加藤健一事務所、家族の心のふれあいを描いた物語『黄昏の湖~On Golden Pond~』を上演
2025年4月4日(金)~4月13日(日)紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA、2025年4月19日(土)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて、『黄昏の湖~On Golden Pond~』が上演される。
本作は、小説『The Book of Maps』でデビュー後、劇作家の他、小説家、脚本家、演出家、俳優、作詞家、講演者、教師としても活躍したアーネスト・トンプソンによる戯曲。原題は『On Golden Pond』。1978年にハドソン・ギルド・シアターで初演された後、翌年にはブロードウェイのニュー・アポロ・シアターで再演。1981年には映画化され、名優ヘンリー・フォンダと実娘ジェーン・フォンダが父娘役で共演。また、老夫婦を演じたヘンリー・フォンダとキャサリン・ヘプバーンが、第54回アカデミー賞でそれぞれ主演男優賞と主演女優賞を受賞し、現在30か国語に翻訳され、40以上の国で上演されている。
人生の黄昏時を美しい湖のきらめきに例え、家族の心のふれあいを描いた物語を今回、加藤健一事務所で初上演する。
出演者は加藤健一、一柳みる(昴)、加藤 忍、伊原農(ハイリンド)、尾崎右宗、澁谷凜音(青年座)。4月4日(金)の終演後には、初日限定のミニイベントも行われる。
【STORY】
アメリカ・メイン州、ゴールデンポンドの湖畔に佇む、古いけれど居心地の良い別荘。
ノーマン(加藤健一)とエセル(一柳みる)夫婦は、ここへ避暑のために訪れている。二人で迎える、48回目の夏である。
ノーマン80歳の誕生日、疎遠だった娘のチェルシー(加藤忍)が、ボーイフレンドとその息子を連れてやってきた。
老夫婦と少年の交流、わだかまりを抱えた父娘の心のふれあい。人生の黄昏時に今一度光り輝く、愛のグリーンフラッシュ!
美しい湖と自然の中で過ごす、ゆったりとしたひと夏の物語。
加藤健一 コメント
あの名優ヘンリー・フォンダと実娘のジェーン・フォンダが父娘役で共演し、名女優キャサリン・ヘプバーンも出演した『黄昏』という映画を覚えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか? 父と娘の確執を取り扱った素晴らしい映画でしたね。
夕日に映えて金色に輝く湖を、人生の黄昏時の輝きに例えた題名だと解釈していますが、今回の上演に際しては、もう少し原題のイメージを大切にしたいと思い『黄昏の湖』とさせていただきました。
きっと心の良薬となるような素敵な舞台になると信じています。年度初めで何かとお忙しい時期だとは思いますが、是非劇場まで足をお運びいただきたくお願い申し上げます。