター除菌機能付き」は最大加湿量が約550ml/hなので、十分に加湿できると考えました。

上部給水口のカバーを外したところ。基本的にはここから給水を行います。どのくらい水が入っているかは本体側面の水位窓で確認する構造です。

また、タンク容量が5.5Lと大容量なので、寝ている間に水がなくなって、朝方には駆動していなかったなんてこともないでしょう。湿度設定すれば、センサーが室内の温度を感知して自動で加湿量を調整してくれる機能も付いています。

これで超微粒子のミストで空気清浄機の誤作動を誘うことなく、動いてくれれば完璧です。そんな期待を持って「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」を実際に試してみました。

「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」を実際に使ってみた

本体を外した「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」の内部。水タンク、水タンクフタ、フィルターバスケット、水フィルターが入っています。

空気清浄機は誤作動しない! ただし気化式の強運転はうるさく、ヒーターオンだと……

「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」を導入する前に、筆者は約30畳のスペースに「6.5L ダブル除菌 ハイブリッド式 UVライト+ヒーター除菌機能付き」を設置して使っていました。最大対応面積は17畳なので、その倍近いスペースを加湿していたのですが、特に問題は感じなかったのです。

これと同じ条件の場所に最大対応面積が14畳の「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」を設置して1台で使おうという筆者が無茶だと思います。しかし、できればリビングダイニングなどは加湿器1台でなんとかしたいと思うのが一般的ではないでしょうか。

過去の経験などからいろいろと想定してみると、筆者の家のリビングダイニングなどを加湿するには、約200ml程度の加湿量が必要なようです。実際「6.5L ダブル除菌 ハイブリッド式 UVライト+ヒーター除菌機能付き」を使っていたときにはヒーターなしの超音波式だけで加湿「中」約180ml/hもしくは加湿「強」約300ml/hだけで湿度をコントロールしていました。

取り外した「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」の本体。ファンユニットとポンプユニット、水フィルターへの吐水口などが見えています。

この程度の加湿量を「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」で確保しようと考えるとヒーターオフの気化式だけだと加湿「中」約180ml/hもしくは、ほとんどの場合加湿「強」230ml/hで運転する必要がありました。

そしてファンを回して、その風で水を気化させる気化式だとファンの駆動音がするのです。加湿「中」で45db程度、加湿「強」だと55db前後になります。気化式に変えてから空気清浄機が夜中に誤作動して起こされることはなくなりました。ですが、夜中のリビングで「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」から最大で洗濯機レベルの騒音が出るので、空気清浄機が誤作動しなくなったメリットが消えてしまいます。

ですが、スチーム式とのハイブリッドである「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」はヒーターをオンにすれば、加湿「弱」でも300ml/hの加湿力を得ることができます。ただしヒーターをオンにするとざっくり300Wほど消費電力がアップします。

本体の背面に配置された吸気口。ここから吸気された空気が上面の排気口から水分の含んだ空気として排気されます。

ヒーターを切って加湿「強」として設定湿度65%で自動運転していた際の1日あたりの電気代は1kwh35.5円で測定しても8円前後だったのに対して、ヒーターを入れて加湿「中」として同じ設定湿度で自動運転すると雨の日などもありましたが、1日80〜100円程度かかるのです。

空気清浄機も誤作動せず、湿度もしっかりと保たれて、しかも静かでタンク容量も大きい「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」は水切れも起きづらく、とても快適です。非常に満足なのですが、この方法で運用すると月に2,400〜3,000円程度の電気代がかかります。さらに乾燥する雪のシーズンになるともっとかかるかもしれません。この点がちょっと残念。

部屋のサイズが小さければ「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」はかなりいい

フィルターバスケットから外した水フィルター(右)。この水フィルターや吸気口フィルターなどは週に1度程度の頻度で清掃する必要があります。

いつまでも解決しない加湿器問題は一長一短で本当に悩ましい

素直に考えるなら、筆者は「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」をもう1台導入すればよいのでしょう。本来最大対応面積が14畳の「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」を約30畳リビングダイニングに配置しているのですから、素直に2台にすれば気化式のみの加湿「弱」130ml/hもしくは180ml/hの加湿「中」で対応できるはずなので電気代も高く見積もっても2台で月額500円以下で十分に加湿できるでしょう。

しかも「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」をヒーターオンの自動運転にすると電気代が月に3,000円前後かかるので、約5カ月分の電気代の差で「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」がもう1台購入できてしまいます。そう考えると結局はこちらのほうがリーズナブル。おそらく対応面積以下の部屋を加湿するなら「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」は超おすすめです。

「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」の操作部分。筆者は湿度設定65%、加湿「弱」+ヒーターのオン/オフで湿度をコントロールしています。

ただし、気化式の加湿器はその構造から雑菌が発生しやすく、「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」も小まめなメンテナンスが必要です。週1回から2カ月に1回程度といった、いくつかのメンテナンスが必要で、これを怠ると菌やニオイが発生するといいます。

この点まで考慮すると、加湿器はメンテナンスが比較的簡単で菌などが発生しづらく、ただし電気代は高いスチーム式、ミストの粒子は大きいが電気代も安く、メンテナンスも比較的容易な超音波式、ミストの粒子も小さく電気代はもっとも安いがメンテナンスが比較的面倒な気化式、さらに、それらを組み合わせたハイブリッドと選択肢は多様になっています。

本体側面の水位窓。ここを確認しながら給水します。満水になると水量インジケーターが白く点灯するしくみです。

それでも、どの形式の加湿器にも現状一長一短があるというのが実情でしょう。筆者は「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」と「6.5L ダブル除菌 ハイブリッド式 UVライト+ヒーター除菌機能付き」の組み合わせで電気代が安く、空気清浄機が誤作動しない運転方法と配置をいまも試行錯誤しています。

「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」は、多少メンテナンスが面倒ですが、最大対応面積以下の部屋などに設置しヒーターなしの加湿「弱」運転で使えるなら、空気清浄機の誤作動もなく、静かで電気代も安い優れた加湿器です。「強」加湿時の騒音が抑えられると最高なのですが、この点だけが残念といえます。

<公式サイト>モダンデコ (https://www.modern-deco.jp/c/humidifier/dyk01)

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