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BBQが楽しくなる!? 「魚焼き器」を手作りして、美味しい塩焼きを食べよう!

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BBQが楽しくなる!? 「魚焼き器」を手作りして、美味しい塩焼きを食べよう!

「川魚の食べ方」と聞くと、多くの方が塩焼きを思い浮かべますよね。今回は誰でも美味しい塩焼きを作るための道具の作り方や、焼き方のちょっとしたコツをお教えします。ぜひ一度試してみてください。

囲炉裏で焼いた魚はなぜ美味しいのか?

「川魚の塩焼き」といえば、囲炉裏の周りに串に刺さって並べられている風景を思い浮かべませんか? 映像や写真を見ただけで「これ絶対美味いヤツやん」って思ってしまいますよね。囲炉裏で焼いた魚が美味しいのにはきちんと理由があるんです。

魚を美味しく焼くコツ、それは「強火の遠火」。遠赤外線でじっくり時間をかけて焼くことです。
囲炉裏では炭を使って魚を焼きますが、遠赤外線でじっくりと焼くには炭火が一番適しています。そして、炭火焼き独特の香ばしいニオイが魚の味をより一層引き立ててくれます。また、なんといっても囲炉裏で焼いている魚は全部縦向きになっているということがポイント。縦向きに焼くことで余分な水分や脂分が口から下に流れ出て、ふっくらとした美味しい焼き上がりになるのです。

かんたん!手作り魚焼き器を作ってみよう

とはいうものの、わが家に囲炉裏はありません。キャンプの度に釣った魚を焼いていたのですが、普通のBBQコンロでは縦に焼くことが難しく、仕方なく網で焼くと、皮が網にくっ付いて見るも無残な姿に…。「なんとかして美味しくキレイに魚が焼けないか…?」いろいろと調べた結果、「安価」で「持ち運び」ができて「かんたん」に作れる、ペール缶を使った魚焼き器にたどり着きました。

まずは材料を買いにホームセンターへ

ペール缶を使った魚焼き器の材料はたったの3つです。

まずは「ペール缶」。材質は必ず金属のものを、そして大きさは20L程度のものが持ち運びもしやすくて便利です。よく塗料を入れているものがあるのですが、塗料には有害物質が含まれていることもあるので使わないようにしましょう。
また、があると火を消したり保管するときに便利ですので、蓋付じゃない場合は蓋も購入することをおすすめします。

次に「焼き網」。大きさは縦がペール缶(の深さ)からはみ出さない程度のものを選んでください。焼き網を筒状に丸め、その中に炭を入れて使います。

最後に「砂」。砂は串を刺すために使います。そこらの海岸や川の砂でもよいのですが、ホームセンターでも安価で手に入ります。あまり軽いものやサラサラしたものだと串が刺さらないので注意してください。

早速作ってみよう

材料がそろったら早速作ってみましょう。といっても難しいことは全然ありません。ペール缶に砂を入れ、ペンチを使って丸く筒状にした網を砂に刺すだけです。丸める網の直径は厳密に「何cmじゃないとダメ!」ということはないので、魚を焼くスペースを考慮してペール缶に合わせて丸めればOKです。

砂は串を刺しても倒れない程度の深さで、入れ過ぎると持ち運ぶ際に重たくなるので注意

硬い網だと丸めても広がることがあるので、そのときは針金で固定してください

魚を焼くときのちょっとしたコツを紹介

魚に串を打つときのコツ

魚焼き器が完成したら、次は魚に串を刺して焼きます。
魚に「串を刺す(打つ)」ときのコツですが、魚をクネクネとくねらせながら串で背骨を縫うように串を打つのがコツです。こうすることで、魚を立てても下にずり落ちることなく焼くことができます。

①串を口から通してエラから出し、背骨より下から刺します

②折り曲げて背骨の上を通して手前から出します

③尾ビレを持ち上げて背骨の下に刺し通して完成

このように背骨を縫って刺すと、焼くときにずり落ちてきません。

魚を焼くときは背中から

魚に串が打てたら、サッと塩を振って砂に刺して焼くだけです。このとき必ず頭を下にして背中側から火に当たるように砂に刺して(立てて)ください。川魚はとくに水分が多いので、背中側からじっくりと焼く方が美味しく焼けます。そしてできるだけ火から遠い位置に刺すことで「遠火の強火」で焼くことができます。
缶の内側からも熱が反射されて焼けるので、背中をじっくり焼いたらお腹側はサッと焼くだけで十分。火の強さや刺した魚の位置にもよるのですが、だいたい20~30分ほどで完成です。

今回紹介した魚焼き器は誰でもかんたんに作れちゃいます。調理もかんたん、セットすればあとはほっておくだけ。ぜひ手作り魚焼き器を使って、ふわっふわで美味しい塩焼きを楽しんでみてください。

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レポーター

プロフィール:東村 良平
兵庫県在住
海のエサ釣りに始まり、ライトゲーム、青物釣り、タイラバを経て、ここ数年は渓流ルアーやエリアトラウト、アユ釣りなどをメインに、家族で釣りや川遊び、キャンプなど自然を満喫。「ライトガチ」をモットーに道具や方法にこだわり過ぎず、楽しむことに全力を注いでいる。
インスタグラム:
@azuman1980 (URL:https://www.instagram.com/azuman1980/)

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