「大学生の子どもがいる家庭」が夏に見落としがちな“3つの出費”「意外と盲点だった…!」「準備します」
家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。子ども達の夏休みが始まると、支出の増加が気になりますね。今回は、これまで1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた経験から、「大学生の子どもがいる家庭が夏休みに見落としがちな費用」をご紹介します。
(1)帰省費用
一人暮らしをしているお子さんがいらっしゃるご家庭では、夏休みにお子さんが帰省することで支出が増えるケースも見られます。
お子さんが久しぶりに帰省するのは嬉しい反面、支出の増加が気になるという人は、お子さんが帰省する際にかかる費用をあらかじめ見積もっておくと慌てません。
特に、遠方から帰省するお子さんですと、飛行機代や新幹線代などまとまった交通費が必要なこともありますから、割安な時期を選ぶなど対策できるところがないか探してみましょう。
一人暮らしをしていないお子さんでも、夏休みに友達と旅行に出かけることを計画するなど、まとまった交通費が必要になることもあるものです。急にまとまったお金をせがまれてびっくりすることがないよう、大学生とはいえ、お子さんの夏休みの予定はある程度把握しておきましょう。
(2)教習所や留学にかかる費用
高校生の頃は受験勉強一色だった人も、大学生になると夏休みは自由な時間が増えることが多いものです。
とはいえ、せっかくの夏休みを遊びやアルバイトだけで済ませるのではなく、教習所や留学へ行くなどの計画を立てるお子さんもいるものですよ。
これらの費用をお子さんのアルバイト代だけでまかなおうとすると大変な負担になりますから、そのような計画があるのか、ある場合は親が負担するのは全額・一部なのかなど、必要に応じて親子で話し合っておくと良いでしょう。
(3)資格取得費や講座費
大学生になると、就職を意識した活動も増えてきます。
夏休みになりまとまった時間ができると、就職に向けた資格の取得講座を受講したり、本を購入したりといった資格関連の支出が増えることも。
このような支出もまとまった支出になりやすいため、お子さんのアルバイト代だけで賄うのは難しいケースも見受けられます。
どのような資格取得を目指していて、どのような講座を受講するのかによって、費用も大きく異なりますので、全てをお子さん任せにせず、親子で話し合っておくとよいでしょう。
日頃から親子で話し合う習慣を
大学生ともなると、アルバイトに精を出すお子さんも増えてきます。
とはいえ、まとまった費用のかかる支出については、まだまだ親御さんを頼ることも多い時期です。
まとまった費用が必要な支出は、いきなり切り出されても困ってしまうこともありますから、本当に必要なものはどれか、どこまでは親の負担で出してあげられるのか、日頃から親子でしっかり話し合う習慣をつけておくと、安心ですよ。
あき/家計簿&家計管理アドバイザー