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サクラクレパス、AI疑惑の海外販促物問題で第1報 ロゴ違反など判明し撤去へ

おたくま経済新聞

サクラクレパス、AI疑惑の海外販促物問題で第1報 ロゴ違反など判明し撤去へ

 文具メーカー大手の「株式会社サクラクレパス」が12月9日、海外の漫画イベントで展示された自社の販促物について、公式Xおよび公式サイトで謝罪を行いました。

 問題となっていたのは、スペイン・バルセロナで開催された「MANGA BARCELONA」で撮影された、サクラクレパスのロゴが入った販促用タペストリーです。

 このタペストリーに描かれたキャラクターのイラストに不自然な点が見られ、SNS上では「生成AIによって作られたものではないか」という指摘が相次いでいました。

 特に、クリエイターを支援する立場の画材メーカーが、クリエイターからの反発も強い生成AIを使用した(疑いのある)広告を出したことに対し、「絵描き相手の商売でこれはさすがにな」「本当だったら画材屋さんとして、めちゃくちゃ相性悪い組み合わせだと感じる」といった厳しい意見も寄せられていました。

■ サクラクレパスの見解 企業ロゴ規定違反や商品デザインの相違を確認

 こうした指摘を受け、サクラクレパスは12月8日より事実確認を開始。9日に発表された「第一報」によると、社内調査の結果、「企業ロゴマークの表記が同社の表示規定に反するものであること」、「商品(PIGMA MICRONやGELLY ROLL)のイラストが実際のデザインと相違があること」が確認されたとし、生成AIを用いたと思われる件については特に言及せず。

 しかしながら、同社はこれらの違反を重く受け止め、当該販促物の使用停止を要請し、撤去などの対応を速やかに実施すると発表しました。

 また、現在、制作・発注に関与したグループ会社に対して事実確認を行っており、精査の上で必要な措置を講じるとのこと。調査結果および再発防止策については、改めて公表するとしています。

 同社は、「多くの方々にご不快をおかけし、またご不信を招く結果となりましたことを、心よりお詫び申しあげます」と謝罪しています。

<参考・引用>
サクラクレパス【公式】(@1921_SAKURA)
サクラクレパス公式HP「第一報 該当販促物についての正式見解」

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025121001.html

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