東京、1月11〜13日に開催されるアングライベント3選
地上では寒波が騒がれている2025年1月。今年も東京のアンダーグラウンドでは、熱を帯びた催しが開かれている。ここでは、1月11日(土)から13日(月)まで週末に開かれている注目のイベントを紹介しよう。
首都圏店舗交流異種格闘技戦〜B2B編
知る人ぞ知るDJのサイバーおかんとDJパチスロポリスが主催しているDJイベントの第7回目。2024年6月から開催されており、東東京のニッチなDJバーを集めて、その店の選抜DJによる「B2B」(2人のDJが1曲ずつ交互にかける)というものだ。
開催店舗も毎度異なり、今回は日本橋浜町「レコードコンビニ」で行われる。コンビニエンスストア「Yショップ上総屋」の一角がDJバーになっている唯一無二の空間である。
参加するのは、日本橋「元オムチャントーン」、浦和「KUNI_HOUSE」、湯島「九龍電脳東京」、「高円寺yakusyu(薬酒BAR)」、秋葉原「Barfly's stomp」、「浅草金虎」、同じ区浅草のクラブバー「浅草STELLA」と豪華ラインアップだ。同イベントで各店の雰囲気も味わえるも特徴である。
DJは、レコードコンビニから、YouTuberなどの顔を持つみのと川西卓が参戦するほか、浅草金虎からは和尚(浅草ジンタ)、TAMAE (ponytailz)が出場するなど豪華メンツが揃う。より詳細なリストはサイバーおかんのxで確認できる。
毎度大盛況の注目イベント。「今回で店舗が一巡するため、各店気合いが入っています」と主催のサイバーおかんは語る。この機会を見逃さずに飛び込んでみてほしい。
※1月12日(日) 16時〜21時30分/レコードコンビニ/入場料は1,000円
ART GOLDEN GAI
解体予定のマンション「セゾン代官山」で、一棟全体を活用したアートイベント「ART GOLDEN GAI」が開催。アーティストレジデンスやNFTギャラリーなどが展開する。
マンション共用部は、『ジョーカー』や『ウェストサイドストーリー』などのハリウッド映画の背景美術を担当したシーニックアーティスト(背景美術家)のアマンダ・ハギー( Amanda Hagy)が全面プロデュース。エントランスから廊下まで、サイバーパンクやデコトラなど、フロアごとに異なるテーマで異空間を作り上げる。
1~2階では、「NOX Gallery EBISU Powered by Brillia」が、没入型のオーディオビジュアルアートショーや、イベントを開く。3階から10階までの居住区画や廊下部分は、異なるアーティストがペイントやデジタルサイネージなど、思い思いの方法で部屋を装飾する。それぞれのアートの魅力が詰まった50以上の部屋は見どころの一つだ。
また、世界のショートフィルムを配信しているオンライン映画館「Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE」が展開する「ShortShorts」の展示により、複数のモニターでショートフィルムも楽しめる。
建物全体を使用し、大規模な芸術活動を発信する本イベント。最先端のアート、音楽、テクノロジーを体感してほしい。
※1月28日まで、12〜22時/全期間パス前売り5,000円、専門・大学生3,000円、高校・中学生1,500円/1日パス前売り2,000円、専門・大学生1,500円、高校・中学生750円、小学生以下無料
神楽坂の愛人の家
現代アートギャラリー「エイトエイコ(eitoeiko)」で、「イケメン描いて20年」の女性日本画作家・木村了子による個展「神楽坂の愛人の家」が開かれる。
今回、神楽坂・矢来町の静かな住宅街にある同ギャラリーを画家のアトリエに見立て、架空の初老の画家「わたし」と美しく若いイケメンモデルの「彼」の関係を、木村は官能的に描いている。
また、NHKドラマ『燕は戻ってこない』と、オランダでピアニスト・向井山朋子が上演した浄瑠璃パフォーマンス『SADO』に使用された肉筆春画も併せて展示。艶かしさが漂う作品世界へと足を踏み入れてみては。
※1月18日まで、12〜19時/休館日は月曜・祝日/エイトエイコ/入場は無料