「油でこんがり揚げられた手は傑作でした(ニッコリ)」【15禁】激痛アクション『Mr.ノボカイン』特別映像
“無痛”アクション映画『Mr.ノボカイン』まもなく公開
大人気テレビシリーズ「ザ・ボーイズ」のジャック・クエイドが主演する、前代未聞の“無痛”アクション映画『Mr.ノボカイン』が6月20日(金)より全国公開となる。
本作は、生まれつきどんな痛みも感じない“無痛の男”ノボカインが、強盗に連れ去られてしまった愛する彼女を救うために“痛みゼロ”という唯一の武器を駆使して人生初の本気スイッチをONにする……というストーリー。
ノボカインの恋人役にアンバー・ミッドサンダー(『プレデター:ザ・プレイ』)、親友役にジェイコブ・バタロン(『スパイダーマン』シリーズ)、強盗役にレイ・ニコルソン(『プロミシング・ヤング・ウーマン』)といった若手注目俳優たちが集結した。
監督を務めたのは、初タッグ監督作『Body』(原題/2015年)でいきなりベネツィア映画祭にノミネートという鮮烈デビューを果たした、ダン・バーク&ロバート・オルセンだ。
「もっとズタボロになるよ」“激痛”特殊メイクをジャック・クエイドが語る!
本作の主人公、通称“Mr.ノボカイン”ことネイサン・カインは、生まれつきどんな痛みも感じない“無痛の男”。平凡な銀行員の日常から一転、強盗に連れ去られてしまった愛する彼女を救うため、痛みゼロの体だけを武器に、ぶっつけ本番の壮絶バトルに身を投じる。
”アツアツのフライパン”を素手でわし掴みにし、“ナイフが手に突き刺さって”もリアクションは薄く、さらに“グツグツに煮えたぎる油”に手を突っ込んだりと、生まれて初めて“無痛の体”をフル活用するノボカイン。しかし“痛みを感じない”だけで体へのダメージはガッツリ蓄積するため、決して不死身というわけではない。
ストーリーが進むごとに、「いやいや、それホントに大丈夫なの……!?」と観ているこちらがツッコミたくなるほど、ノボカインの体(だけ)は満身創痍になっていく。そして、そんな<本人は痛くないけど見た目が痛すぎる>状態を表現するのに欠かせないのが、「本当の傷みたいで痛みを錯覚するほど」と噂の超リアルな特殊メイクだ。
このたび、そんな特殊メイクを施している最中のジャック・クエイドが、痛々しすぎる変貌ぶりを語る特別映像が到着。「この映画は○○ヤバい」と真顔で語るクエイドは、コーヒーで手に大ヤケドしたり顔面を殴られて青アザを作るノボカインについて、「これは序の口。もっとズタボロになるよ!」と爽やかな顔で観客の不安を煽る。
「手を火傷し、拳にガラスが突き刺さり、爪は剥がれ落ちる」
そんな<痛くないけど見た目がヤバすぎる>主人公の姿をリアルに描くうえで、特殊メイクへのこだわりは欠かせない要素だったと明かすのは、ロバート・オルセン監督だ。
物語を通して、ノボカインがボロボロになっていく様子を目の当たりにするわけです。すっかり打ちのめされ、傷だらけになっていて、彼の顔を見れば、彼が経験したことが一目瞭然なんです。
2回目の戦闘シーンでは火傷した手を、3回目のシーンではガラスにぶつけて傷ついた拳を。その次のシーンでは、爪が剝がされています。つまり、観客は彼を見ているだけで、どれだけ壮絶な道のりを歩んできたかが分かるのです。この要素を私たちは常に大事にしていました。
そんな“痛そうエピソード”を大真面目な表情で明かすオルセン監督。観ているだけで問絶必至の“激痛ノボ・メイク”の狙いは、問答無用の感情(痛覚?)移入にあったようだ。
さらにこの特殊メイクは単にリアルなだけではなく、スタントの動きに違和感なく馴染ませる必要があった。そのため、スタント・コーディネーターや俳優たちは“痛そうすぎるのに無痛”という難題に真正面からチャレンジした。
ぐにゃりと折れた腕や、油でこんがり揚げられた手など、思わずゾワッとする激痛ビジュアルのオンパレードを“当たり前”のように見せなければならなかったのだ。
「こんがり揚げられた手は傑作でした」
そんな異次元アクションを「難しかったけど、とても楽しかったよ」と笑顔で振り返るクエイドは、中でも“油でこんがり揚げられた右手“がお気に入りだという。「その手で普通のジェスチャーをするのが大好きでした。なぜなら、すべてが滑稽で気味悪く見えるから。まさに私がこの映画に求めていたものでした」と、大満足の様子で語っている。
オルセン監督も「こんがり揚げられた手は傑作でした」と同意する。「ネイサンが手をフライヤーに突っ込むシーンは、彼が初めて自分の能力を有利になるように使おうと決意した瞬間です。そしてそのシーン以降、彼の手はずっと揚げられたままです。ジャックは撮影中、焦げたホットドッグのようにカリカリに揚がった手で歩き回らなければならず、その姿に皆を怖がらせていました」と“揚げられた手”にまつわる香ばしいエピソードを嬉しそうに語ってくれた。
痛そうすぎるのに本人は全く痛くない、主人公”以外”が悶絶する前代未聞の痛快アクション映画『Mr.ノボカイン』は6月20日(金)より全国公開。