「A.P.C.」「マリメッコ」が好調もルックHDの第3四半期は減収減益
「A.P.C.(アーペーセー)」や「マリメッコ(marimekko)」「イル・ビゾンテ(IL BISONTE)」など、主に欧米の婦人服ブランドを展開するルックホールディングス(以下、ルックHD)は11月11日、2024年12月期の第3四半期の累計決算を発表した。売上高は395億1700万円(前年同期比1.0%減)、営業利益は14億1500万円(同33.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億8700万円(同42.9%減)と減収減益だった。
アパレル関連事業は、国内は残暑の影響で秋物が苦戦したものの、「マリメッコ」や「A.P.C.」が好調で、売上高は176億9100万円(前年同期比1.5%増)、営業利益は10億8800万円(同7.3%減)だった。韓国でのアパレル事業は、売上高は202億7900万円(前年同期比1.4%減)、営業利益は9億5000万円(同32.9%減)となり、セールの販売比率が増加したことで粗利益率が低下し、自社オンラインサイトの改修費用が増加したため、大幅な減益だった。
欧州でのアパレル事業は苦戦している。売上高は23億8000万円(前年同期比28.2%減)、営業利益は2億6500万円の赤字(前年は4300万円の黒字)だった。米国は売上高が前年同期から16.9%増の2億9200万円だったが、営業利益が同33.9%減の6100万円の赤字だった。
生産及びOEM事業は、売上高は19億7200万円(前年同期比21.%増)、営業利益は4800万円(同46.4%減)だった。
ルックHDの2024年12月期の連結業績予想は、売上高は565億円(前年比1.8%増)、営業利益は29億円(同5.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は22億円(同10.5%減)を見込む。