独特の美しさに魅了されるレンゴー尼崎工場の「工場夜景」を撮影してきました! 尼崎市
突然ですが、2月23日は何の日だったかご存じでしょうか?実はその日は「工場夜景の日」という日で、工場の夜景を新たな観光資源として活用することを目的に2016年に制定されました。“ものづくりのまち”として発展してきた尼崎市には、多数の工場があり工場夜景を「写真」を通して楽しむ人が増えており、毎年この日には工場夜景に関するイベントも行われています。今回筆者はツアーの一部に参加することができたので、その模様をレポートします。
今年開催されたイベントは、尼崎市在住で工場夜景写真の第一人者である小林哲朗さんと「尼崎のまちと工場夜景」を撮影するという内容でした。写真家の小林哲朗さんは、元々は保育士で趣味で工場や廃墟の写真を撮っており、長崎市の端島(通称・軍艦島)特集のフォトコンテストで「金賞」をとったことがきっかけでプロになることを決意されました。
筆者は後半の「工場夜景」のツアーから参加したのですが、撮影スポットに行く前に写真のコツをいくつか教えていただきました。カメラの専門的な話もあったのですが、まずは「ブレないようにすること」そして「たくさん撮った中でも1枚お気に入りが撮れたらいいなという気持ちで」という言葉を聞いて少し身構えていた筆者の肩から力がすっと抜けていきました。
今回の撮影場所は、阪神杭瀬駅から徒歩約4分のところにある段ボールなどの紙製品を製造している『レンゴー尼崎工場』です。周りを高い壁などで仕切っておらず、誰でも気軽に工場を撮影できる全国的にも珍しいスポットだそうです。ちなみに夜景撮影では日の入りしたばかりの明るいうちにどこを撮影しようか狙いを定めるのも、撮影の大事なポイントと教えてもらいました。
徐々に暗くなりはじめ、“撮影の時間”が近づいてくると、初参加の筆者は「どんな写真が撮れるのか」ワクワクしてきました。
だいぶ暗くなってきたので、いよいよ撮影を開始。イルミネーションのように魅せるために配置された照明ではないのに、配管などのメタリックな部分をかっこよく照らしてくれているので、その独特の美しさになんだか胸が高鳴ります。
一番奥側から工場を撮影してみましたが、温かみのあるライトと冷たく感じる金属の光沢や質感のコントラストがなんとも言えず、「工場夜景」の魅力にどっぷりはまってしまいそうです。
見る角度やどこにピントを合わせるかによって自分だけの「工場夜景」の写真が撮れるので、気づくと寒空の中1時間以上撮影に夢中になってしまいました。この場所はだれでも自由に撮影して大丈夫な場所ですが、辺りは大変暗いのでくれぐれも歩行者や自転車に注意しながら「とっておきの1枚」を撮影してみてください♪
今回撮影したスポット
レンゴー尼崎工場
(尼崎市杭瀬南新町1丁目4-1)
問い合わせ
あまがさき観光局
TEL 06-6417-4946