私だけの“たからもの”が見つかるクラフト雑貨店『トレゾー』三田の古民家空間でお気に入りを探す時間 三田市
「一点もの」、この言葉に胸の高鳴りを覚える人は、ぜひ訪れてほしいお店『trésor トレゾー』(三田市)。「ここで自分だけの宝物を見つけてほしい」と名付けられた屋号は、フランス語で“たからもの”を意味します。
その昔は呉服屋などが立ち並んでいた本町通りにそのまま残されていた古民家が、毎週木曜と第3日曜日にだけ開店するクラフト雑貨店として生まれ変わりました。
程よい広さにクラフト作家の作品がセンス良く配されている店内は、ついつい長居をしてしまいたくなる雰囲気です。
【調度品や内装をチェック】
大正・昭和の古き良き時代を感じさせる店内は、セルフリノベーションで仕上げたそう。
室内に残されていた木格子を自分たちで切り取って嵌め込んだ壁仕様や擦りガラスは、もともとそこにあったかのようにしっくりと馴染んでいます。
箪笥類や小道具として使われている脚付お膳や朱色のお盆は、全てここに置き留められていたものだとか。
店頭の暖簾も、なんと店主が黒紋付きの着物をリメイク。白抜きされたお店のシンボル”うさぎ”も自らステンシルしたそうで、そのアイディアにも脱帽!旧いものを丁寧にお手入れし生き返らせようという思いは、モノへの愛情を感じます。
【厳選された作品をぜひ手にとって】
30年来の友人だという店主のお二人。ハンドメイドを通して親交を深め「いつかやりたいね」と温めていた”お店”の夢を遂に叶えました。ここではそんな目の肥えた店主たちが、心から「欲しい!可愛い!」と感じた作品だけを取り扱います。
植物モチーフのかぎ針編みが素敵な刺繍作家『Kamitsurest(カミツレスト)』さんの作品は、優しい色使いと繊細に作り込まれたフォルムが、手に取る人をメロメロにします。
マルシェで一目惚れしたという『maru.』さんの作品。小粒でも質の良い天然石やパールにこだわった、控えめだけど主張する品の良さが魅力のアクセサリー。
お部屋やおうちサロンに飾りたくなる、ランプ作家『pourpre-ve(プール・プル)』さんは30年以上も制作を続けているベテラン作家さん。
シェードや支柱にもひとつひとつ個性があります。ろうそくを入れて使えるキャンドルホルダーもあるので、自分時間のお供を探してみては。
【オリジナルのHandmadeバッグが作れる】
店内には様々な種類のレザーを中心に帆布・布生地・かご素材、手提げからショルダーまでバラエティ豊かなバッグが並びます。
シンプルなレザートート、時に「肩紐がついていたら...」と思うこと、ありますよね。
同店で販売しているバッグでなら、ちょっとしたカスタムオーダーを叶えられます(持ち込み品は不可)。
この日も「トートにショルダーを付けたい!」とのご相談があり、オーダーメモが残されていました。予算も聞きながら相談の上、可能な範囲で対応してくれるそうです。
店主自身がクラフト作家で、その腕前はお墨付きなんです。
【布地や手作りパーツも】
先染め糸で織り上げる色彩豊かな播州織『OKB fabric』のカットクロスや布地など、大手の手芸屋さんでは手に入りにくいシックで“オトナ可愛い“ものが見つかります。
カットクロスは400円前後、布地は3メートル3、4千円程度で購入できます。
ゆくゆくは、クラフト好きさんのための手作りパーツが充実したお店にしたいとか。
他にも、介助犬と生活する色鉛筆画家・川上和彦さんが描く美しい絵葉書(1枚150円〜)など様々な作品があり、公式Instagramでは作品情報を発信しています。
店主はかつて老舗アパレルメーカーの服飾デザイナーをされていたというだけあり、ところどころにセンスが光るお店です。
古民家レストランが増えつつあるこのエリア、お食事の際にはぜひ『トレゾー』で”宝物さがし”にも興じてみてください。
オープン日
2024年10月17日(木)
場所
trésor(トレゾー)
(三田市三田町28-24)
時間
10:00〜16:30
営業日
木曜日・第3日曜日(不定休あり)
駐車場
あり(無料)店舗となり、一番奥の3台です