【おでかけ情報】江戸時代から続く城下町「佐倉の秋祭り」は、年を追うごとに盛大になって山車や御輿は見逃せない文化財
城下町・佐倉に、秋の訪れを告げる秋祭りが、10 月10 日(金)、11日(土)、12日(日)の3日間賑やかに開催される。人々の思いを乗せて、21の山車、御神酒所、御輿が盛大に練り歩く。
佐倉は江戸時代に土井利勝が佐倉城を築き城下町として栄えて来た。佐倉城大手門の近くにある麻賀多神社は佐倉藩の総鎮守となるとその神社の祭禮は歴代藩主の加護の下発展してきた。歴史を重ね、平成5年には麻賀多神社に、愛宕神社、神明神社、八幡神社の氏子町が加わり、4社合同祭の形で盛大に行われるようになった。
佐倉市指定文化財になっている「山車人形」は、明治時代に購入され、貴重な江戸の文化、伝統を現在も各町内によって大切に保存されているが、秋祭り期間中展示されており間近で鑑賞することができきる。麻賀多神社神輿は、江戸から職人を呼んで8ケ月の月日と約360両をかけて製作したもので、千葉県最大級の神輿だ。白丁を着用した氏子の鏑木青年会によって担がれる。山車や御神酒所がすれ違う様子や、佐倉囃子に合わせた「えっさのこらさえっさっさ」の掛け声、踊りは佐倉ならではのものである。
歴史と文化が織りなす、「佐倉の秋祭り」、その魅力を体感してみたい。
佐倉の秋祭り
◇日時 2025年10月10日(金)11日(土)12日(日)
15:00~22:00
◇会場 千葉県佐倉市新町を中心とした城下町エリア
◇アクセス【車】佐倉城址公園 自由広場(臨時駐車場) ※交通規制あり
【公共交通機関】 京成佐倉駅南口より徒歩10分 JR佐倉駅北口より徒歩30分