垂水に新オープン『なぎ葉』和食料理の店主が作る、真っ向勝負のお好み焼き 神戸市
10月17日、ジェームス山(神戸市垂水区)に『お好み焼・鉄板焼ダイニング なぎ葉』がオープンしました。花隈で長年小料理屋を営んでいた店主夫妻による新店に、一足先にお邪魔しました。
新しい木の香りがする店内。木目調にグリーンの色合いが、店名『なぎ葉』のイメージにもぴったりです。
縁あってこの場所に店舗を構えることになった店主夫妻。「地元の人に愛されるお店を目指したい」との思いをうかがいました。
飲食店の少ない地域ということもあり、「特にお酒を飲みながらゆっくり過ごせる場所があまりないので、美味しい鉄板焼きとともに一息ついていただける場所になれば」とのこと。オープンを今か今かと待ちわびるご近所さんも多かったそうです。
同店でいただけるのは、大きな鉄板で焼かれるお好み焼きと鉄板焼き。長年培ってきた和食料理人としての経験を活かして作られるお好み焼きは、シンプルな中にもこだわりがたっぷりと詰まっています。
看板商品「なぎ葉のブタ玉」をいただきました。
ピカピカの鉄板で手際よく焼き上げられていくお好み焼き。小気味のよい音と香ばしい香りが食欲をそそります。
たっぷりの鰹節に、青のりはお好みで。
口に運ぶとほろっとほどけます。ぎゅっと固まっているタイプではなく、ふんわり柔らかい食感です。角切りのシャキシャキキャベツがたっぷり入ってヘルシー。四角いこんにゃくがところどころに入っているのも食感のよいアクセントになります。
口に含むごとに上品な風味が広がります。これは出汁の味なのだそう。料亭に生まれ、小さな頃から厨房に入っていたという店主。お好み焼きにも日本料理の“真髄”を忘れません。
ソースも複数種類をブレンド。上品な味を引き立てる絶妙な味わいです。一口食べるごとに思わず頷いてしまう、印象的なお好み焼き。メニュー数は決して多くありませんが、シンプルなメニューで真っ向勝負するという心意気を感じます。
もう一つの看板商品は、店主が釣ってくる新鮮な魚料理です。休みのたびに釣りに出かける店主、近隣の乗合船にはだいたい顔が利くほどのベテランです。
自身で釣った旬の魚を鉄板で調理し、提供します。どんな魚料理があるかは訪れてからのお楽しみですが、魚狙いの方は定休日明けの木曜日が狙い目だそうですよ。
お昼はお好み焼きや焼きそば、夜は鉄板焼きをお供にお酒が飲める、まさに大人の隠れ家のようなお店。昼飲みも大歓迎だそうです。
大きな鉄板でやけどの心配があるため「小さなお子さんの店内利用はご遠慮いただいていますが、お子さんと一緒の時はテイクアウトでゆっくりお楽しみいただけたら」と、店主夫妻。お好み焼きや焼きそばなどの商品はテイクアウトにも対応予定だそうです。
地域待望の新店。お好み焼き・鉄板焼きなら『なぎ葉』と浸透する日も遠くない予感がします。
場所
お好み焼・鉄板焼ダイニング なぎ葉
(神戸市垂水区松風台2-1-1-2 グリーンコーポジェームス山壱番館1階)
営業時間
昼 11:30~14:30
夜 17:00~22:00
定休日
水曜日+不定休
オープン日
2025年10月17日(金)