吉野家の北海道限定メニュー「ジンギスカン定食」が凄い! ご飯食べ放題で1177円と安いだけでなく……
北海道と言えばジンギスカン。バンドのツアーでここのところ年一ペースで北海道に行っている私(中澤)も行く度に食べている。地元民や関係者たちとの会食となると店の席の感じ的にジンギスカンになりがちなのだ。
ただ、今年は北海道に来るのも2回目。よって、1人飯でジンギスカンを選ぶつもりはなかったんだけど、思わず1人で食べてしまったジンギスカンがある。それが吉野家の北海道限定メニュー「ジンギスカン定食(税込1177円)」だ。吉野家にジンギスカンなんてあったの!?
・到着口出て5秒で吉野家
そんな衝撃メニューを発見したのは新千歳空港の吉野家である。真昼間に新千歳空港に降り立った私。到着口の出口を出て辺りを見回した時、吉野家が目に飛び込んで来た。北海道に来て一発目吉野家に入るヤツいるかよ!
なにせ札幌。できることなら観光で限られた食事回数の1回をどこでも食べられる吉野家で埋めたくはない。一瞬そう思ったんだけど、意外とその吉野家には行列とかできている。なんかあるんだろうか? そこで軽く様子を伺ってみたところ……
店内の壁にジンギスカン定食(税込1177円)というポスターが貼られているではないか! え、吉野家ってジンギスカン販売開始したの? そう思ってよくポスターを確認したところ「北海道限定」と書かれていた。スゲエ!!
・入店
思わず入店して注文してしまった。北海道に来て一発目吉野家に入るヤツは間違いなくいた。そう、私である。
出てきたジンギスカンは、吉野家の牛肉よりは厚めで食べごたえはありそう。タマネギと濃い醤油ダレも含めてちゃんとジンギスカンしてる。しかし、醤油ダレを鍋に入れて食べてみたところ、さらなる衝撃が私を襲った。
吉野家の風味がする……! タレの味としてはまさしく『だるま』みたいなあの醤油味なんだけど、食べた瞬間、一瞬だけ鼻先を吉野家の牛丼の香りが通り過ぎる。味自体はオーソドックスなジンギスカンのそれなのに、ブラインドで食べても分かるくらいちゃんと吉野家印がついていた。
・ご飯食べ放題
それゆえに白飯との相性は良い。ご飯がグイグイなくなっていく。なお、2025年10月現在、吉野家新千歳空港店は多くの吉野家と同様、定食の注文でご飯おかわり自由である。最高や。
確かに、肉のパンチ力だけで言うと『だるま』とか『大黒屋』のような名店には劣るけど、2025年10月現在『だるま』の最安ジンギスカンが一皿1280円であることを考えると、定食ご飯おかわり無料で1177円は安い。
・AIよりは早く見つけた
試しにGoogleで吉野家のジンギスカン定食を調べてみたところ、AIは「吉野家には『ジンギスカン定食』というメニューは現在ありません」との回答だった。少なくともAIよりは早く見つけられたようである。
そこでさらに調べてみると昨年2024年も北海道限定で販売されていることが分かった。AIよ、せっかく存在する情報をブロックするんじゃない。
ちなみに、後にバンドメンバーにこの話をしたところ他のメンバーも「気になってた」と言っていたから、前述の私のように、「せっかく札幌来たのに吉野家かー」で入店しない人も結構いるのではないだろうか。
なので、退店後、改めて振り返って感じた感想を記載しておこう。むしろ札幌着一発目に吉野家は全然あり。北海道の実感を味わえる上、安く済ませられる。予想外の満足度の高さを覚える旅の始まりとなったのであった。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.