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【1泊7515円】京都ド真ん中で週末最安だったカプホ『グランジット京都河原町』が清々しいほど “風呂入って寝るとこ” だった / 女子も泊まれるよ!

ロケットニュース24

滋賀県へ行く用事があり、滋賀のホテルはさぞ安いんやろな……と思って検索したところ1泊3万の旅館が最安だったので思わず3度見した。なんと滋賀ではこの秋44年ぶりの国体が開催されていて、その影響で宿泊施設がパンク状態だったのだ(※ 現在は解消しています)。

そんなワケで滋賀へ来たにも関わらず、私は京都で宿を探すことになった。日本一混み合っていそうな京都だが、滋賀よりは立ち回りのしようがあった。おそるべし国体。

とはいえ週末の京都はそれなりのお値段がする。ようやく見つけた最安のカプホは1泊7315円だった。果たして週末の京都の最安カプホはどんな具合なのだろう……?

充実していたアメニティ

・狂乱! 夜の鴨川

今回私が泊まるのは京都ド真ん中。 “京都といえば” で多くの人が思い浮かべる鴨川とか先斗町とか、そのあたりである。滋賀からのルートを検索すると『三条京阪』駅から徒歩で向かうのが賢明らしい。終電間際の三条京阪駅に下車し、先斗町方面へ向かったところ……

“惨状 ”京阪だった。

京都不得意の私は全く知らなかったのだが、この日私が縦断した「木屋町通」というところは、東京でいうところの歌舞伎町とかコリドー街に相当する繁華街だったらしい。「風流」というイメージしかなかった鴨川のほとりでは外国人グループが肩組んでアコギかき鳴らし、「舞妓さんが歩いてそう」というイメージしかなかった細い裏路地には泥酔者が転がっていた。

夜の鴨川周辺〜木屋町通周辺を闊歩する群衆は、体感でいうと半数くらいが外国人だったと思う。夜の鴨川周辺は、控えめに言ってカオスだった。

別に酒飲んで騒ぐことが悪ではないし、日本に来てくれた外国人に心から「サンキュー」と言いたい気持ちもある。が、京都に対して漠然と抱いていた “はんなり” イメージと、インバウンド客のラテンノリとのギャップがすさまじく、土地勘のなさも手伝って私は「怖い」と感じてしまったのだ。

夜の京都が全然 “はんなり” していないことを知り、泣きながら木屋町通を駆け抜けた私。繁華街が怖い人は迂回などされたし!

・風呂入って寝るとこ

かくして目的の宿『グランジット(GLANSIT)京都河原町』に到着したときは、ダンジョンでセーブポイント見つけたみたいな安堵を感じた。

相当コンパクトなつくりながら、京都らしい洗練されたスタイリッシュなデザインである。カプホ素人の私からすると、これがカプホだとはとても思えない感じ。

なお先ほど1泊の料金を7315円とお伝えしたが、チェックイン時に宿泊税200円を加算されトータルは7515円となりました。グランジット京都河原町は1階が女性専用フロア、2階と3階が男性専用フロアになっている。

フロント横にはアメニティと自販機と喫煙所があり、すぐ女性専用エリアの入り口が出現する。「無駄、極限まで省きました!」といったムードの簡素なつくりは、さすが京都ド真ん中。

ロッカーに荷物を入れたら、座って過ごせる空間は自分のカプセルとラウンジのみ。ラウンジは結構狭めで、私がのぞいた時は定員オーバーにより入室不可であった。よって基本カプセルで過ごすことになるのだが、カプセル内は飲食禁止などの制限もある。あまり長時間くつろぐには適さないかもしれない。

「風呂入って寝るところ」と思っておいたほうが賢明だと思う。

・計算し尽くされた設計

エンタメ系カプホとは対極にあることが判明したグランジット京都河原町だが、とはいえ風呂入って寝るために必要なものは全て揃っている

コインランドリーもあるし……

シャワー室に備え付けられたオイル、洗顔、シャンプーにコンディショナーは全て安定のDHC。またドミトリー得意民の観点からいえば脱衣所にカゴ、ちょっとしたモノを置ける台、フックが付いている点はかなりポイント高かった。風呂入って寝るだけならこれで充分(シャワーだけど)。

あっ、ヘアアイロンもある!! 持ってきてソンした!! 化粧ルームには洗顔、化粧水、乳液、綿棒、コットン、ヘアゴムが完備されている。座席数が5席と少なく混雑時は注意が必要だが、女子にとって過不足ない設備といえるだろう。男性エリアは見ていないので分かりません、あしからず。

・寝心地GOOD!

女性用カプセルは全部で26室。

ピカピカの最新鋭都市型カプホって感じ。

内部は広すぎず狭すぎず。大きな荷物や貴重品はロッカーに入れましょう。

USBポートの横にある、メガネくらいなら置けるくぼみが地味に嬉しい。

空調もいい感じだ。明日は早いのでおやすみなさ〜い。

翌朝…………

夢も見ずにグッスリ眠った私は、バッチリメイクをしてチェックアウト。昨夜震えながら見上げたグランジット京都河原町は、朝だと印象が違って見えた。

周辺の裏路地も、昨夜の混沌がうそのよう。昼と夜とで全く異なる顔をのぞかせるのが京都の魅力なのかもしれない。

で、グランジット京都河原町の総評はというと“「過不足なし」を具現化したようなカプホ”。大浴場に浸かれるとか、おいしい食事が食べられるとかは一切ない。宿泊者同士の交流が発生する可能性は限りなく低いし、1人でゆっくりテレワークできる場所でもない。

ただ「京都の中心部で低価格で風呂入ってグッスリ寝ること」が目的であれば、かなりオススメできる宿泊施設だと思う。そのへんは各自の目的に合わせて、京都の熾烈なホテル争奪戦を制してくださいね!

参考リンク:グランジット京都河原町
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

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