冷蔵庫に入れるのはNG!意外と知らない“常温保存OKな調味料”3つ「知らずに入れてた…」
開封した調味料は、とりあえず冷蔵庫へしまいがち。しかし中には、常温のままで保存できるものがあります。これを機に、調味料の保存方法を見直しませんか? ここでは、冷蔵庫に入れるのは間違いだった、“常温保存できる調味料”についてご紹介します。
1.ごま油
ごま油は冷蔵庫ではなく、常温保存が適切です。油類は冷えると固まる恐れがあるため、できるだけ温度変化の少ない場所(冷暗所)で保存しましょう。
ただし、湿気は大敵。シンク下の収納などは置き場所として向いていますが、扉の開け閉めがあることが大前提です。湿気がこもらず、20℃程度で保存できる環境がベスト。コンロまわりは温度変化を受けやすいため、避けた方が無難です。
2.ほんだし
和風だしの定番「ほんだし」は、意外かもしれませんが常温で保存できます。開封前・開封後ともに常温でかまいません。
ただし、開封後はきちんと密閉を。湿気や温度変化に弱く、0℃以下の低温もNGです。できる限り密閉して、変質しないよう直射日光のあたる場所は控えましょう。
ただし、メーカーによっては“開封後は要冷蔵”としている商品も少なくありません。顆粒だしは常温で大丈夫と思い込まずに、商品ごとの適切な保存方法をきちんと確認してください。
3.塩
塩はにおいを吸着しやすく、一度固まると元に戻すのが大変です。一定して低温の冷蔵庫は、一見塩の保存に適しているように感じます。
しかし実際は、冷蔵庫に入れると塩が固まりやすくなるためNGです。扉の開封や、冷蔵庫から塩を取り出したときの温度差で結露が発生し、塩が固まりやすくなります。
また、庫内に保存しているほかの食材のにおいが移る恐れもあるため、常温保存が適切です。塩には賞味期限こそありませんが、保存方法によって品質が劣化する場合がありますので、保管場所には注意しましょう。
「とりあえず冷蔵庫」は避けて
使いかけの調味料は、なんでも冷蔵庫に入れるのが正しいとは限りません。調味料はもちろんメーカーによっても異なりますので、適切に保管できているか見直してみましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア