【クセつよ】思わず二度見したカルディ新商品 “クリームソーダ風味コーヒー” の破壊力!!
ハチミツやシナモンやマカダミアナッツ……コーヒーにフレーバーを追加すると、また違った味わいを楽しめることはよく知られている。
コーヒーのスペシャリストでもあるカルディが、夏季限定フレーバー2種を販売中。グラスについた水滴も涼やかな、夏にぴったりの「クリームソーダフレーバー」(税込200円)と「チョコバナナサンデーフレーバー」(税込220円)だ。
……ちょっと待て、クリームソーダとチョコバナナサンデー……?
・夏季限定「カフェカルディドリップ クリームソーダフレーバー」
思わず「何かの間違いでは?」と聞き返したくなるが、パッケージはシズル感があってとても美味しそう! 昭和レトロブームも相まって、どこか懐かしさまで感じられる。
最初に「クリームソーダフレーバー」を開封すると、バニラの甘ぁぁぁい芳香がただよった。「クリーム / ソーダ」のクリーム部分だろう。部屋中がスイーツショップのような華やいだ空気に包まれた。この時点では特に違和感もなく、非常に美味しそうなフレーバーだ。
水量は140mlが目安とあるので、しっかり量ってお湯を注ぐ。
お湯に反応してアロマが立ち上った。コーヒー特有の豊かな苦みを想像させる、少し焦げたような香ばしさ。しかしそれを打ち消すように、先述のバニラフレーバーが「これでもか」と存在感を主張する。なかなか個性が強いな。
ほのかに湯気の立つマグを、恐る恐る口に運んでみると……
甘い香りがぶわっと鼻孔を通り抜ける! 出発点は言うまでもなくクリームソーダのバニラとメロン。コーヒーとは真逆にある、もったりした甘みだ。
そこにコーヒー本来の苦みや渋みが混ざり合って……なんというか……性質のまったく違うものがぶつかり合っているような……
おかしい。筆者はクリームソーダもコーヒーも炭酸飲料もメロンも大好きで、好きなもの同士なはず。
フレーバーティーやハーブティーなど香りのある食品は、作りたてがもっとも鮮烈で、徐々に印象が弱まっていくのが普通だ。香り成分は空気中に拡散するし、鼻が慣れるということもある。
しかしこのコーヒー、いつまで経っても香りが減退しない。ある意味すごい技術だ。なんなら抽出後のガラからも匂いが続く。
そのとき、あることに気づいた。パッケージをよく見ると「アイスコーヒーで楽しむのがおすすめです」と書いてある────
・アイスコーヒーでリベンジ
筆者が悪かった。飲み方を間違っていた。改めてアイスコーヒーにしてみる。
粉の量が決まっている個包装ドリップでアイス用の濃いコーヒーを作るのはちょっと難しいけれど、お湯を少なめに抽出して急冷!
ビジュアルがぐっと爽やかになった。氷がカランコロンとよい音を立てる。
おお、これは! そもそもアイスコーヒーが喉ごしのよい飲み物であることに加え、ホットよりも匂いが控えめになり、自然なフレーバーになっている。
ホットのときには気づかなかった “ソーダ感”が、さらりと口内を駆け抜ける。1杯でいろいろな印象が交互に訪れる。これまでにない新しい刺激に脳が活性化しそう。香りはスイーツ、後味はコーヒーという不思議体験だ。
・「チョコバナナサンデーフレーバー」はホットでも
なお、同じく新商品に「チョコバナナサンデーフレーバー」もある。
粉にはバナナの果肉入り。甘~い香りがただようのはクリームソーダと同じだが、本物の果肉が使われているせいか、とろけるような「焼きバナナ」のイメージが自然に頭に浮かぶ。
もとからバナナのような濃厚な果物は、味の分類としてナッツと近いものがあるのだと思う。さほど抵抗なくコーヒーに馴染み、芳醇でリッチな味わいに。
アイスでも飲んでみたけれど、筆者はホットの方がコーヒーとマッチしているような気がした。
違和感なく飲める味を求めるならチョコバナナサンデーだけれど、びっくりするような新鮮な体験をしたいならクリームソーダだ。場が盛り上がること間違いなし。世にも珍しいフレーバーコーヒー、ぜひ大勢でわいわい言いながら試してみて欲しい!
参考リンク:カルディコーヒーファームオンラインストア
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.