【八千代市】元社会科教員のライダー宮司がつむぐ地域の縁 全国48番目のオートバイ神社が八千代に開所
古代、「神々の群がる場所」と呼ばれた八千代市村上(村神)。北総地区きっての大集落に作られた七百餘所(しちひゃくよしょ)神社は、「やおよろず(八百万)の神々が集まる所の社」では畏れ多いと、百を引いた名を称したといわれます。
日本最古の神を祭る七百餘所神社
日本で最も古い神様とされる国常立尊(くにとこたちのみこと)をご祭神とする同神社は、5月11日、千葉県内3番目のオートバイ神社に認定されました。
(一社)日本二輪車文化協会認定のオートバイ神社は、ライダーの地域の拠点づくりと地域振興を目的とし、全国に60カ所ほどあります。
自身も大学時代からオートバイに乗る宮司の佐藤誠さん。
「近くには、道の駅やバラ園など見どころもたっぷり。ライダーの交流の場、また千葉を旅するきっかけになればと思います」
ライダー同士の出会いに寄り添う場
「小6の頃、畑で見つけたかけらが縄文土器だと博物館の人に教えてもらったことをきっかけに、歴史に目覚め、社会の先生か学芸員を目指した」という佐藤さん。
社会の先生という夢をかなえた30代には仕事の傍ら、大阪國學院で神職の資格を取得したことが縁で、前宮司から声がかかり現職に。
これも神の導きと振り返ります。
「遠くに連れて行ってくれるオートバイは、現実から非日常へと自分を解放してくれるもの。神社での出会いに寄り添い、ご縁を感じる場にしたいですね」。
オートバイ神社ならではのお守りや御朱印もあり、おはらいも受けられる同神社。
開所後、週末には以前より多くライダーが参拝するようになったそうです。
問い合わせ
七百餘所神社
住所/千葉県八千代市村上433
ホームページ/https://www.shichihyakuyosho-jinja.com