東京、7月に開催される注目のホラーイベント3選
東京では、梅雨明けを思わせるような日々が続いている。本格的な夏の到来の前に、暑さも吹き飛ぶホラーイベントに参加してみては。
ここでは、ホラーが苦手でもチャレンジできるものから、途中でリタイアする人も続出する最恐イベントまで、2024年7月に行くべきホラーイベントを紹介する。
SIREN in NAMJATOWN 再
2023年にリリース20周年を迎えた、大人気ホラーアドベンチャーゲーム「SIREN」の体験型イベントが開催。今年も会場となる「ナンジャタウン」に、架空の日本村「羽生蛇村(はにゅうだむら)」が登場する。
ルールは、不気味な廃屋に迷い込み屍人たちに襲われるスリルを乗り越えながら出口を目指す、というもの。屍人たちは、各地でホラーイベントを手がける株式会社怖がらせ隊のキャストが演じている。
期間中は屍人とツーショットが撮れるフォトアトラクションの設置や、園内回遊型のラリーゲーム、オリジナルグッズの販売なども実施。食べてゲームの世界観を感じる「羽生蛇蕎麦」と「赤い水」といったオリジナルメニューも販売する。
10時から16時までの間は、ホラーが苦手な人でも楽しめるよう恐怖度を抑えた「SIREN回廊 甘口」も開催される。
※SIREN回廊 17〜21時(最終受付は20時30分)、SIREN回廊 甘口 10〜16時(最終受付は15時30分)/ナンジャタウン/料金はSIREN回廊 ナンジャパスポート・ナイトパスポート/SIREN回廊 甘口 1.200円・ナンジャパスポート
行方不明展
「行方不明」をテーマにした体験型の展覧会が「三越前福島ビル」で開催。考察型展覧会「その怪文書を読みましたか」を手がけた若手ホラー作家の梨、ホラー専門の制作会社・株式会社闇、テレビ東京のプロデューサーで演出家の大森時生が制作を担当する。
薄暗い会場は音響や照明、空間演出にもこだわった不穏な雰囲気。展示は「ひと」「場所」「もの」「記憶」の4つのルートに分かれている。張り紙、遺留品、物品、都市伝説といった不気味な情報の展示を見ながら考察し、「行方不明」の痕跡を追っていく、という内容だ。
観覧の所要時間は約90分。展示内容は全てフィクションだが、会場を巡っていくうちに突然消息を絶った人や、予兆なく消えてしまったものたちの不気味なストーリーに引き込まれていく。
ホラーや怪談のエッセンスも同時に感じられる、新感覚の恐怖を体験してみては。
※11〜20時(入場は閉館の30分前まで)/三越前福島ビル/料金は2200円
三和交通タクシーで行く心霊スポット巡礼ツアー
タクシーに乗って関東エリアの心霊スポットを巡るという人気イベントが、今年も開催。ユニークなタクシーサービスで知られる三和交通タクシーが主催し、毎年多くの応募者を集める。
開催10年目を迎える今年は、「横浜(新横浜)」「多魔(八王子)」「不死身野(埼玉)」「不蟲(府中)」の4エリアを用意。心霊スポットに詳しいドライバーが、それぞれのエリアで数カ所の心霊スポットを案内する。
各コースには恐怖度やデート度、話題度などの指標が付けられており、自分の好みに合わせてツアールートを選ぶことができる。ただし、どの心霊スポットを巡るかは当日まで明かされない。
参加条件の一つに「霊感の強い人は参加を控えること」とあり、このイベントが「ガチ」であることを伺わせる。抽選予約は2024年7月15日(月・祝)12時まで。本物の心霊現象に遭遇する覚悟を決めて参加しよう。各ツアーの詳細は公式ウェブサイトからチェックしてほしい。
※開催日・時間・料金はツアーによって異なる