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秋の夜長は「時代劇」で決まり!9月のCS放送 韓国ドラマ & 日本のファン評価まとめ

Danmee

©Danmee

ドラマの多様化が進む中でも、韓国時代劇は根強い人気を誇るジャンルとして、日本のファンからも長年にわたり高い支持を集め続けている。

史実をベースにした壮大なストーリーや、重厚な人間ドラマ、そして華やかな衣装美が織りなす映像美。その魅力は世代を超えて心を掴んで離さない。

そんな韓国時代劇が、来たる9月も各CSチャンネルで続々と放送開始を迎え、日本でも視聴のチャンスが広がっている。

そこで今回は、大手レビューサイト「Filmarks」のデータをもとに、日本の韓ドラファンがどの作品に注目し、どんな評価をしているのかもあわせてご紹介。

本記事では、2025年9月にCS放送がスタートする韓国時代劇の中から、見逃せない9作品を厳選してお届けする。(2025年8月7日現在 / ※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合がございます)

(図)Danmee 「どの回も泣いたり笑ったり」日本ファンが選んだ1月~3月公開 No.1韓国ドラマはこれ!

『秘密の扉』(SBS/2014/全24話)

1作目にご紹介する作品は『秘密の扉』。

朝鮮王朝最大の謎といわれる「米びつ事件」と、王と王子の確執を新たな視点で描いた歴史エンターテインメント大作。朝鮮第21代王・英祖と、その息子である思悼世子の愛と葛藤が時代に翻弄されながらも重層的に描かれる本作は、2014年にSBSで放送され、全国最高視聴率10%を記録した。

出演は、英祖役を演じたハン・ソッキュ、王子・思悼世子役にはイ・ジェフン。さらにキム・ユジョン、パク・ウンビンといった若手から実力派までが脇を固め、見ごたえある演技で評価を得た。

特にイ・ジェフンは、SBS演技大賞にて10代スター賞と長編ドラマ部門最優秀演技賞を受賞し、その演技力が高く評価された。

●キャスト:ハン・ソッキュ、イ・ジェフン、キム・ユジョン、パク・ウンビン、キム・ミンジョン 他
●Filmarks評価/コメント数:★3.5/54件
●日本初回放送情報:ホームドラマチャンネル/2025年9月4日(木) 午後3時20分~

『哲仁王后~俺がクイーン!?~』(tvN/2020~2021/全20話)

2作目は、シン・ヘソンとキム・ジョンヒョンが主演を務めた『哲仁王后~俺がクイーン!?~』をご紹介。

2020年から2021年にかけて韓国tvNで放送された本作は、朝鮮時代を舞台にしたファンタジー・ラブコメディ時代劇。現代の大統領官邸でシェフをしていた主人公チャン・ボンファンが、ある日突然、朝鮮時代の王妃の体に魂ごと入り込んでしまうという奇想天外な展開で幕を開ける。

初回から視聴率8%を超える好発進を見せ、全国最高視聴率は17.371%を記録した本作。

2020年に放送されたtvNドラマの中でも最も高い初回視聴率を叩き出すなど、大きな話題を呼んだ作品となっている。

●キャスト:シン・ヘソン、キム・ジョンヒョン、ペ・ジョンオク、キム・テウ、ソル・イナ 他
●Filmarks評価/コメント数:★4.2/1114件
●日本初回放送情報:日テレプラス/2025年9月9日(火) 16時〜17時20分

『近肖古王』(KBS/2010~2011/全60話)

3作目にご紹介する作品は、歴史大作『近肖古王』。

本作は、2010年から2011年にかけて韓国KBSで放送された第27作目のKBS大河ドラマであり、百済の全盛期を築いた第13代王・近肖古王の波乱に満ちた生涯を重厚に描いている。

主人公を演じたのは、これが時代劇初挑戦となったカム・ウソン。彼は知略とカリスマを兼ね備えた王を存在感たっぷりに演じ、視聴者から高い評価を受けた。

また、キム・ジスやイ・ジョンウォンなど実力派俳優陣が脇を固め、物語に厚みを加えている。

歴史への忠実さとドラマチックな演出のバランスが絶妙で、韓国でも“これぞ正統派時代劇”と称された作品。

百済に興味のある方はもちろん、本格的な時代劇を求めている方にもおすすめしたい一作だ。

●キャスト:カム・ウソン、キム・ジス、イ・ジョンウォン、イ・ジフン、アン・ジェモ 他
●Filmarks評価/コメント数:★3.7/2件
●日本放送情報:KBS World/2025年9月11日(木)スタート
【本放送】(月~金) 7時35分~8時50分

『鬼宮 (ききゅう)』(SBS/2025/全16話)

4作目としてご紹介するのは、ファンタジーとロマンス、そして時代劇の魅力を融合させた新感覚ドラマ『鬼宮 (ききゅう)』。

本作は、今年4月から6月まで韓国SBSで放送され、BTOBのユク・ソンジェとキム・ジヨンが主演を務めた話題作。王家への深い恨みから生まれた“鬼”の呪いを背景に、異能を持つ少女ヨリと、悪神カンチョリの運命的な出会いと戦いを描いている。

ファンタジー×時代劇×ロマンスという3ジャンルを巧みに融合し、伝統美とミステリアスな世界観、そして胸を打つ愛の物語が絶妙なバランスで展開。重厚でありながらも親しみやすいストーリーが視聴者の心をつかんだ。

初回放送では9.2%の視聴率を記録し、最終回では全国11%まで上昇。韓国内でも高い関心を集めた本作が、ついに日本のテレビに初登場する。

従来の韓国時代劇とは一味違う、“現代的な感性”をまとった幻想ロマンスにご注目ください。

●キャスト:ユク・ソンジェ、キム・ジヨン、キム・ジフン、キム・イングォン、ハン・ソウン 他
●Filmarks評価/コメント数:★3.9/55件
●日本放送情報:KNTV/2025年9月13日(土)スタート
【本放送】毎週(土) 午後8時~午後10時30分 ※2話連続

『猟奇的な彼女』(SBS/2017/全16話)

5作目にご紹介する作品は、伝説のラブコメ映画が朝鮮時代を舞台に生まれ変わった時代劇版『猟奇的な彼女』。

2017年に韓国SBSで放送された本作は、チュウォンとオ・ヨンソの共演によって、名作映画のエッセンスを残しつつも、まったく新しい魅力を放つドラマへと進化。舞台を朝鮮王朝時代に移し、「猟奇的」な王女と彼女に翻弄される頭脳明晰なクール男子のロマンスをコミカルかつ情感豊かに描いている。

恋愛、陰謀、そして成長。朝鮮時代という伝統的な舞台で繰り広げられる“あの彼女”の新たな物語が、視聴者の心を掴むこと間違いなし。伝統と現代感覚が絶妙に調和した異色の時代劇ラブコメとして、ぜひチェックしてみては。

●キャスト:チュウォン、オ・ヨンソ、イ・ジョンシン、キム・ユネ、ソン・チャンミン 他
●Filmarks評価/コメント数:★3.6/83件
●日本初回放送情報:アジアドラマチックTV/2025年9月14日(日) 午後8時~(追っかけ放送)

『王の顔』(KBS/2014~2015/全23話)

6作目は、“観相”をテーマに父と子の運命を描いた異色の時代劇『王の顔』をご紹介する。

2014年から2015年にかけて韓国KBSで放送された本作は、顔に現れる運命を読み解く“観相”を通して、父と息子の壮絶な王位継承争いと愛憎を描いた重厚なドラマ。

主演を務めたのは、これが時代劇初挑戦となるソ・イングク。朝鮮王朝第15代王・光海君を熱演し、演技力の新境地を切り拓いた。

「王になってはいけない顔を持つ王」と「王にふさわしい顔を持つ息子」という、運命に翻弄される父子の対立は、政治的緊張感と人間ドラマを兼ね備え、観る者を惹きつける。

観相という新鮮な視点を取り入れた本作は、単なる歴史劇にとどまらず、“運命”と“選択”の物語として視聴者に問いかける作品に。

全国最高視聴率9.1%を記録し、多くのファンに支持されたこのドラマは、時代劇の中でも一風変わったテーマ性が光る一作だ。

●キャスト:ソ・イングク、イ・ソンジェ、チョ・ユニ、シン・ソンロク、キム・ギュリ 他
●Filmarks評価/コメント数:★3.6/77件
●日本初回放送情報:アジアドラマチックTV/2025年9月19日(金) 午前6時~(追っかけ放送)

『コッパダン~恋する仲人~』(JTBC/2019/全16話)

7作目は、ラブコメディ時代劇『コッパダン~恋する仲人~』をご紹介。

2019年に韓国JTBCで放送された本作は、花のように美しい“花美男”たちによるお見合い仲介集団「コッパダン」が、王や庶民の恋をめぐって奔走する胸キュン時代劇。主演はキム・ミンジェ、ヒロインにはコン・スンヨン、さらにソ・ジフン、ビョン・ウソクなど、華やかな若手俳優陣が顔を揃えた。

仲人業を営む“恋のプロ”たちと、男勝りなヒロイン、そして王宮の中で初恋を貫こうとする若き王が繰り広げる“縁談詐欺プロジェクト”は、時代劇でありながら軽快なテンポと現代的な感覚がミックスされた新感覚のラブコメディに仕上がっている。

特に“目の保養”とも言える俳優陣のビジュアルと、時に切なく時にコミカルな三角関係が多くの視聴者の心をつかみ、現代女性の共感を呼ぶ要素が満載。時代劇が苦手という方にもおすすめできる、軽やかでときめき溢れる一作ではないだろうか。

●キャスト:キム・ミンジェ、コン・スンヨン、ソ・ジフン、ビョン・ウソク、コ・ウォニ 他
●Filmarks評価/コメント数:★3.5/166件
●日本初回放送情報:ホームドラマチャンネル/2025年9月19日(金) 深夜0時15分~

『奇皇后 ふたつの愛 涙の誓い』(MBC/2013~2014/全51話)

8作目にご紹介する作品は、激動の時代を生き抜いた“高麗の女”の愛と権力闘争を描いた大河ロマンス『奇皇后 ふたつの愛 涙の誓い』。

2013年から2014年にかけて韓国MBCで放送された本作は、東アジアの覇権を握った「元」王朝の歴史にその名を刻んだ高麗の女性・奇皇后の数奇な運命を描いた超大作時代劇。

主演を務めたのはハ・ジウォン、チュ・ジンモ、チ・チャンウクという実力派俳優たちで、圧巻の演技とスケール感のある映像美が話題を呼んだ。

視聴率も最高29.2%を記録するなど、名実ともにその年を代表する大ヒット作となった本作は、韓国ドラマの枠を超えた歴史エンターテインメントとして、今なお多くのファンに語り継がれている。

●キャスト:ハ・ジウォン、チュ・ジンモ、チ・チャンウク、ペク・ジニ、イ・ムンシク 他
●Filmarks評価/コメント数:★4.2/471件
●日本初回放送情報:アジアドラマチックTV/2025年9月22日(月) 午後3時30分~

『太陽を抱く月』(MBC/2012/全20話)

最後は、記憶を失った巫女と若き王の運命的な愛を描いた、珠玉の宮廷ロマンス『太陽を抱く月』をご紹介する。

2012年に韓国MBCで放送された本作は、架空の朝鮮王朝時代を舞台に、愛し合いながらも引き裂かれた男女が運命に導かれるように再び巡り合う、切なくも美しい愛の物語。

主演には、ハン・ガイン、キム・スヒョン、チョン・イルという豪華キャストが集結した。

放送初回から18.0%という高視聴率を記録し、回を追うごとに人気は加速。最終回では驚異の42.2%という全国最高視聴率を達成し、社会現象とも呼ばれるほどのブームを巻き起こした。

脚本、演出、俳優陣の演技すべてにおいて高い評価を受けた本作は、「第48回 百想芸術大賞」など多数の授賞式で栄誉に輝き、時代劇ファンのみならず韓ドラファン全体を魅了した名作として、今もなお語り継がれている。

●キャスト:キム・スヒョン、ハン・ガイン、チョン・イル、キム・ミンソ、ソヌ・ジェドク 他
●Filmarks評価/コメント数:★4.2/1010件
●日本初回放送情報:チャンネル銀河/2025年9月26日(金) 午後2時30分~午後4時

(ライター/ダンミ 編集部)

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