スキーリフトで「星空米」の天日干し始まる 妙高市のロッテアライリゾート
新潟県妙高市両善寺のロッテアライリゾートで2025年9月25日、スキーリフトを使った稲の天日干しが始まった。稲は地元住民と連携し同施設のロッテアライ農場で栽培したブランドコシヒカリ「星空米」で、10月のイベントで販売する。
《画像:リフトで天日干しされるロッテアライリゾートの「星空米」》
《画像:刈り取ったばかりの稲束》
米作りは「矢代米」の産地でもある地元両善寺集落とロッテアライリゾートが連携し、休耕田0.2haを活用して2023年から行っている。田植えや稲刈りはホテル宿泊者、市民などから参加者を募り、従業員や地元住民も加わったイベントとして実施し、交流も図っている。
2年目となった昨年からは、同施設から望める満天の星にちなんで温泉やプールの名称にもなっている「星空」を使い、「星空米」とネーミング。田んぼ脇でのはさがけのほか、スキー場のリフトを使った天日干しも始めた。
《画像:大毛無山を望むロッテアライ農場》
地元の連携組織「R&L連携推進室」の小島定司事務局長(68)によると、今年はゲレンデを潤す豊富な水のおかげで水不足の心配もなく豊作となり、約900kgの収穫を見込んでいる。
この日は朝から従業員や小島事務局長など4人が、一部の稲刈りを実施。稲束約40束をゲレンデに運び、片道約400mのリフトに架けた。2週間ほど天日干しするという。
《画像:リフトに設置した鉄パイプに稲束を架けた》
《画像:片道約400mのリフトに稲束が並ぶ》
小島事務局長は「リフトでの天日干しは、写真スポットにもなると思う。10月26日のイベントで販売するので、ぜひ来てほしい」と話した。
9月28日にはホテル宿泊者や従業員や地元住民などが参加して、稲刈りイベントが行われる。
LOTTE HOTELS & RESORTS( https://www.lottehotel.com/arai-resort/ja/green-season )