洲本市・極楽寺「淡路島鳥飼村のごくらくマルシェ」を訪れて天にも昇る心地を体験♡ 洲本市
洲本市五色町鳥飼に『西光山 極楽寺』があります。11月1日、2日にこのお寺で開催された第7回「淡路島鳥飼村のごくらくマルシェ」に行ってきました。
極楽寺は淡路四国八十八ヶ所巡りの第35番霊場にあたり、多種類のクリスマスローズを栽培する「花のお寺」としても知られます。
このマルシェは若き御住職・三木眞弘さんが「鳥飼での暮らしのすばらしさを多くの人に知ってもらえれば」と2022年にスタート。以来、地域の春秋の風物詩として定着しています。
今回のマルシェでは2日間で約50店舗が参加。メイン会場となるお寺の広い駐車場には飲食、雑貨等のブースがずらりと並びました。
開催前日の大雨で、急遽会場レイアウトの変更を余儀なくされましたが、きれいに整った会場はにぎやかな雰囲気。昨年ごろから、秋の開催時にはコスモス畑も観賞できるようになりました。
参加する店舗も、地元の人に親しみ深いお店から島内の話題の新店、島外のクラフト作家等バラエティ豊か。島内の他のマーケットでは出会えないお店も多数あります。
記者が毎回楽しみなのが、地元の栽培業者やお花屋さんの出店です。
“花のお寺”で開かれる同マルシェでは、植物等の販売も充実。彩り豊かな季節の花苗が多数販売されるほか、多肉植物や寄せ植えなど、見ているだけで嬉しくなります。
お寺の本堂では“癒しスペース”と題して「沖縄のオイルマッサージ」や「よもぎハーブテント」、「ジェルネイル」等、体と心を整えるコーナーを設置。誰でも予約や準備なしで施術してもらえるのが嬉しいコーナーでした。
また境内では「さをり織」「ステンシル」「ルルベちゃん人形製作」のワークショップが開催されていました。
これらの催しは開催ごとにラインアップが変わるので、何に出会えるかが毎回楽しみです。
さらに本マルシェでは毎回、展示会等の特別企画も用意されています。今回は淡路島で話題の高校生アーティスト・亀山漸太郎さんが、会場でライブドローイングを披露。2日間かけて1.8m× 4.5mのパネルにキリンと水牛を描きました。
お寺周辺の地域は平野が広がり、遮るもののない空がどこまでも続きます。その大きな空の下で、地元のお年寄りから島外から来た若者までゆったりとお買い物や休憩を楽しむマルシェを巡ると、まさに“ごくらく”にいる気分。
「訪れる人とお寺、さらには地域との繋がりが広がるマルシェを目指しています」と、笑顔で話す三木住職。「地域密着型ではありますが、マルシェとしての質も大切にしたい」との想いから、常に出店してくれるクリエイターや店舗の開拓を行っているそうです。
地元愛から膨らむ大きな“繋がり”が、大らかな優しさを生み出す「ごくらくマルシェ」。次回開催は2026年3月7日、8日の予定です。その際にはお寺の境内で、様々な色と形のクリスマスローズを観賞することができるでしょう。
場所
西光山 極楽寺
(洲本市五色町鳥飼中41)
開催
春(3月)と秋(11月)の年2回
入場料
無料
問い合わせ
西光山 極楽寺
TEL 0799-34-0417