関西弁!意味が難しい「関西の方言」ランキング【食卓編】
今回はウェブアンケートにて総勢9299名に調査した<関西弁!意味が難しい「関西の方言」ランキング【食卓編】>を発表します。食事にまつわる関西弁の中から、他県民には「意味がわかりづらい…」と感じる方言を集めました。
お皿に残った「○○のかたまり」って何?家具屋さんで買う「水屋」って?気になる方はさっそくランキングをチェック!
※記事中の人物・製品・サービスに関する情報等は、記事掲載当時のものです。
【関西弁!意味が難しい「関西の方言」ランキング【食卓編】】
第1位 水屋(食器棚)(1648票)
第2位 遠慮のかたまり(お皿に残った最後の一つ)(1106票)
第3位 たいたん(煮物、炊いたもの)(843票)
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)9299名/調査日:2024年7月25日
水を売るお店ではありません!1位は「水屋」(食器棚)!
<投票者のコメント>
「いざ言われると何の事だか周りをきょろきょろしそう」
「イメージとかけ離れている」
「関西の人でももう、今の人たちは意味わからんと思う。今では使う人も少ないかな」
「お椀は水屋になおしといて~」と言われたら何を思い浮かべますか?「水屋」は関西の方言で「食器棚」のこと、さらに「なおす」も方言で「しまう、片づける」の意味なので「お椀は食器棚に片づけてね」という会話になります。なぜ食器棚なのか不思議ですね。実は「水屋」はもともとは茶室に隣接し、お茶の道具などを置いておく場所のこと。そこで茶器などをしまうタンスが「水屋箪笥」と呼ばれ、そのことから転じて「水屋」が「食器棚」を表すようになりました。年配の方が今でも日常的に使う関西弁のひとつなんですよ。
最後の1つを食べたい時には自分から言えばOK!2位は「遠慮のかたまり」(お皿に残った最後の一つ)!
<投票者のコメント>
「これは知らなかった!まさかそんな言葉があること自体驚いた!」
「確かに最後にお皿に残ったものは手を出しにくいよね。遠慮のかたまりとは言い得て妙だ!結局誰が食べるの?」
「本来の意味を知らなければ、察しがよくない自分にはわからないな~」
大勢で取り分けて食べる大皿料理は、お互いに気を遣って少しだけ残ってしまうことが多いですよね。それを関西の方言で言い表したのが、この「遠慮のかたまり」です。「遠慮のかたまり」と言うことで、食卓を囲むメンバーを「気遣いのある人」と褒め、料理を残り物としてではなく「心づかいが生んだもの」として扱う、まるで魔法の言葉なんです。さらに、自分が最後の1つを食べたい時は「遠慮のかたまりもらいます~!」と言えば、周りに嫌な思いをさせることなく食べることもできます。関西の、そして関西弁の良いところがつまった方言ですね!
英語のtitanとは発音が同じ!3位は「たいたん」(煮物、炊いたもの)!
<投票者のコメント>
「たいたんって言うんだ!」
「はじめて聞いたときに、宇宙の話かと思った」
「よく考えるとわかるけど...」
「たいたん」と聞くと、英語の「titan」=「巨人」や「土星の衛星」を思い浮かべる方もいるかもしれませんね。関西の方言では「大根のたいたん」や「カボチャのたいたん」という風に使います。つまり、「煮物」、「炊いたもの」を指すんです。「たいたん」は単に「煮る」というよりは、鍋の中に入れた材料が水やだしから少しだけ表面が出た状態から、じっくりと煮汁が少なくなるまで炊くようなときに使います。ホッコリと美味しい煮物、それが関西の「たいたん」です。