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【新潟が誇る食の新たなスタイルを提案】新潟キッチンプロジェクト2024 in 加茂「新潟カトラリーレシピ・ブッフェ」が開催(新潟県加茂市)

にいがた経済新聞

5本のカトラリーに一口サイズの日本料理を提供する、トレイは紙製の特注品

新潟キッチンプロジェクト2024 in 加茂「新潟カトラリーレシピ・ブッフェ」、日本料理きふね(新潟県加茂市)

日本料理「きふね」(新潟県加茂市)で1月22日、新潟キッチンプロジェクト2024 in 加茂「新潟カトラリーレシピ・ブッフェ」が開催された。

このプロジェクトは、新潟県内のものづくりや生産物、飲食等の地域事業者が連携し、新潟県産品のPRおよび消費喚起、需要拡大を目指して実施。新潟県のものづくりの技術と食文化が融合したイベントで、招待客らに対して特別な食の体験を提供した。

「カトラリーレシピ」を提供する木製の屋台には、加茂紙(かもがみ)が使用されている

5本のカトラリーに一口サイズの日本料理を提供する、トレイは紙製の特注品

燕市のカトラリー、加茂市の木工や和紙、三条市の金物をはじめとする地元の素材を活用した「カトラリーレシピ」と、再生可能なトレイを使ったブッフェスタイルが特徴だ。また、料理の提供には日本の伝統的な「屋台」を用い、新たな食のスタイルで参加者たちを楽しませた。

参加したのは、加茂市および近隣市町村のものづくり事業者や観光関連の行政職員など30人。カトラリー・ブッフェの感想や観光喚起策など、加茂市および新潟県全体の新たな価値創出に関し活発な意見交換が行われた。

新潟キッチンプロジェクト実行委員会の一員であり、プロジェクトプロデューサーの岩崎徹氏(株式会社アイーダ、代表CEO)

新潟キッチンプロジェクト実行委員会の一員であり、プロジェクトプロデューサーの岩崎徹氏(株式会社アイーダ、代表CEO)は挨拶で、「(新潟カトラリーレシピ・ブッフェは)新しい新潟の食のシーンを提案していく一つの手法だと思っている。これをきっかけに知っていただき、それと同時に加茂、そして新潟の観光を一緒に開発する場になればと思っている」と話した。

このプロジェクトは、新潟県「消費喚起・需要拡大プロジェクト」の採択事業として実施されているもので、2022年に新潟で開催された「クールジャパンEXPO in NIIGATA」にて披露された際は、多くの人が「新潟カトラリーレシピ・ブッフェ」に触れて話題を呼んだ。

今後は、参加者の声を反映してさらなる改良を重ね、普及を目指す予定であり、新潟県内のものづくりの可能性と新たな食文化の発信を今後も行っていくという。今年は県外での出店イベントも企画しており、さらなる認知拡大を図っていく。

新潟が誇る食文化とものづくりが融合した新たな価値をどのように拡大させていくか、今後の展開が注目される。

「きふね」人気メニュー「桐たんす御膳」も提供された

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